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【特集】6月のPRIDE月間って知ってる?

今日から6月になりますね!
6月は「PRIDE月間」ということで私たちも、いつもと少しNewsのジャンルを変えてお届けします。


プライド月間(PRIDE MONTH

毎年6月は、世界的な「プライド月間(PRIDE MONTH)」とされています。期間中は多様なセクシュアリティを称え、世界各地でLGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア)の権利について啓発を促すイベントやパレードが行われています。

プライド月間は、1カ月にわたって続くLGBT+の祝祭であり、抗議であり、政治活動です。大規模イベントや、レインボー(虹)をモチーフとしたアートや仮装、地元企業や団体の山車が参加する大きなパレードが行われることが多くあります。
パレードに加え、抗議活動やダンスパーティー、詩の朗読会、ドラァグ・ショーなど、さまざまなLGBT関連のイベントが開催されています。


プライド月間の原点

プライドの歴史、そしてLGBTの権利を求める活動の歴史は、1960年代後半にマンハッタンのゲイバー「ストーンウォール・イン」で起きた事件にまで遡るそうです。

このバーは、同性の客と一緒に踊っても嫌がらせを受ける恐れのない、珍しい場所として知られていた。当時、ゲイバーやナイトクラブに警察の手入れが入るのは、特にニューヨーク市やロサンゼルスのような大都市では珍しいことではなかったが、警察による暴力に発展することもあった。

1969年6月28日の早朝、警察がストーンウォール・インに踏み込んだ。しかし、このときの常連客は抵抗した。反乱の口火を切ったのは、25歳の誕生日を祝っていた黒人のトランスジェンダーの女性、マーシャ・P・ジョンソン(Marsha P. Johnson)さんだとされている。この「ストーンウォールの反乱」には数千人が参加し、その後5日間の暴動に発展した。

参照:https://www.businessinsider.jp/post-170024

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レインボーフラッグの理由

レインボーフラッグは、アーティストのギルバート・ベイカーが考案し、1978年6月25日にサンフランシスコで開かれたゲイ・フリーダム・デイ・パレードではじめて使われました。6月下旬におこなわれていることからも明らかなように、このパレードはストーンウォールの反乱を記念し、その精神を継承するものであるとされています。

ストーンウォールをめぐる「神話」の中にあらわれるジュディ・ガーランドは、ミュージカル映画『オズの魔法使』(1939年)で主役のドロシーを演じており、この映画中でもっとも有名な楽曲は「虹の彼方に(Over the Rainbow)」であった。ギルバートはこの曲を念頭において、ストーンウォールの反乱の継承を意図した旗を虹色にしたのである。

参照:
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20200609-pride-month-2020-1


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PRIDE(プライド)を祝うのはアメリカだけか?


日本ではLGBTQ+と聞くと「周りにいない」など自分自身とはどこか遠いことのように感じる人がまだまだ少なくありません。

しかし、日本でもニュースに取り上げられていることを目にした人もいるのではないでしょうか?

山谷議員は、「LGBT理解増進法案」をめぐる自民党の会議で「体は男だけど自分は女だから女子トイレに入れろとか、アメリカなんかでは女子陸上競技に参加してしまってダーッとメダルを取るとか、ばかげたことは起きている」など、トランスジェンダー女性に対する差別を助長するような発言をした。

また簗議員は「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」という趣旨の発言をしたことが報じられた。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210521/k10013044931000.html


この発言には大きな反発が起き、撤回と謝罪を求める今回の署名キャンペーンが立ち上がりました。5月20日夜に始まった署名は、31日0時までの10日間で9万4212人が賛同しました。


この声をしっかりと受け取っていただいて、
自民党として正式に対応をして欲しい

署名を立ち上げた有志らはと求めました。



日本でも広がるイベント


実は日本でも4月にイベントが開催されていました。


また、現在もIndeedが「We help people get jobs.」をミッションとし、LGBTQ+の人々を含むすべての人々が自分らしく働け、幸せにつながるような仕事が見つかる社会を実現していきたいと考え、さまざまな取り組みを行なっている。

『Indeed Rainbow Voice 2021』プロジェクト実施概要

実施期間:2021年4月23日~6月30日

プロジェクト内容:
1. LGBTQ+の人々の想いを「Rainbow Voice」として集める
LGBTQ+の人々を取り巻く仕事や職場、就職活動などにおける想いや悩み、意見等を「Rainbow Voice」として集める。

2. 社会で活躍しているLGBTQ+当事者や企業の担当者に相談できる「Rainbow Voiceオンライントーク」
2021年6月3日・4日、社会で活躍しているさまざまな立場の当事者や、ダイバーシティ推進企業の担当者およびダイバーシティ推進企業で実際に働く当事者が、トークパートナーとなり、LGBTQ+の人々の想いや意見を聴き、悩みに答える「Rainbow Voiceオンライントーク」を開催。


開催日時:2021年6月3日・4日 16:00-21:00
トークパートナー:5名

3. 誰もが違いを認め合い、互いを尊重しながら働ける社会の実現に向けて、LGBTQ+当事者と企業が話し合う「Rainbow Voiceアフタートーク」セッション
2021年6月下旬、LGBTQ+の人々から寄せられた声をもとに、トークパートナーの人々と共に、誰もが違いを認め合い、互いを尊重しながら働ける社会の実現に向けて話し合う「Rainbow Voiceアフタートーク」セッションを開催。



自分には何ができる?

LGBTQ+の人々が最も悩んでいるのは、「差別や偏見に関すること」だと、P&Gジャパンの調査(一般社団法人fairが協力)で明らかになりました。

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引用:P&G調査より 実際の「悩み」と非当事者の想像にはギャップがある


もしあなたがストレートなら「何もできない」なんてことはありません。


Ally(アライ)とは?

元々、英単語のAllyはAllianceの「仲間」や「同盟」を表す単語で、そこから転じてLGBT当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人を指すようになりました。最近では、LGBTに限らず障がい者や外国人といったマイノリティに対しても支援を表明しようと、アライという言葉を使うことがあります。


どうしたらAlly(アライ)になれる?

中には「自分はLGBTの当事者ではないのに、アライだと名乗っていいのか?」と悩む方もいると思います。

もちろん、「すべての人たちの価値観と向き合う」姿勢があれば、誰でも表明することが出来ます。逆に、表明をしなくても態度で示すことも可能です。


知識不足の現状

課題は、「アライ」として、実際にどう行動したらいいかわからない非当事者が多いことだそうです。

・「アライ」という言葉の認知率は7.7%
・考え方に共感するという答えは53.8%

一方、全体のおよそ8割、共感すると答えた人の中でも69.1%は
「『アライ』として特に具体的な行動はしていない」と回答
しています。


その理由として、共感する層でも43.8%が「身近にいない」、40.3%が「自分に何ができるかわからない」と答えています。


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引用:P&G調査より 「職場」が最も苦労を感じるコミュニティ


およそ10人に1人はLGBTQ+であることが日本の統計で明らかになりつつあります。そのため、「身近にいない」と回答した人も、まだ見えていない、あるいは気づいていないだけという可能性が高いと言えます。


LGBTQ+だけでなく「マイノリティ要素」は誰にでもあるという考え方から、他者への共感・想像力を養う効果をみにつけていく必要がありそうですね。



さいごにセクシュアリティは何通りもの組み合わせがあります。これまで触れてこなかったひとも、潜在的に自分を見つけるきっかけに下記の診断をリンクしておきます。興味がある方はぜひ一度試してみてください!

anone,
https://anone.me/




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