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心に春風が吹いた日

 今月のはじめに、川島小鳥さんの写真集「未来ちゃん」を書店で購入しました。写真集のコーナーに何気なく立ち寄ってみたら、魅力的なものが沢山ありました。でも1番引き寄せられたのがこの未来ちゃんでした。表紙の女の子、ムシャ!とハムエッグ(?)を食べていてすごくいい。家に帰って、うわー、とかうふふ、とか言いながら全部の写真を見終わると、とても満ち足りた気持ちになっていました。小説や詩集が好きで、集めてきましたが、写真という言葉のない表現との出会いはとても新鮮で、新しい感情の体験でした。私の目の前でなにかがはじけて、風が吹き抜けたような感覚がありました。ポジティブなパワーをこの写真集からもらって、本当に元気になりました。その次の日の夜に、川島小鳥さんの最初の写真集である「BABYBABY」を購入しました。これは何日か後に届きました。この写真集もほんとうに素敵だった。せつなくてあたたかい、くすぐったい気持ちになるような写真集でした。
 それから写真に興味を持って、家族にその話をしてみたら、私の祖父のもう使わないカメラがあるから、それを使ったらいいと言われました。家族総出で家の中を探しましたが、レンズしか見つかりませんでした。
 それから数日経ち、今日突然父が現れ、カメラを買ったよ、と言いました。めちゃくちゃ驚きました。話を聞くと、祖父のMNOLTAのレンズが使えるカメラを中古で買った、ということでした。祖父のレンズは3種類あり、私はまだよく分からないのですが、近く用、遠く用、普通用、という感じらしいです。試しにカメラを持ってみると、その重量感がカメラを持っているという気持ちになってそれだけでもうはしゃいでしまうぐらい楽しかったです。何枚か写真を撮ってみて、カメラすごい!たのしい!という気持ちです。これからこのカメラと、たくさんの思い出をつくりたいと思います。写真という表現と出会い、今日カメラを手に入れ、新しい毎日が始まります。本当にわくわくしていて、いま勢いでこの文章を書いています。とりあえず写真、カメラについて何も知らないので、ビギナー向けの本を探しに、明日街へ出かけようと思います。

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