仮想通貨の意味を考える

仮想通貨が再び盛り上がり出してきましたので、仮想通貨について考えます。

仮想通貨が投機であるとか、怪しい等の批判に晒されることが多くなってきていますが、一旦リセットして考えてみると、仮想通貨の本質はどのようなものなのでしょうか。


そもそも仮想通貨というものは、ブロックチェーンと呼ばれる技術から生まれた新たなテクノロジーでありイノベーションを通じて送金や決済など金融取引の利便性を向上するものです。


それも世界中どこでも為替レートに影響されることなく使え、尚且つ安全というものであったはずです。
その情報のみ聞けば、利便性や将来性を期待する事でしょう。


しかし、そうならない事には投資という側面があるからに他なりません。


仮想通貨と切っても切れない関係にあるのが投資という側面です。


今の段階では、仮想通貨は実需までこぎつけておらず規制の度に価値が乱高下をしている事をみると殆どが投資目的での取引であることが分かります。
ギャンブル性が否定できないことが、仮想通貨が批判される要因となっています。


そして、仮想通貨というものの実態がなく「仮想」という曖昧な印象もイメージとしては決して良くはありません。


しかしながら、日本では通貨としても認められてるとも言えます。その根拠として、仮想通貨に対して、改正資金決済法が施行されているからです。


改正資金決済法はしばしば、改定されていくものですが昨年4月の施行前の直近の改定は平成22年。平成29年4月は仮想通貨の定義や、仮想通貨交換業者に関してでした。

この仮想通貨交換業者についての登録性を導入しましたが、みなし業者の営業容認を続けていたために誤算と混乱が表面化しました。


仮想通貨の投資の側面というところも大きな魅力の一つではありますが、取引所の信頼によって成り立つ部分でもあります。取引所はもはや信頼されていないとまで言われますが、仮想通貨を取得するには取引所なしでは厳しいのが現実です。


チャートの上でも取引所の信頼回復は、必要不可欠な要素となります。


仮想通貨が流通するには、まだまだ問題が多く存在します。


通貨として活用されるには、価格変動をもっと抑える必要もありますし広く周知され、個人の仮想通貨に対する知識も必要となります。


単に電子マネーのような形で流通していけるわけではありません。
しかし、活用されると便利であることは間違いありません。


日本では銀行口座を持っている事は当たり前ですが、世界的に見れば40%しか銀行口座を持っていません
仮想通貨が広く活用されだすと銀行が不要になると言います。


スマホさえあれば、仮想通貨は利用する事が出来るのです。スマホがあれば何でもできるです。


世界ではパソコンの普及よりもスマホの普及率の方が上回っており、銀行口座を殆ど持っていない発展途上国でもスマホの普及率は100%に迫ると言います。


浸透さえすれば、どの法定通貨よりも利便性が高く安全です。


安全という事は、法定通貨は国が破綻すればその国の法定通貨の価値は失われてしまいます。

しかし、仮想通貨は国に依存することなく世界共通の価値があります。まさに金(ゴールド)のようなものなのです。


財政難の国の国民こそ、仮想通貨は必要だといえます。
ベネズエラが仮想通貨を発行していますが、世界初のケースで法定通貨の代替のような使い方。これはこれでどうなるのか気になりますね。

仮想通貨に関して様々な見られ方があるとは思いますが、純粋にその技術で出来る事については魅力的という事です。


そこに行きつくまでが一筋縄ではいかないことは言えますが、世界共通通貨。これだけで世界が広がるような気がします。


グローバル化が進んでいるようで、停滞している昨今。


仮想通貨は世界のグローバル化を間違いなく推し進めていきます。

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