見出し画像

【社会人野球】JR東を年間20試合以上追いかけるオタクの選手紹介④

こんにちは、4回目の今回は再び野手に戻り、4選手を紹介しようと思います。
これまでの投稿に1000件以上のアクセスがあり、驚いています。
複数の選手にもRT等の反応がありましたので、更に気を引き締めていこうと思います。汗


六大学の安打製造機は社会人に順応し更なる高みへ

#1 佐藤拓也選手(浦和学院高校-立教大学)

今回のトップバッターは甲子園や神宮球場で長きに渡り活躍を続けていた佐藤選手です!
浦和学院時代は1番投手で活躍し、立教大学では1年春からリーグ戦に出場すると4年間の通算安打102本という輝かしい成績を残しプロからも注目された逸材でした。
JR東日本に入社後は2年目からスタメンを獲得し、3年目の今季は社会人日本代表候補にも挙がるなど中心選手に成長しました。
選手としての特徴は俊足巧打の左打ち外野手で、一番の魅力はそのバットコントロールでしょう。
広角に安打を打ち分ける打撃が持ち味で、ツボに来れば柵越えを放つことのできるパワーも持ち合わせています。

(大学日本代表時代の佐藤選手)

佐藤選手の調子のバロメーター

バットコントロールが魅力の佐藤選手ですが、調子が悪い時の打席内容はどれも酷似しています。
それは、タイミングを外され一塁や二塁方向へ引っ張って打たされた内野ゴロの打ち取られ方で、思うように結果を残せなかった社会人1年目に多く見られました。
佐藤選手の調子が良い時の打席内容はセンターから逆方向へ球に逆らわない打撃と、甘く来たボールを狙いすまして引っ張るというスタイルで、都市対抗予選で1番打者、都市対抗本戦で3番も任された今季はこのような打席内容が多く見られています。
ぜひ観戦に訪れた際のチェックポイントにしてみてください。

今後の佐藤選手に期待することは「不動のリードオフマン」になってもらいたいということ。
昨年までのJR東日本は今季中軸を任された小室選手が不動の1番打者でした。
打率を残せて、足も使える佐藤選手には適任であり高校大学時代から慣れた打順なので、好調を維持しチーム内での地位を確立させていってもらいたいです!


俊足強肩を活かしたセンター守備はプロに混ぜてもトップクラス!

#2  拝崎諒選手(横浜高校-関東学院大学)

2人目は1年目からJR東日本のセンターを守り続ける3年目の拝崎選手です。
拝崎選手の魅力はやはり自他共に認める「外野守備」でしょう。
1年目の都市対抗ではセンターから矢のような送球で得点を阻止し、3年目の今季はフェンス際の打球を一直線に追いかけフェンスに激突しながら好捕し、都市対抗に駆けつけた多くのファンに見せつけました。
バッティングもムラがあるものの、左打席から放たれる鋭いライナー性の打球は魅力があります。
今シーズンは春先から好調で上位打線も任されたものの、都市対抗予選の頃には少し調子が落ち、下位打線に落ち着きました。

(スーパーキャッチ後の拝崎選手)

小室拝崎、神奈川リーグ出身のコンビ

拝崎選手は小室選手と同期入社で、同じ神奈川大学野球リーグ出身という繋がりがあります。
神奈川大の主将だった小室選手と、4年秋に三冠王を獲得した拝崎選手は共に1年目から定位置を獲得し、1年目の都市対抗から躍動しました。
拝崎選手の話に戻りますと、1年目の春先はまだレギュラーではなく、佐藤選手や、既に勇退された影山選手がスタメンに名を連ねていました。
その後、徐々に調子を上げた拝崎選手は都市対抗予選で7番センターとして出場し、レギュラーの地位を確立していきます。

(1年目の都市対抗予選の拝崎選手)

拝崎選手の今後に期待したいことは、打棒の復活です。
チームに大きく貢献した1年目の公式戦打率.289から2年目は.230と数字が落ち込んでしまいました。
今季の予選では14打数4安打、本戦では6打数1安打と1年目の数字と比べると物足りなさを感じます。
調子の良い時はライナー性の打球を放ち、足も使えて長打力もある拝崎選手が本来の打撃を大舞台で見せれば、チームの浮上に繋がると思いますし、また「打撃でもチームに大きく貢献する」拝崎選手が自分自身見てみたいです!

いぶし銀の打撃と広い守備範囲のチーム最年長二塁手

#0 嘉数駿選手(八重山商工高校-駒澤大学)

今やチーム最年長になりました、JRが誇る名二塁手の嘉数さんをご紹介します!
選手としての特徴は「自分の役割を理解してプレーする」という点がまず挙げられるでしょう。
打撃では粘り強くいぶし銀、隙があればセーフティーバントも狙い一塁まで頭から滑り込む。
守備範囲の広いセカンド守備は天下一品で、東條選手との二遊間は社会人屈指だと言えるでしょう。
最近はめっきり見ることがなくなってしまったものの、17年都市対抗予選では起死回生の同点ツーランを放つなど、意外な長打力も秘めています。

長きに渡るチームの課題、嘉数選手の後継者問題

今年で30歳を迎える嘉数選手ですが、これまでずっと不動のセカンドだったわけではありません。
様々な選手が世代交代へ名乗りを上げるも、思うように結果を残せず結局嘉数選手がレギュラーを任されてきたという経緯があります。
第二回で紹介した長谷川選手も元々はセカンドを守っており、世代交代の最有力候補でしたが守備面の不安から外野での起用となりました。
他にも國松選手、吉澤選手、一時はコンバートもされた小室選手もセカンドを手中に収めるまでには至らず…。
しかし今年の都市対抗野球では高卒三年目の糸野選手が2試合スタメン出場しました、不発に終わってしまうも、今後の活躍が期待される糸野選手を次はご紹介します!

コーチとのマンツーマン特守で磨かれた守備力と長打力が魅力

#23 糸野雄星選手(明秀学園日立高校)


高校通算47HRと強打の遊撃手としてプロからも注目された内野手である糸野選手は、1年目から地道に試合後の特守に取り組んできました。
2年目の都市対抗前のオープン戦では手痛い失策があり、本戦の出場機会はなし。
しかし3年目の今季は内野守備にも安定感が出て、おまけに都市対抗前のオープン戦でスタメン出場を決定付けるホームランを放ちます。
都市対抗本戦では初安打を打つことは叶いませんでしたが、守備面では落ち着いたプレーを見せ、レギュラーへ一歩踏み出しました。

打撃でアピールを続けてレギュラー奪取だ

守備力が向上した糸野選手なので、今後も試合で起用されるケースは増えていくと思われます。
そこでアピールしたいのはやはりバッティング、嘉数選手との差別化を図るには多少粗くても使いたいと思わせるだけの打撃を見せつけたい。
高校時代はベイスターズの細川選手とチームを牽引した糸野選手、先にプロで開花しようとしている盟友に近づくためにもJRでレギュラーを掴んで大舞台で活躍してほしい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?