期待値稼働の末路(回転単価)

最近は、期待値稼働が染みついてきてヤバいなと思い始めましたので、そのことについて書こうと思います。

以前の期待値稼働

以前は「機械割105%以上」とか「狙い目ボーダーG数以上」とかだと勝てるということだったので、それを真似して稼働してました。
時給とか期待値とかの意味は知っていましたが、特に気にせずに稼働してました。
期待値を積むという考え方があんまり分かってなくて、朝一チバリヨ5チェリー狙いも、ハズレればハズレるほど期待値がたくさん積めて、「収支はバリバリマイナスなのになんで期待値だけたくさんプラスになるのだろう」と不可解に感じていました。これについては別記事「収支と期待値で書いたように、収支も積んだ期待値もトータルで考えるべきではなく、平均で考えるべきで、「平均すればいつかは必ず同じになる」ということを今は理解しています。
他には、Aタイプを閉店前まで打っていた時、閉店5分前とかにBB当選したら0G即ヤメして「1Gも回さずに(コインを減らさずに)取り切った」と満足げに帰宅していました。
しかし、ベテランの方からすれば「青いな」ということが分かると思います。特にAタイプでコゼ6をツモったなら、「閉店直前まで1Gでも多く回して打ち切る」のが期待値稼働の正解だと思います。

現在の期待値稼働

現在は、時給や回転単価で考えるようになりました。特にAタイプは完全に回転単価で考えています。

回転単価

よく打つハナハナホウオウ天翔を例に説明します。ハナハナホウオウ天翔の機械割と回転単価はこちらです。
設定1:97% ⇒回転単価:-1.8円
設定2:99% ⇒回転単価:-0.6円
設定3:101%⇒回転単価:+0.6円
設定4:103%⇒回転単価:+1.8円
設定5:106%⇒回転単価:+3.6円
設定6:109%⇒回転単価:+5.4円
※回転単価=3枚×(機械割-1)×20円
※貯メダル遊技&等価交換とする

回転単価とは1回転あたりの期待値のことです。スロットは、1時間で約800回転回すことができますので、時給を求めたい場合は、回転単価を800倍すれば、時給になります(例:天翔設定6の時給は約+4320円)。

回転単価で考えると、私が以前「天翔コゼ6を打っていて閉店5分前にBB当選して0G即ヤメした」ことは残りの5分間で67Gくらい回せて、期待値+361.8円(67G×5.4円)を積まなかったということになり、それだけ損したことになります。
このため、現在は、損することが無いように、時間があるときは必ず1Gでも多く打つようにしています。
また、仮に閉店残り5分で当選しなくてメダルを損したとしても、「1Gあたりの収支の平均は積んだ期待値の平均(天翔6なら5.4円)に近づいていく」という事実がありますので、今日だけでなく、別の日に何度も天翔設定6を打つことを想定して「正しい打ち方だった」と理解するようにしています。
期待値稼働はその日の結果は関係ありませんからね。平均として勝手に収支結果がついてくるのです。これは本当なので、皆さんも実践してみることをお勧めします。
なお、「今日だけでなく、別の日に何度も天翔設定6を打つことを想定」という考え方は他のすべての台に当てはまります。最近はチバリヨや沖ドキduoでハマってマイナスなときもこの考え方で乗り切っています。

期待値稼働の末路

Aタイプを打っていて回転単価で考えることは、まあ普通と言えば普通なのですが、私の場合は、すべて天翔設定6の回転数として考えがちになってきたのでヤバいと思い始めました。

例1

メダル1枚は20円ですから、
・メダル1枚拾ったら天翔設定6を約3.7G回したのと同じ

例2

1000円46枚貸で1000円現金投資したら4枚(80円)損するので、
・現金投資した4枚(80円)を取り返すには1000円投資するごとに天翔設定6を約14.8G余分に回さないと取り返せない

例3

他には、私が行くホールは来店ポイントが1ポイント必ず付くのですが1ポイント=20円くらいですので、
・来店したら天翔設定6を約3.7G回したのと同じ
・8ポイントでペットボトルもらったら天翔設定6を約29.6G回したのと同じ

このように、明らかにヤバくなってきたので、この考え方はやめないといけないな、と思うこの頃です。
ただし、天翔でスイカをこぼすと6枚(120円)損してしまい、これを取り返すには持ちメダル遊技で天翔設定6を約22.2G余分に回さないといけなくなるので、この考え方はあった方が良いと思います。
ちなみにプレミアムハナハナのときはスイカは10枚(200円)だったので天翔設定6を約37.0G余分に回さないといけなくなるという計算になります。

回転単価で考えること

なんでも回転単価で考えることは、小学生がなんでもうまい棒やチロルチョコで換算して考えることと似ていて、良くないなと思いますが、良い面もあります。

カマを掘られても気にならなくなる

Aタイプ

以前はジャグラーとかハナハナとかでヤメるかどうか悩んで結局ヤメた台でカマ掘られたときは「失敗した」と悔やんだものですが、最近はそこまでは思わなくなりました(多少は思うところもありますが)。
回転単価で考えれば抽選は毎G独立で行われているので自分がずっと打っていたとしてもカマ掘った人と同じ結果にならないからです。
また、回転数が浅い状況で設定6を捨てたこともありますが、最近は「浅い回転数で設定6を狙うと大半は低設定を打たされる」ことを知っていますので、「設定6も含めて別のお客さんに台を育ててもらう」という考え方です。Aタイプはすぐに見切って開放するようにしています。バキバキのときだけ継続して打つようにしています。

チバリヨ

チバリヨも以前はチェリー10個まで追うかどうかで悩んで、チェリー5個でヤメてから別のお客さんにチェリー10個で完走されたときは萎えましたが、今は考え方が変わりました。
私はチェリー10個はそんなに期待値がないことは知っており、さらには「その完走も含めて期待値が低い」ことを知っているため、以前ほどは萎えなくなりました(少しは萎えますが・・・)。
実はチバリヨにも回転単価の考え方は有効です。
ご存じの通り、チバリヨは10G前後までが最もアツく、その後、徐々に冷えていきます。これは回転単価の高低の関係と全く同じです。チバリヨの回転単価は、チェリー1~5個は高く、チェリー6~10個は高くないのです。
チェリー1~5個までの高い回転単価のゾーンを打ち切っていれば期待値稼働としては十分期待値を積んだのですから、チェリー6~10個の回転単価の高くないゾーンまでは回す必要がありません。チェリー10個でカマを掘られても気にする必要はないのです。なぜなら期待値稼働に結果は関係ないからです。

まとめ

なんでも回転単価で考えるのはヤバいですが、スロットを打っているときは回転単価で考えることをお勧めします。AタイプでもAT機でも、なるべく回転単価で考えることにより、より適切に狙い目ボーダーを決めれたり、適切にヤメることができるようになると思います。
その結果、積んだ期待値の平均として勝手に収支がついてきます。これは本当なので、皆さんもお試しください。なお、平均は1Gでも1台でも1時間でも1日でも1月でもどんな区切りでも構いません。

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