前回は初日、二日目とキャンプの雰囲気を共有するようなnoteになりましたが今回はカープ二軍対巨人二軍戦のカープ目線のnoteを書いていきます。
前回↓
https://note.com/slugger7/n/nd2203c4efc33

三日目　カープ二軍対巨人二軍　練習試合

この日は地元のいつもお世話になっている方々のご厚意で練習試合の会場であるサンマリンスタジアム宮崎まで乗せていって頂きました(ありがとうございました！)。
朝の日南市はかなり雨が降っていましたが、サンマリンスタジアムのある宮崎市は曇りで、試合中も雨が降ることなく観戦できました。

試合前練習は室内で行われましたが、環境の整いように驚きました…。
この室内練習場だけでもほとんどのメニューを消化できるのではないかというくらい広く、観客席もそれなりに用意されていて、カープと巨人でここまで差が出るものなのかと思ってしまいました。
天福球場は天福球場で見学スペースが限られているので移動をあまりしなくても良いという点はあります。

(東出コーチと木下元秀選手の敦賀気比高校先輩後輩タッグ)

この日のカープスタメンです、高卒ルーキー野手が6番～8番に並んでいるところがまず注目ポイントでしょう。
そして今年飛躍を期待される2年目の羽月、大盛、林、中神も重要な打順に組み込まれています。
3番に入っている練習生のサンチェスは昨年のJABA広島大会で超特大ホームランを放ったところを生で見ていて、思い入れのある選手です。
その時のレポートはコチラ↓
https://note.com/slugger7/n/na7dcea2d3528

この日も粗さはあるものの強烈なスイングで破壊力は見せつけました。

この日目立った選手

試合は9回裏まで行われ1-3で巨人二軍の勝利でした。
9回表までは投手戦でしたが、最終回に投げたカープ平岡投手が2失点してしまい、惜しくも敗戦。
この試合の中で目立ったカープの選手を何人かピックアップします。

2番の大盛穂選手はセンターへのクリーンヒットと自慢の快速を生かした内野安打のマルチヒット。
見た感じそれほど増量したようには見えませんが、練習から見ているとスイングスピードが上がっているように感じます。
この日は２度出塁して２度とも盗塁を狙って、また誘い出されてアウトになっているのでそこは精度を高めてもらいたいところ。
支配下登録をされた今シーズンは一軍昇格・定着を目指して頑張ってもらいたい。

(ショート内野安打)

四番の林晃汰選手もタイムリーヒットと逆方向へツーベースヒットでマルチヒット。
三番サンチェス選手のツーベースの後、すかさずセンター前へ弾き返し四番の仕事をきっちりこなしました。
最終打席では大盛選手の牽制死のあと強烈なフルスイングで振り抜くと、レフトの頭を越えるツーベースを放ち、持ち味である長打でもアピール。
今シーズンは昨年.225だった打率アップと2桁ホームラン、一軍昇格を期待したいです。

(どっしり感がたまらない)

(逆方向へ振り抜く)

投手では高卒育成3年目の藤井黎來投手が持ち味をアピール。
2回1安打1四球2奪三振無失点と粘り強く投球し、一番の特徴でもあるフォークボールは空振りも奪えてやはりこの投手の一番の武器だと感じました。
最終日のブルペンで聞こえたのですが藤井投手はフォークボールとスプリットを投げ分けているようで、どちらかはカウント球でも使っているのではないかと思います。
年々身体は大きくなり期待していた藤井投手、今年は実戦で結果を残して支配下登録を期待します！

その他の投手では中堅どころの戸田隆矢投手が味方のエラーでランナーを出すもその後もストライク先行で打たせて取る落ち着いた投球を見せ一軍経験の豊富なところを感じさせました。

高卒2年目の田中法彦投手は結果こそピシャリとはいかなかったですが、昨年見た時より球の勢い、キレを感じました。
今年どれくらいの結果を残すか注目したいと思いました。

気になるルーキー野手トリオ

6番指名打者→レフトに入った木下元秀選手はサードゴロ、ショートフライ、ファーストゴロと結果は出ませんでした。
ガッチリとした体格は長距離砲かと思わせますが、練習では広角にツーベース性の打球を弾き返しており、中距離タイプに見えました。
初の対外試合でいきなり6番を任されたところを見ると首脳陣の期待は大きいと思います、この日は持ち味を出せませんでしたが今後に期待。

７番ショートで出場した韮澤雄也選手は結果こそ出ませんでしたが攻守に非凡なものを見せてくれました。
１打席目２打席目共に外野フライアウトになってしまいましたが、ある程度ミートはできており平凡なアウトではなかったです。
しかし練習のフリー打撃等を見るとやはりまだパワー不足は感じます。
昨年の春に大盛選手を見た時と同じような感想で、巧さはあるものの練習でも長打性はあまり見られず、そこは今後の課題でしょう。
守備面ではドラフト時に出回っていた映像よりも動きは機敏で、弱い打球の前への突っ込みも良く、捕ってからからの素早さも感じたので二軍戦でショートとして鍛えていくのは面白いと思いました。

この日、新人の中で一番目立ったと言っても良いのは育成１位の持丸泰輝選手です。
打席では２打席で四球、ファーストゴロと雰囲気を掴むほど見られませんでしたが、打撃練習を見ていると1年目の坂倉選手を彷彿とさせるような広角に低く強い打球を放つ姿が印象的で、しっかりと体重移動を意識したフォームで個人的には好みなフォームでした。
守備面ではブロッキングは課題だと思いますが、それを恐れずフォークボールを要求するなどクセのあるメンバーをリードし初回のエラー絡みの1失点でまとめたのは見事でした。
送球もイニング間のものから安定性はあって田中俊太選手を二度連続で刺したのは素晴らしかったと思います、個人的にも田中選手が一度刺されてもう一度出塁した際は、また走ってくるのではと思い持丸捕手に狙いを定めていたので、盗塁阻止をドンピシャで撮影できたのは嬉しかったです！

練習試合まとめ

この日は初めて見るルーキーや若手主体で、とても新鮮に見ることができて内容よりも楽しめました！
そして前日まで雨の予報続きでしたが試合を開催してくれた巨人二軍の阿部監督にも感謝したいです。
この日は目立った活躍が出来ずミスもあった中神選手、3年目ですが9番に甘んじた永井選手には厳しいようですがこれからもっと頑張ってもらいたい。

西武の紅白戦も書こうかなと思っていましたが1試合でたっぷりと書いてしまったので、次のnoteに回そうと思います。
西武紅白戦はそれほどガッツリ見ていないので、前回のnoteのようなゆるい感じになると思います…。