今年も残り3ヶ月 振り返ってみる

個性心理学のリズムを活用した1年の計画

個性心理学を習ってからというもの、最初から自分のバイオリズムを把握することができるので、戦略を立てて1年を過ごす、ということができています。

個性心理学というのは、当たる当たらないは私は実際よくわかりません。
でも、自分を知りたくて悩んでいる人や、チームリーダーがチームワークをよくしたいと思っているけれど、なんとなくうまく行かない、共同作業をするときに、相手に思いやりの気持ちを持ったチームにする、というようなコミュニケーションに関する某化(なにがし)かには、やはり使いやすい体系になっているので、自分の仕事に役立つことと、人を分析したり研究したりする一環として興味があるので、マスターインストラクターの資格までとっていたりします。

自分としては、これひとつに傾倒しているわけではなく、その他にもたくさんの分析ツールをマスターしていてそのコレクションのひとつ。という感じで、それらを全部包括して自分なりの研究結果からオリジナルで相手に合わせて簡単に使えるものを提供できればいいなという手段を増やしているということに過ぎませんので、占い好きかといえばちょっと違う。
自然の真理・摂理に近づきたい・世界を知りたい、という興味の一環にハマっているものを全部吸収している、って感じです。

そうとはいえ、四柱推命を簡単に覚えやすくしたような個性心理学は、今まで知ってる中では一番簡単で整理されていて(自分の頭に)入ってきやすいので、(人にも説明しやすくわかりやすいので)最近はよく利用しています。

「焦燥」というリズムの中にある今年の私

それによると私の2019年のバイオリズムは10年で一周りするバイオリズムの中で一番エネルギー量の低い「焦燥」という時期にあたります。

正行運のほうだと
活動→浪費→調整→焦燥→投資→成果→完結→整理→学習

とリズムが順番良く流れていき、私の場合は、2016年に活動でなにか新しいことを始めたとして、昨年は「調整」で物事がスムーズに動き始めいい感じだったのが、今年は本当にそれでいいのか?という生みの苦しみ。夜明け前・嵐の前の静けさのような、ちょっと敏感でデリケートな気分になりやすい、なんなら今の自分の殻を「無理やり」にでも破ったりするために、考え込んだり、人とぶつかったりしやすい時期でもあるわけです。

普通であれば、あーあ、やる気がでない年なんだな、とか、悪い時期なんだー、と知っただけで凹むような時期ではあるんだけど、まあ、誰でも10年に1度はその時期がくることになっていて、大切なのはその時期に何をしていれば、エネルギーをうまく使って自分に役立つ1年にできるのか?ということを考えたほうが、絶対生産的なはずなのです。

そうすることで私の2020年からは「投資」「成果」「完結」とエネルギーが最高潮に上がっていき、2016年から始めたりしたことに、一連の成功を得る、という流れになるといいなという目論見です。

「焦燥」を乗り越えるためのポイント

○自発的にうごく
○人のせいにしない
○素直な心でいる
ということなんですよね。(テキストにそう書かれています)

さらに今年2019年の「日本という国のバイオリズム」(そういうのもあるんだそうです)に合わせた私の「焦燥」の過ごし方は、

「自分の得意分野を見出すことを最優先とし、スキルに変える」ことだと習いました。

2019年が「焦燥」の人の今年の目標設定


「自分の得意分野を見出すことを最優先とし、スキルに変える」
ひとまず今年は特に『素直さを忘れない』キーワードにも入っているので、素直に「得意分野」を見出すために「もともと得意な分野」を深堀りしてみよう。仕事に役に立ちそうな「新しい知識を再度入れ直そう」と思ったのが今年のはじめ(本来は2月4日からが2019年ということになっています)です。

今まではフリーランスでやっている仕事の量が多すぎて、なにか予定が立てにくいということもあったし、今後も仕事が増えていきそうな予感もありましたので、ここはどうせエネルギーが10年の中で一番低い時期だし、思い切って仕事を少し減らしてでも、なにかインプットすることを増やして、自分の中で新知識を体系化して「自分の得意分野を再度見直し、深堀りしよう」と決めたのです。

そこで、まず興味を持ったのがMBAです。ビジネススクール。
なぜいまさらMBAだったのでしょう?

なぜそんな今年にMBAに興味を持ったのか?

ちゃんと2年通って、知識を体系化し、1本筋を通してビジネスを再構築するのも手だなと考えました。

でもはっきりいえば、MBAはこれだけ多くのビジネスマンがすでにとっていて、そんなコンサルも多くて、実際のところその通りにしている結果がこの「閉塞感」のある現在の世界観です。

理論も大事だけれど、今は直感や感性、美意識をもっと大事にして「これが欲しい」という情熱がある人の熱量で作られたもの、産業とまではいかなくても小さく好きなことを突き詰めてしている人のほうが勢いがあるし、今の社会の流れにあっている。

私はどちらかというと原理原則は抑えつつも感性に則って、自分の感覚を信じて(氣持ち悪いことはしない。美しいことを選ぶ)生き方を選択をする、ということを40歳になった時に決めてしまったので、もう8年、そんなふうに生きています。

今あらためて調べてみると、40歳からこうしよう、と決めたことはすべて一回り前の「焦燥」の39歳のときに、こうやって落ち着いて振り返りをして決めたことを40歳の「投資」のリズムのときからスタートさせていることに気づいてちょっとびっくり。知らない間に私はバイオリズムに従って行動していると、また一巡りして同じことをしているということになるようですね。

話を戻して、MBAです。
今まで感覚頼みでやってきていたんだったら、MBAが今流行らないにしても、逆張りでその理論を学べば私には鬼に金棒になるはずだから、一度学びにいきたい、と考えつきました。

しかし2年通うのであれば本腰いれて「学習」のリズムの時に決めたい。
そして通うんだったら、APU(出口学長)がいいなと考えています。

では、MBAに近いことを単発でできるところはないかな?と調べてみると、筆頭に出てきたのが、早稲田大学ビジネススクールと日経ビジネススクールが共同で開発している「MBA Essentials」です。

これは、毎週早稲田大学で開催されているコンパクトにエッセンスがまとまった講義で、私も本で読んだことがあるような著名な、その道の第一人者のような教授が教えてくれるとある。

福岡から早稲田MBAに通うということ

福岡に住んでいる私としては東京に毎週通うというのは、交通費宿泊費用諸々、なかなかの出費です。

東京往復+1泊の料金一番安く見積もって35,000円くらい×4週間=140,000円、それを2ヶ月間→28万円…

費用もさることながら、毎週2日間仕事を入れられない、という時間の問題もあり、近場でいいかなあ。。。と思ったりすることもあったけど
(九州大学でも似たような講座は見つけることができる)

やはり、講師陣の魅力、内容の魅力はMBAエッセンシャルズがピカイチだったので、2週間に1回、どうしても行きたい授業に絞って行こう、と決めて「エイヤっ」と行動に移したのが、4月です。

4月に1回、5月に2回、6月に1回の8回中の半分の4回は受講することができました。

たまたま4月はクライアントの東京支社へ研修を頼まれていたこともあって、MBAの日に設定してもらうことができ、交通費宿泊費かからず、

続いての5月は、もともと早くから依頼されていた美容師さんの接遇セミナーがあったので、交通費宿泊費かからず、

6月もクライアントの東京支社への研修依頼があり、ラッキーにも4回中、自分で交通費宿泊費を負担したのは1回だけでした。

さらにラッキーは重なり、東京支社に出張依頼してくれるクライアント企業の社長と会食する機会があり、近況報告をしている中でMBAで早稲田大学に通っている件を話してみると、今後も早稲田に通うのか?と尋ねられたので、「できれば興味のある講義には全部出たいと思っている」旨伝えると、先方は先方で、福岡在住の私に東京へ出張してもらうのは、拘束時間の兼ね合いで申し訳ないと遠慮しながらの依頼だったそうなのだけれども、「そんな事情なら、こちらとしてもとても幸運だ」と、

私の早稲田行きに合わせて、「ぜひ東京支社へ出張して指導をしていただければ、毎回交通費や宿泊費はこちらで提供できます、ぜひ最新のことを学んで我々にも還元してください」ということになり、渡りに船。

お互いにWin-Winなスキームが出来上がりました。

「行動」したことでの様々な副産物(MBAの場合)

ラッキーは重なるもので、MBAの中でも自分の専門分野の授業の時の教授である杉浦正和先生が、なんだか波長が合うような氣がしてとても気になり、授業の感想をメッセンジャーで送っていたら、たちまち意気投合(?)となり、MBAで隣の席になってこちらも意気投合しご縁を得た弁護士からの縁もあって、次回早稲田に行った時にはもう教授の研究室に3人でお邪魔することになり、毎回700名満員になる授業の中で、自分と感性が近いように思うことができる教授と仲良くなれたことは自分の中ではすごい確率の奇跡のような気分を味わいました。

たまたま先生が本を出版されるタイミングだったので原稿を先に拝読する機会を得たり、たまたま先生も福岡にご縁があるということもあり、機会があれば(専門が同じなので)コラボしましょう、と言ってくださったり。
ご縁はさらに続いて次回は先生のMBAの授業のアシスタントとしてサポートスタッフで参加することにもなりました。本当に有り難い限りです。

私が今年心がけたことは、冒頭の
「自分の得意分野を見出すことを最優先とし、スキルに変える」
ことのみにフォーカスし、素直に自分の感性に従い、自発的に行動(早稲田大学へ通う)をした。
本当にそれだけです。

そうすることでどんどん応援してくれる人ができてなんとかなった上に新しいご縁や出会いがあった。

さらに、前期の「MBA Essentials」の中でももっと深堀りしたい、と思った川上智子先生のブルーオーシャン戦略を中心とした「マーケティングとイノベーション」の授業が、週一4回講座で8月に2回、9月に2回始まるということだったので、出張や他の仕事と絡めて受講。

こちらも自分で旅費を手出ししたのは1回だけでした。

8月からの早稲田でのマーケティングの講座はできるだけ1番前の席に座るようにし、質問なども進んで手を上げるようにしたり、授業が終わって教授に質問に行ったりしました。

毎回授業の初めに前後のメンバーと自己紹介があり、最後の20分ほどはそのメンバーとのワークと発表があります。

『毎回できるだけいろんな席に座って、いろんな方と交流するといいですよ』と川上先生がアドバイスされていたので、それも『素直に』受けとめて、私は毎回一番前の席を左端→中央→右端のように場所を変えて座ってみました。

一番前の席に座っている受講生はやはりやる気や熱量が違って個人で自分の意思で参加されている人も多くて(会社でまとめて申し込みしているみなさんは、いつも同じ場所、同じメンバーで行動されていたように思います)、毎回刺激を受けていたので、このまま接点がなくなるのは寂しいなと思っていたら、先日Facebookのグループができて教授をはじめ積極的でいいなと、思った見たことのあるメンバーが早速参加していて、またこの先なにかご縁がありそうで嬉しいです。

ファシリテーションの勉強のしなおし

インプット系の勉強に関しては、「ファシリテーション(上級)」の実技1日研修にも申し込み、参加しました。

名刺に「コーチ」と「ファシリテーター」と記している以上、再度これらの技術のスキルアップをすることが、今年の目標「自分の得意分野を見出すことを最優先とし、スキルに変える」に合致すると思ったので東京でしか行われていなかったけれど、直感に従ってすぐに申し込み受講。

ここでも、「ファシリテーション」の本といえば第一人者でたくさんの著書のある堀 公俊先生に直接学ぶことができました。

実際に対面して名刺交換などもさせていただいて、研修で1日過ごしたあとで、また先生のファシリテーションの本を読み返してみると、また何か全然違う印象で読み深めることができています。

10月からは、MBA Essentialsの後期が始まるので、そちらも受講したい講座だけは予約して今年をフィニッシュしたいと考えています。

ワインソムリエとしてのブラッシュアップ

また、昨年ソムリエをとったワインの勉強に関して
今年はさらなるテイスティングの実力を上げるべく、ソムリエ検定の勉強中からお世話になっている杉山明日香先生の「アドバンスト・クラス」に申し込みました。

毎月1回、ソムリエだったら知っておきたい有名所の畑の地理や熟成の特徴、味わいの違いを学ぶテイスティングのクラスで、こちらも受講料が7回通して受講すると70,000円(単発受講は15,000円)という、安くはない講座の費用ですが、とにかく選ばれたワインが素晴らしく、自分で色々試すには入手が難しくむしろ高くついてしまうようなワインのラインナップで、こちらも信じた先生(明日香先生のセンス)に素直に従ったことで、きっと投資以上の効果が確実に見いだせると感じています。

今年の目標の「自分の得意分野を見出すことを最優先とし、スキルに変える」これに沿って考えれば私は料理はもともと自分の得意分野で、それにワインが加わってさらにそれが「好き」で勉強したことがそのまま活かせる、そして覚えが早いという得意分野であることがわかったので、ワインで突き進んでスキルを得ることは、今年の目標にかなっています。

さらに、MBAで東京に通うことになってからは、先生が西麻布で運営しているワインバーに通うことができ、ブラインドテイスティングをしてもらったり、特別待遇をしてもらっていることにも感謝です。

普通であれば「西麻布」という立地で「ワインバー」というカテゴリーのお店ということでひとりで入りにくかったり、気後れしたりしそうなところを、先生のおかげでお店のみなさんや常連の方々とも仲良く接していただいて、ワイン道に邁進できることや、仕事だけではなく楽しみが増えたことも嬉しい流れです。テイスティングの機会が定期的にあって緊張感も保てています。

またワインでいえば、ワイン勉強仲間のクラブのママが誘ってくれるワインイベント(メイカーズディナーや有名シェフとコラボの食事会やワインの試飲会、ワインセミナーなどなど)が良質で普段だったら行けないようなものが多くて、こちらも日程があえば素直にご一緒させてもらっています。

ワインが絡むようなシェフイベントの食事会は、会費がだいたい20,000円〜30,000円はざらなんだけれど、勉強のため、と思って楽しんで参加していると、本当に美味しいしワインも素晴らしいし、新しい発見があったりビジネスのヒントも得られたりして、お値段以上の価値が必ずあるので、こちらも私が気軽に参加する意思があることで、相手も気軽に誘ってくれるという好循環になっているように感じます。

ワイン会のなかでもボルドーやブルゴーニュの有名なワイナリー生産者やオーナーが来日してくるようなイベントは、ちょうど飲み頃の状態のいいワインが4.5種類提供されて生産者とともにテイスティングし、味わいのポイントなどを習ったり、そのワインのそこに至った理由(ブドウ品種のセパージュの割合がどうしてその割合になったのか?、その年の天候や条件などなど)を聴きながら真剣にテイスティングするワインはただ「美味しい〜!」と飲むワインとは全然違っています。

またソムリエ試験勉強の時に曖昧なまま丸暗記していたような知識の点と点が繋がり、深みが出て忘れられなくなったり、体系的に理解できたりするところも、ワインセミナーに行くメリットで、このセミナーはお酒屋さん経由だったり関係者からの紹介でないと入れなかったりする中で、紹介していただけるのは本当にラッキーとしかいいようがありません。

振り返りまとめ

今年はMBAでビジネスに関する学びと、ワインのさらなる学びを中心にしたというのがここ9月までの流れです。

仕事面では、数年間契約していただいていた大口のクライアントとの契約が3月に思いがけなく終了したけれど、それをうめるように何社かからお声掛けがあり、お互いのできる範囲で月に2回程度のサポート、というような仕事がたくさん来ています。

フリーランスでの仕事なので、クライアントは大口ばかりに頼るのではなく、構成を変えたいと思っていたけれど、どこから手をつけていいのか、どうすればいいのかよくわからず、事前に対策を打つことができなかったにも関わらず、行動したことを単に発信することを欠かさなかったことにより、必要な人の目に留まり、ちょうどよいタイミングでものごとがスタートする不思議。

こういうのが続くと、いい意味で「なるようになる」と思うことができるのかもしれません。

自分のバイオリズムを事前に知って、目標を定めて、ぼんやり頭の片隅にある目標を頼りにいろんな行動を「気軽に」直感で決めていって、それを楽しんで味わい、発信していると、同じ気持ちになりたい人の目に留まりオファーが来る。

なるようになるためには、直感を信じること、その一瞬一瞬を真剣に楽しむこと(お金がもったいないとか惜しまない)、しかるべき媒体で発信すること。

この流れができていれば、いいのかな。

来年以降の「投資」のバイオリズムになってエネルギーが上がってくるのを有効に使うために、まずは自分の得意分野をこれ!と定めて、教えたり、切り売りしたりできる(スキル単位)スキームを今年の残りの3ヶ月で作ってしまうことが私の年末までの選択と行動の優先事項となりそうです。

スキームを創るためには俯瞰した図がかけるように、持ってるものをいったん全部をばらまいて再構築して、捨てたり足したり新しい道筋をデザインするのがプロセスクリエイターとしての自分の在り方かなと、強く感じるので、この調子でがんばっていこう。


ヒカル



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