この度の台風15号で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
ライフライン、インフラの一日も早い復旧をお祈りいたします。

9月8日（日）に開催された第7回文学フリマ大阪にて、HYDRAブースにお越しくださった皆さま、誠にありがとうございました。

台風直撃じゃないのか、本当に中止にならないのか、開催数日前になってにわかに騒然となりましたが、当日起きてみれば窓の外は突き刺さるような青空、身支度をして玄関を出た瞬間の空気、これはやばいと思いながらマンションを出た途端に家族づれの中国人観光客のお父さんに中国語で話しかけられ流石に中国語はわからねえよと逃げ出しかけたものの、流石にそれはわからんやろうと察した娘さんが割って入ってくれてgoogle mapを見せてくれ、ようやく道を聞かれていることに気づくスタートになりました。なぜか日本人外国人問わず道を聞かれることが多い人生でいつもならまどろっこしいので即follow me!で連れて行くことが多いのですが今日ばかりは荷物も多いなか連れて行く時間もなく、英語で説明したものの娘さんの方も明らかにわたしの英語にピンと来ていない顔で、果たしてちゃんとたどり着けただろうかと今でもちょっと気がかりです。

さて会場に着く頃には汗みずくの人間ではない何か別の生き物と化していたわけですが会場に入った途端、いろんな人が設営に動き回っている光景に緊張が爆発し、ここでまた一段と何か別の生き物にスイッチが切り替わる感覚。会場アナウンスが聞こえなくなるまでイヤホンの音量を上げ爆音で菅田将暉を流しながら、それなりに良いお値段で買ったワイドパンツで平気で机の下をくぐりまくり引きずりまくり、無心で設営。本当に会場直前までずっと菅田将暉聴いていました。もしかしたら知らぬ間に無視した人いるかもしれない。

そう、みなもとはなえさんとの合同誌である新刊『ひとりで生きても誰かと生きてもしんどいときはしんどいし楽しいときは楽しい』前日まではこんな感じで告知していました。

すごい差だ！
蛍光ピンクがまさかこんなに強烈な色だとは思わなかった。そこに表紙用にチョイスしたミランダスノーホワイトのキラキラが合わさって凄まじく強烈なインパクトのある表紙になってしまいました。ブースの半分が蛍光ピンクで埋め尽くされるとはなんて目立ちたがりなんだ！

しかしこの色が目を引いてくれたのか、たくさんの方が立ち止まって手に取ってくださったり、お知り合いの方々にも「すごい可愛くなりましたねえ」とたくさん好評をいただいてとても嬉しかったです。
おかげさまで予想以上の方にお求めいただくことにもなり、イベントが終わる頃に改めて自分のブースを確認して「もうこれだけ！」という嬉しい驚きでした。事前にwebカタログをご確認くださった方、見本誌コーナーで偶然手に取ってくださった方、ブースにふらりと立ち寄ってくださった方、皆さま本当にありがとうございます。お楽しみいただければ幸いでございます。

SNSでは長くつながっているけど実生活では文フリでしかお会いしない方々、今回もお会いできて嬉しかったです。皆さまお元気そうで良かったです。また、わざわざ差し入れを持ってお越しいただいた方々、本当にありがとうございました。少しずつ美味しくいただいております。毎回思うけど、差し入れを持って行こうと思えるそのお心がすごい。わたしはそこまで頭が回ったことがかつてあっただろうか（いやない）色々と淡白、薄情な人間ですみません。
すみませんといえば、こちらがお釣りを用意できず、わざわざお金を崩してから戻ってこられた方、本当に申し訳ありませんでした！戻ってこられたときは申し訳なさと感動が入り混じってすごい気持ちになりました。ありがとうございました、わたしたちの本がその甲斐があったと思っていただけるほどのものであることを願うばかりです。

新刊『ひとりで生きても誰かと生きてもしんどいときはしんどいし楽しいときは楽しい』は現在はなえさんとも相談し、近日中に通販をオープンできるよう調整中です。きりもはなえさんも次回イベント参加予定が確定しきらないところでございますので、お越しが叶わなかった方、ぜひご検討いただければと思います。

きりの今後の活動予定ですが、未定ですとしか言いようがないのですができれば来年以降も大阪を中心に、細く長く続けていけたらと思っております。新刊内のはなえさんとの対談でもお話したのですが、できればあと少し頑張って長編をまだ数本完成させたい気持ちもありますし、できる範囲で公募にも出していきたいと思っています。自分のことすら何がどうなるかわからない毎日ではありますが、また来年以降もどこかでお会いできれば幸いです。このnoteも引き続き動きますので、また気が向いたときに覗いていただければ嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

20190911 キリチヒロ

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