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人間そんなに器用じゃない

たしか2008〜9年くらいのバナナマンのバナナムーンpodcastで設楽が話していて印象に残っていること。

結成当時から毎年単独のコントライブを行なっているバナナマン。結成当時はネタを作るしか仕事が無かったが、だんだんと売れ始めたことによりライブに掛けることができる時間が少なくなってきた。そんな中、設楽は昔はネタ以外のライブに関すること(例えば、衣装、小道具、音楽、フライヤー等)全てに関わらないと気が済まなかったが、掛けることができる時間も少なってきたし手伝ってくれる人も増えてきたので、自分はネタだけに集中する!と割り切ったのだが、そうしたらネタも頑張れなくなってしまったという。

設楽は「人間そんなに器用じゃないから、こっちの分をその分こっちに専念させて頑張るなんて中々できないんだよね。」といったニュアンスのことを言っていた。

今まで全部頑張ってなんとかそれぞれが形になっていたのに、それを一つに専念したところでいままで以上の成果を出すのは難しい。特に「人間そんなに器用じゃない」って話していたのが印象に残っており、なんとなくわかるな、と思った。

例えば部活を辞めてその分勉強頑張るとか典型例と思う。なかなか上手くいってないことの方が多いのではないか。上手くいかない原因としては一つのことに集中できる時間には限界があるとか、時間ができる分油断してしまうとか自制できないとか色々あるのだと思う。その他でも何かを辞めてその分これに懸けたい、みたいな思考になるのは結構あるあるだと思うのだ。実際結果が出ることもあると思うが「人間そんなに器用じゃない」という感覚は忘れないようにしたい。まずは全部頑張ることである。

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