20181116(Fri.)ハロー、イス

先々週に壊れたイスについては月曜日に新しいイスがやってきて、晴れてイス難民からは解放された。新しいイスは真っ黒で肘掛もついている。もとはグレーだったのかもしれないけれども一体何年に渡り酷使され続けてきたのか、本当にグレーだったのかどうかを誰も覚えていないところまで来てしまったあのイスは解体されて業者さんが持って行ってしまった。グッド・バイ。
新しいイスは快適だ。座面も背もたれもふかふか。座りながら移動してもキィーーーなんて音は立てない。ますますわたしは立ち上がらなくなっていく。

月曜日から始まって、金曜日を迎える頃にはくたくた。服もくたくた。顔もくたくた。化粧ばかりが濃くなっていく。気持ちが派手になっているからとかそういうことではなくて、頭が疲れているから加減がわからなくなっているだけだ。目がよく見えていないのかもしれない。

日曜日に髪を切った。新しい髪形はマッシュボブの下に襟足ウルフをくっつけたような、取り立てて目立つほどの形ではないがよくよく見ると奇妙といえば奇妙な髪型である。近頃レイヤーの波が来ている、去年も来ている、今年も来ている、そして今、最先端はこの髪型なんですと美容師さんは力説していたが、ほーんという感じでされるがままだ。毎回だ。
街歩いてもこの髪型してる人たぶんまだ数人くらいしかいてないですよと言われたけれど、正直、わたしがこの髪型の人とすれ違っても気づけないと思う。
毎回、美容院に行ってもほーんという感じなので、そんなつもりはなくても年中奇妙な髪型をしているのかもしれない。

「炎上」という言葉に慣れてしまうとかつて「炎上」に該当するような出来事のことをどうやって言い表していたのかわからなくなっており、仕事で作っている、ほぼ趣味のようなまとめ資料にもふつうに「炎上」というワードを使っている。「非難の的になる」とか「批判殺到」とか、そういう感じだろうか。だけど「炎上」はそれも含めた上で、もっと大きく賛否両論燃え上がっているからまさに「炎上」なわけで、使い勝手のいい言葉に流されまくるのも程ほどにしたいなあと思いつつ(個人的な最たる例は「エモい」なのだが)「炎上」はやっぱり、まごうことなき「炎上」だなあと感じる。

小説に取り掛かると何もかもがいっぱいいっぱいになる。すぐに。
朝活それ自体はぜんぜんいいこと、だらっだらなわたしの生活習慣のなかでもただ唯一人に自慢できるこの朝活、ぜんぜんいいことなのだけど小説を少し進めてから出社したらその時点で閉店というか、もう仕事に使える頭が残っていない。会社員としてもそうだけど生活としても本末転倒だと思う。

かつて金曜日とは土日を控えて嬉しい日であったはずなのに、平日×5の疲れを抱えて一刻も早く帰りたい日にいつしか変わっていてこれが年を取るということかと(ちがうかもしれないけど)
朝起きても真っ暗だし、定時を迎える頃にも真っ暗だし、さむいし、一体どうした? と思ってしまうけれどそれもそうだもう11月も半ばを過ぎた。秋どころか、確実に冬に片足は突っ込んでいる。
ずっとずっと夏だと思っていて、ずっとずっと暑い感覚でいたのに、ていうかほんとに、あんなに暑かったのに、どこ行ってしまったんだろうか。
あの暑さは永遠に続くのだと思っていた。でもなにもかもは始まったからにはいつか終わる。
それにしても9月の台風でなぎ倒された街路樹、とりあえず歩道の脇に寄せてはいるけど未だひっくり返ったままのやつがいて、一体どうするつもりなんだろうか大阪市。まさかあの木は忘れられてしまっているのだろうか。立派な太さがある木なんだから、せめて薪にくらいはしてあげてほしいと思う。

しいたけ占いが言うことには今週のふたご座のミッションはあったかいものを食べることらしい。
ほーんそんならスープストックにでも行こうかなと思ったけれど、スープストックのために人ごみにもまれて梅田に出るのか? スープストックと人ごみのやばさを天秤にかけて、それでもスープストックは勝てるのか?

#日記 #diary

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