カンボジアで先生になるには

みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO、CBBにてインターンをしております、北海道教育大学の松田です。


昨日は、近くの小学校を訪問して授業を見学させて貰ったり、担任の先生と色々お話をしました。

●1998年生まれの先生

私が見た6年生のクラスの先生は、私よりも1つ年下の98年生まれの女の先生でした。

高校を卒業後、教員養成の2年制大学に通い、その後先生になったそうです。

カンボジアの小学校は午前と午後の2つに分かれているのですが、午前中(7-11時)は6年生、午後(13-17時)は5年生を受け持っているそうです。

また、午後の授業が終わった後は、小学校でそのまま英語の先生(アルバイトのようなもの)をされているそうです。

毎朝5時に起床し、身支度を済ませて学校に行き、午前の授業が終わると一度家に戻ってご飯を食べ、午後の授業に間に合うようにまた学校へ戻ってきます。

午後の授業、英語の先生を終えて家に帰宅するという生活を月曜日から金曜日までの5日間続けます。

土曜日は、午前中は小学校で先生をし、午後は大学で勉強、日曜日は午前も午後も大学で勉強をしているそうです。

話を聞いたとき、あまりにも毎日の予定がハードで休みもないので、「大変ですか?」と尋ねたのですが、
「もう慣れてしまったから大丈夫!」と言われ、カンボジアで小学校の先生をやるのには相当の体力が必要だなと思いました。


●試験に合格さえすれば先生になれる

カンボジアで小学校の先生になるためには、試験に合格しなければなりません。
しかし、試験に合格すれば先生になることができるので、高校卒業後に4年制の大学に行き勉強をしなければならないなどの決まりはありません。

もし先生になりたいならば、高校卒業後に小学校の先生になるための試験を受け合格する必要があります。
その後、無事に先生になることができます。

中学校までは、このように試験に合格すれば先生になることができるという仕組みのようですが、高校の先生になるためにはきちんと4年制の大学に通い勉強をしなければならないようです。

日本では免許+試験の合格が必須ですが、カンボジアではそうではないという点において、先生方の知識にバラツキがありそうだなと思いました。

担任の先生が私よりも若く、また、きちんとした授業をされているのを見て、私自身も一生懸命日本語と英語の授業をやらなければと思いました!