見出し画像

【スカウト的観戦者向け】JR東日本注目選手【ドラフト会議2020】

どうも、久しぶりにnoteを書きたいと思います。
今年も9月に入り、プロ野球ドラフト会議が楽しみな季節になってきました。
今回は自分の応援しているJR東日本野球部のドラフト会議で名前が呼ばれるかもしれない実力のある選手を紹介したいと思います。

JR東日本はアマチュア球界では屈指のスター軍団とも言われるチームで、何か噛み合えば全員がドラフト注目になるかもしれないようなすごい選手ばかりです。
色々な選手を紹介したいですが今回は自分が個人的にプロ注目なんじゃないかと思っている選手を紹介します。

左のエース 伊藤将司投手

画像1

伊藤投手は横浜高校から国際武道大学を経てJR東日本に入社した左投手で、どのカテゴリでもエースを務めた経験豊富な左腕です。
主な変化球はカットボール、チェンジアップ、フォーク、カーブで、ストレートは大体140前後~145キロ、打たせて取る先発タイプだと思います。
社会人でも主に先発を任されることが多く、良い時でも悪い時でも5~7回を、2失点前後でまとめる安定感がセールスポイント
コントロール、コマンドはまずまずですが四球を連発するタイプではありません。
昨年はチームトップの21試合、16先発、89.1回を投げて防御率2.42という成績で、東京都秋季企業大会の東京ガス戦では2失点完投勝利を記録しています。
プロを見据えた上で気になる点は、無駄な四球がやや多かったことでしょうか。
悪い時も試合をまとめる能力はありますが、四球などから失点してしまう勿体無いケースが昨年はありました。
今年は予選が今年初の公式戦ということで、その部分がどう改善されているか要チェックだと思います。
スケール感でアピールするタイプではないので、ドラフト直前の予選が最終判断に直結しそうです。
プロ野球選手の中でタイプが似ていると選手を挙げるとすれば、ロッテの中村稔弥投手。
一軍で投げられる左投手が少ないチームにハマる投手だと思います。

右のエース 西田光汰投手

画像2

西田投手は大体大浪商出身の高卒4年目の右腕です。
昨年にドラフト指名解禁になる年でしたが右肘手術の影響で残留。
昨年は2年前に都市対抗で鮮烈なデビューを飾った時より球速が控えめでしたが、今年は肘の不安がなくなりJRに入ってから自分が見た中で最速の147キロを出せるようになっていました。
変化球は縦カーブや左打者から逃げるようなチェンジアップやカット系など。
西田投手の最大の武器は自他ともに認める強心臓で、代表決定戦のピリピリした雰囲気でも時折笑顔を見せながら投げ込みます。
社会人2年目から主力として大事なマウンドに立ってきた経験も豊富で、昨年までは中継ぎでしたが今年はOP戦で先発する機会も多く、予選では先発でも投げる可能性があります、先発として大事な試合で結果を残せるかは要チェック項目でしょう。
今年大きく成長したのが制球面でコーナーを突くことでそれほど球速に頼らずに三振を奪うことが出来るようになったそう。
順調に行けばプロに最も近いと存在だと思っています。
手術を2回経験しているだけに大事に使ってくれる球団に行ければベストです。

走攻守で成長著しい 糸野雄星遊撃手

画像3

糸野選手は明秀学園日立高校出身の高卒4年目の内野手です。
高校時代は右の強打者の遊撃手として高校通算47本塁打を放ちプロからも注目されていました。
JRに入社後は毎日のように試合後の特守に励み、社会人野球の好遊撃手にも劣らない守備力を身に付けました。
足がよく動き打球を捌き、スローイングにも安定感があります。
3年目には二塁手として都市対抗でスタメン出場しましたが、今季は本職の遊撃手でレギュラーをほぼ掴んでおり、首脳陣の信頼を掴んでいると言えるでしょう。
打撃面では、今季からスイッチヒッターに挑戦しており、左打席でもヒットを放つシーンが多く、ミート力はなかなか器用だなと思わせます。
右打席では率はやや低いものの逆方向へ長打を見せることもあり、大舞台で打つことができると一躍注目を浴びるかもしれません。
走塁面では、思い切りの良いスタートで盗塁を成功させるシーンが増えてきました。
相手の隙を逃さず三盗を仕掛けて頭から滑り込むこともあり、ガッツのあるプレーが持ち味だと思います。
解禁済みの4年目ということもあり、あまり話題になることが少ないのですが、着実に力を付けてきた若武者にぜひ注目してみてください!

TJ手術から復活した男 石井聖太投手

画像4

石井投手は中央学院大学出身の右腕です。
大学2年時には大学選手権で快投を披露しプロから大きな注目を浴びましたが、その後にトミージョン手術で長いリハビリを経験した苦労人です。
JR入社後も1年目の前半はなかなか状態が上がってこず、都市対抗予選では登板はしたものの本来の力とはほど遠く本戦でのベンチ入りは叶いませんでした。
しかし夏場から徐々に調子が上がり、昨夏の中央学院大戦では後輩達相手にその日最速144キロの速球や縦のドロップ気味のカーブやフォーク、スライダーなどで好投を披露。
そして迎えた今季は昨年の状態そのままに主力投手として期待されています。(自分は146キロまで確認しています)
石井投手も西田投手と同様に、先発でも中継ぎでも行けるタイプでスピード以上に打者が嫌がるキレのあるストレートが武器だと思います。
オープン戦では復活を印象付けていますがプロが気になるのは大事な試合でどのようなパフォーマンスが出せるかだと思います、昨年の実績がほぼ無いことを考えると都市対抗予選でのピッチングが指名への鍵になりそうです。

剛球リリーバー 須永悦司投手&永谷暢章投手

画像5

須永投手は桐蔭横浜大出身の2年目右腕で190cmの恵まれた体格から球威のある直球が武器の投手です。
今季は主にリリーフとして能力を発揮し、ストレートとスライダー中心のピッチングを見せています。
須永投手の魅力は右打者の外角、左打者のインコースに投げ込まれるコマンド抜群の剛速球です。
荒れ球の印象もある投手でしたが今年はそこによく決まっている印象で大きな武器になっています。
また、今季途中から気持ちを全面に出す投球スタイルを見せており、マウンドでは優しい性格を封印しようとしている様子。
昨年は思ったより球速が出ないことが多かったのですが、今季は148キロを計測することもあり、徐々に球速もアップしてきました。
元々は150オーバーも出せるポテンシャルがあるので、プロ好みされそうな投手だと思われます。

画像6

永谷投手は履正社高校出身5年目の右腕です。
甲子園でも活躍した大型右腕でしたが、JR入社後は野手転向をしていた時期もあり、今に至るまで苦労をしてきた選手です。
今季は春先からチームトップの平均球速を武器に登板を重ね、チームの信頼を徐々に得ています。
永谷投手も須永投手と同じく直球主体のピッチングで、分かっていても打てないような真っ直ぐが武器だと思います。
先日は149キロを出すシーンもあり、5年目にして才能が開花しており、見てくれているスカウトがいれば全然プロ入りもあり得る投球をしています。
現時点では隠し玉的な立ち位置ですが、多くのスカウトが集まる都市対抗予選でこの投球が出来れば…と夢を見てしまうそんな投手です。

最後に

9年連続でドラフト指名選手を輩出しているJR東日本ですが、今季も上記の選手らがドラフト指名を待っています。
しかしドラフト候補だけでなく新人、中堅、ベテランにも素晴らしい選手が多数在籍しており野球好きにはたまらないチームだと思います。
まずはドラフト候補目当てでも、JR東日本の野球を多くの人に見てもらえればなと思っているのでこのnoteを書きました。ぜひ球場や都市対抗予選のライブ中継で見てみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?