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JABA広島大会 観戦試合レポート的な雑感

どうも、今回は私が広島まで観戦に訪れたJABA広島大会についてnoteを書きたいと思います。
何を書くと言いますと、観戦した試合で印象に残った選手や新発見など。
広島東洋カープとJR西日本を大きな目当てにして遠征日程を組みましたので、その他チームの情報はありませんのであしからず。

はじめに

今大会の予選リーグが行われたコカコーラボトラーズジャパン広島総合グランド野球場、一塁三塁側は低いフェンスに観戦エリアはコンクリートというレトロな球場。
過去には創成期の広島東洋カープ(1950年-1957年)の本拠地として使われたこともあり、歴史を感じさせる雰囲気でした。
写真撮影をする自分にとってはフェンスが低いことでとても撮りやすく、嬉しかったです(笑)

広島の練習生サンチェスに驚かされた初日

関メディベースボール学院との初戦は育成選手のメナ投手が先発でした。
ストレートに力があったもののコマンドにやや苦しみ、味方のエラーの後にストレートのフォアボールを与えてしまうなど脆さも見せました。
その後は中村奨成捕手の献身的なリードもあり凌ぎ切り6回を2失点とまとめます。
小ネタを挟みますと、メナ投手について情報の無い関メディの選手が関係者にストレートの最速を聞いていたところ、158キロと聞かされて驚いていたという場面もありました(笑)

(メナを励ます中村奨成捕手)

この試合で最も印象に残ったのが練習生のサンチェスでした。
タイミングが合えば積極的に力強すぎるフルスイングでアタックしていく選手で、第4打席に左中間へ長打を放ち打点を稼ぐと、9回に一死満塁で打席が回ってくるとレフトにもう少しで場外弾になりそうな超特大ホームランを放ちました。

(フルスイングは破壊力抜群のサンチェス)

元ベイスターズのトニ・ブランコを思い出すようなホームランを確信した『確信歩き』はかっこよすぎました!
ライトの守備でも初回にスライディングキャッチを見せており、今後が楽しみな選手だとファンに印象付けました。

その他にはタイムリーを含む2安打を放ったルーキーの林晃汰選手のタイミングの合った時の打球は目を見張るものがありましたし

そろそろ一軍へ上がって行きたい桒原樹選手は3安打

1イニング2奪三振で三者凡退に片付けた矢崎拓也投手

キャンプの頃とは脇の締め具合が変わっていた中神拓都選手

大学時代より変化球への脆さが改善されつつある?正隨優弥選手

持ち味であるスピードを発揮し盗塁を成功させた大盛穂選手

などなど、この日印象に残った選手はこの辺りでしょうか…
JR西日本戦でオッ!と思わせてくれた選手もおりましたのでまた後ほど。


ズラリと並んだ強打者と様々な投手が揃う好チームJR西日本

今回なぜ広島までわざわざ来たかというと、まぁJR西日本のとある選手を改めてしっかりと見てみたいということだったんですが、振れる選手の多さ様々な特色を持つ投手が揃ったJR西日本というチームに驚かされました。
これまでもJABA大会などで少しずつは見ていたチームでしたが今回2試合しっかりと見させていただき好チームだということを再認識できました。

まずは今回の遠征のお目当てでした、佐藤直樹外野手(報徳学園卒3年目)についてです。

強いスイングで強烈なライナー性の打球を飛ばしていくバッティングに俊足、遠投120mの強肩を併せ持つ三拍子揃ったアスリート系外野手です。
広島カープ戦ではモンティージャ投手の高め真っ直ぐに振り負けることなくライトへタイムリーヒットを放ちました。
この日はプロ相手の腕試しということもあり、地元広島カープを含む5球団前後のスカウト御一行がいらっしゃっていたと記憶しています。
「調子は良くない」と言いつつ、強い打球が正面に行ってしまい打ち取られるというハードラックもあり、悪い印象はなかったです。

3番の佐藤選手以外にも振れる選手がズラリと並んでいました!
2番には元中日ドラゴンズの藤澤拓斗選手

4番田村強選手は日本代表経験もあるスラッガー
横山弘樹投手からのホームランはお見事でした!

広陵高→法政大と名門を渡り歩いてきた蔵桝孝宏選手

関メディ戦で2ホーマーの西山統麻選手は元捕手で現在は内野手登録

セカンドの大倉卓也選手は都市対抗でもホームランを放ったことのあるスラッガー
ファーストから望んで転向したセカンド守備にも落ち着きが出てきた様子。

他に打撃面では打てるポイントが限られている感があったもののセンス抜群の遊撃守備で魅せる高卒2年目嶋谷将平選手も今後が楽しみ。

このようにズラリと並んだ強打者は、広島東洋カープの投手陣を崩し見事決勝へ勝ち抜けを果たします。
それを支える投手陣で最も印象に残った投手が
高卒4年目のサウスポー齋藤祐太投手です!

左スリークォーターから真っ直ぐのスピードは140キロ前後だと思われますが、スライダーが切れ味抜群!コマンドの良いスライダーは決め球としても使えて選球眼の良い広島カープの庄司隼人選手をストライクからボールになる球で三振に仕留めた投球はお見事でした。
6回途中まで投げて1失点にまとめる好投で勝利に貢献しました。

他にもエース格の元ベイスターズ加賀美希昇投手は関メディ戦で圧巻の投球

拓殖大時代は大エースの本格派、佃勇典投手

使い勝手の良い実戦派左腕・西川昇吾投手

長身アンダースローの前元良太投手は対広島戦では外国人キラー

今大会は出番はなかったものの界隈では大人気の湧川雄貴投手も控えて様々な特色のある投手陣も強さの要因と言えるでしょう!

JR西に敗戦した中、キラリと光る活躍を見せた若鯉

カープ二軍はJR西日本に敗れ屈辱の予選敗退を喫しましたが、その中でも光る活躍を見せたホープを紹介したい。
鳴り物入りで入団し高卒2年目の中村奨成選手

JR西日本の好投手陣を相手に3安打1HRと気を吐き、スローイングでは抜群の強さ、正確さで2試合で3つ盗塁を刺してみせた。
将来的にレギュラーを掴むことがあれば、この強肩は大きな武器になるでしょう。

そしてもう1人、しぶとい打撃で4打数3安打、走塁守備でも泥臭い野球を体現する羽月隆太郎選手です。

高卒ルーキーながら、ウエスタンリーグでは70試合150打席以上に立ち浮き沈みはありながらも.250前後を常に記録しています。(8/27現在は.243)
守備面でも定評のある守備範囲には目を見張るものがあり、長打力や捕球後のスムーズな送球など課題はあるものの現時点では非常に楽しみなものを見せてくれています。

まとめ

広島二軍監督の水本さんは試合後「二軍の若手より社会人の選手の方が実力は上」と仰っていました。
自分自身、JR西日本の洗練された野球には脱帽で今後も注視していきたいと思います!
広島二軍の選手も春キャンプで見た時よりも堂々としたプレーを見せてくれて嬉しく思いました。

そして、この時期の広島は暑いだろうと、対策をしていきましたがとても快適な気温で野球観戦に集中することができました(笑)
非常に充実した遠征になりました。ここまで読んで頂きありがとうございました!

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