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#お金について考える。メーカー公式の機械割とホールの出玉率について。

機械割はパチスロを制作する“メーカー”がコンテンツ(昨今ではほとんどがアニメ版権ですが)やゲーム性にあった機械割で設計します。メーカー側からすれば、機械割が高い機種を世に出した方が、ユーザーから人気を集めますので、機械割を高くする設計をしています。

だからといってすべての機種に対して119%の機種(6号機では116%以下)をつくるわけではありません。先日の記事でも触れましたが、ホールにおいて119%の機種には設定は入ることはありません。最大の魅力である最高設定が使われないとなれば本末転倒。また、119%の機種だけになってしまってはスロット全体のバランスを考えると意味がありません。105%〜119%の機械割のパチスロが混在するからそこ、パチスロは面白いと個人的には思います。

現在、ホールで人気を集める「ゴッドシリーズ」「バジリスク絆」「魔法少女まどかマギカ」はゲーム性はもとより、それを最大限に活かす機械割に設計されているので、ホールも使いやすく稼働が長く続いているのです。

例えば、ゴッドシリーズは119%が前提です。これが115%あたりになってしまったら、ここまでの稼働にはなっていないでしょうし、まどマギは116%ですが、これが119%だったら、違う挙動になり稼働はつかなかったハズです。

メーカーの開発者はゲーム性・機械割のバランスに神経を使ってパチスロを作り、世のスロッターを楽しませているのです。その仕事ぶりには、いちユーザーとしてただただ感謝しかありません。

機械割の高い機種をつくるにはリスクが伴います。というのものパチンコ(パチンコ)を販売するためには検査をうけなければなりません。“保通協”という機関があり、ここでの検査でOKが出ないことにはパチスロ(パチンコ)は世に出ません。もの保通協への検査には費用がかかるのですが、1回の検査で200万かかると言われています。それは、検定に受かる・受からないに関わらず1回につきかかる費用と聞き及んでいます。

6号機への時代が変わってからは、私も知識がないのですが、5号機時代においては機械割119%は検査が通りにくいと言われていました。多い時には10回持ち込んでも落ちることもあるという話も。10回検査を受けるだけで既に2000万も費用が・・・それで販売にまで進められれば、まだいい方ですが、検定が通らず販売が後伸ばし、最悪検定に通らなかったら・・メーカーにとっては死活問題になるでしょう。

言い換えれば、機械割の低い機種は、上記のようなリスクを最低限に抑えることができますので、メーカー側が119%機種を(あまり)持ち込まないという側面もあります。

ですが、先述したように機械割が高い機種の方が人気が出やすいのは間違いありません。とはいえ、119%機種は持ち込みにくいので、できるだけ高い機械割(115〜116%あたり)で出す訳ですが、必ずしもホールではその通りの数値になることはありません。

メーカー発表値の機械割から若干数値が劣ります。これには理由があるのですが、詳細は次回の記事にて。。

ですので、メーカー公式の機械割がそのままホールでの出玉率になるわけではなく、若干劣るということを覚えておいてください。


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