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【外構・駐車場作りのDIY】インターロッキング

一昨年に家を建て替えた際に、DIYする部分が多くありましたと言いましたが、外構工事もその一部となります。


建物を作るのは大工さんになりますが、外構は大工さんの領域ではありません。
ですので、大工さんの工務店も外注することが殆どではないでしょうか。


大工さんと言っても、家を建てる大元にすぎませんので水道は水道の、電気は電気の、そして外構は外構の専門家が工事期間中は登場するものです。


因みに、外構工事は様々な重機や器具が登場することが多いので、プロに頼むとかなりの費用が掛かってしまいます。


駐車場や庭で比較的難易度の低いインターロッキング


インターロックは基本的には洋風建築に合うものですが、種類も豊富なため和風建築にも馴染んだりします。


色の組み合わせでアレンジも可能ですし、センス次第ではプロ業者に負けない出来栄えになる事も十分にあり得ます。


特にインターロッキングが優れているところは、浸水性と耐久性。


多少ぼこぼこになってしまってもやり直しもできますし、妥協しても水だまりが出来ずらく、見栄えもミスが目立ちません。これが何よりの利点でしょう。


コンクリート施行なら、少しのミスで水たまりや見栄えが悪くなってしまいますので。

よくサイトではインターロッキングは難易度高いと書かれている事がありますが、経験してみると個人的にはコンクリート施行に比べて自由度や多少の妥協も出来ますのでこちらの方が難易度低いと感じました。


インターロッキングの材料


インターロッキングをしていく為には、インターロックさえあれば良いという訳ではありません。


インターロッキングしていくうえでも、乗せていく下地が重要です。


下地等の下準備さえしっかりすれば、インターロッキングブロックを乗せていくだけですので子供でもできます。


インターロックの構造はというと、
一番下地が砕石で二番目が砕砂(砂)、そしてその上にインターロッキングブロックとなります。


非常にシンプルな作り自体は難しい事は特にありません。
ですので、材料は…


砕石
砕砂(砂)
インターロッキングブロック

以上となります。


因みに、施行するうえで必要(あれば便利)な器具は…


スコップ
トンボ
プレートコンパクター
サンダー(石切り)


この辺りがあれば、充分に施行していけます。


重要なのは下地作り


先にも申しましたが、インターロッキングで重要な事は下地作り。
作業中、心が折れるのであればここでしょう。


インターを敷き詰めだしたら楽しいですし、すぐに終わりますので。
下地で注意する・苦労することは、高さ調節です。


砕石は高さ3㎝ほど敷き詰めたいですし、砂の層も出来れば3㎝ほど欲しいです。


そこにインターロッキングブロックの厚みが来ますので、10㎝を超える厚さ分の穴を掘るところから始まることが殆どです。


写真のリブブロックは、サンダーで縦に少し切断し段差をつけて、その上にもインターロッキングをする設計をしました。


本来の工程では砕石を敷き詰めますが、地盤の石の具合を確認したところ…
なんだか行けそうだったので、砕石を敷き詰める工程を省き砕砂をぶちまけるところからスタートしています。


砕石工程カットのおかげで、穴掘りという地獄の作業からも逃れる幸運も手にしました。


という事で、砕砂はとんでもない量が必要だったので大工さんのトラックを借りて山奥へ0.5立米?の砕砂を購入しに行きます。

持ち帰り、1部をぶちまけた写真です。


砕砂を敷き詰めインターロッキングブロックを乗せる


砕砂を丁寧に調節して敷き詰めていく事が、何より重要です。


ここで、下地がボコボコであれば完成もボコボコになってしまいます。


プレートで叩きながら(転圧)、均していきます。

ある程度均して来たら一度シャワーで水をかけてあげると良いでしょう。


水をかけることで、砂が流れ浸透し隙間が少なくなり下地も固くなります。雨降って地固まるです。


高さは水平器と水糸を使い調整します。


写真の様に、インターロッキングブロック同士に水糸を巻き付けて高さを出すとしやすいでしょう。

この工程まで行くと、微調整しながらインターロッキングブロックを置いていくだけなので、作業は嘘のように早く終わります。

よく見ると少し凸凹していますが、歩いて引っかかると言うレベルではないのでDYIのご愛嬌という事で。


敷き詰めだしたら、もはや説明は不要。


最終地点で、ブロックの大きさが合わなければブロックをサンダーで加工するもよし、モルタルを流し込むもよしで、そこはお好みです。

完成はこのような感じです。


傾斜は建物から外に向かって作らないと、家と地面の角に水たまりが出来ますので注意が必要です。


また、作る予定地に雨水桝や汚水桝がある場合は、埋めてしまってもしっかりと場所が分かるように印をつけておくことをおススメします。


水のトラブルがあった際に剥がすこともあると思いますので。


最後に、インターロッキングブロック同士は隙間が出来ています。


そこに、砂時計の砂や海の砂のような細かい砂を箒で流し込んであげれば完成です。


まとめ


インターロッキングは、作業時間こそはかかってしまいますが時間をかければかけるほど美しい仕上がりになりますし、愛着も一入です。


実は、今回のインターロッキングブロックは前から使っていたもので家の建て替えの際に、庭で邪魔になり廃棄されそうになっていたものをキープしていたものです。


かなり年数は経ちますので、写真を見て頂くと少し色落ちがあります。


しかし、欠けているものも少なかったですし問題なく使えますので耐久性もかなりのものです。


場所を変えてそのままリサイクル出来る事は、かなり評価高めです。


アスファルトやコンクリート塗装に比べ、揺れなどによる割れなどに強いだけでなく見た目も損ないにくい事や、浸水性の高さなどの機能面も非常に高いです。


今回のインターロッキングDIYで掛かった費用は、砕砂とモルタルのみで8000円程。


本来業者に注文するのであれば、1㎡あたり1万円前後。
今回のインターロッキングの施行の広さは、


駐車場が長さ10mの幅が3m弱=30㎡弱
通路は長さ12mの1m=12㎡
合計約40㎡の施行となりましたので、金額にすると40万円。


つまり、DIYで約40万円の節約に成功しています。しかも、かなり良い出来栄えと自負するところ。


知り合いと道具を貸しだして下さった業者に感謝の気持ちでいっぱいです。


これは、かなりのパフォーマンスではないでしょうか。

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