見出し画像

活版印刷ワークショップ【パータン〇〇市202303編】

2023年3月12日、パータン〇〇市(まるまるいち)に活版印刷ワークショップで出店しました。パータン〇〇市は鳥取県倉吉市のパープルタウンで、毎月第2日曜日に開催されているイベント。昨年7月以来、2回目の出店でした。会場は新しくできた2階催事場。いろいろなジャンルのお店が並び、楽しい空間になっていました。県外からの出店も多くあり、自分自身がお客さんとしても楽しめました。

今回のワークショップは、手漉き和紙のしおりに好きな言葉を活版印刷するという内容でした。昨年9月に鳥取県鹿野町で開催された「週末だけのまちのみせ」に出店した際、好評だったワークショップで、またどこかでやってみたいと思っていたメニュー。今回も参加されたみなさんに楽しんでいただくことができました。

活版印刷機の準備OK

同じようで形や厚みが少しずつ違う手漉き和紙のしおり。好きなものを2枚選びます。直感で選ぶ人、じっくり選ぶ人、人それぞれ。

かみんぐさじ製の手漉き和紙のしおり

次に、しおりに印刷するお気に入りの言葉を下書きします。下書きが終わると、活字拾いです。

思い思いの言葉が生まれます

選んだ活字を版に組んで印刷機にセットして、いよいよ印刷。手動の活版印刷機で一枚一枚印刷します。そして、自分だけのしおりの完成です。みなさん思い思いのしおりを作られていました。中には活字で文字遊びをした、おもしろ作品もありました。頭を柔らかくして、いろいろ楽しめますね♪

おもしろ作品♪

今回の出店中、こんなことがありました。来場されていた方から、手動式の活版印刷機を譲っていただくことに。自宅に使用されていない活版印刷機があり、必要であれば譲りたいとのお話でした。その方のお父様が使用されていたもので、今は使い手がいないとのこと。
 予想もしていなかったお話だったので驚いたのと、活版印刷つながりで何だかうれしくなった出来事でした。

今回の出店も楽しく過ごすことができました。活版印刷体験に参加された方、来場された方、同じく出店されたみなさん、主催者のみなさま、ありがとうございました。

これから、今年のイベントシーズンが始まります。活版印刷体験を一人でも多く楽しんでいただけるように、またどこかに出店します!

最後まで目を通していただきありがとうございました。

【関連情報】
因州和紙伝承工房かみんぐさじ
 ワークショップでは、鳥取県佐治町の和紙工房かみんぐさじさんに作っていただいた手漉き和紙のしおりを使用しました。
株式会社築地活字
 ワークショップでは、築地活字さんのひらがな活字を使用しました。
株式会社朗文堂
 ワークショップでは、活版印刷機Salama-21Aを使用しました。
紙創庵
 紙創庵製の手製本ノートやご朱印帳などの展示販売もしました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?