スエーデンのシルヴィア王妃のポルトガル語

スエーデンのシルヴィア王妃をご存じでしょうか。

1942年、ドイツのハイデルベルクで生まれたシルヴィア王妃ですが、お母さんがブラジル人であったことから、1945年、敗戦直後の混乱から逃れるべく家族はブラジルに渡り、10年以上過ごした末、1957年にドイツに戻りました。つまり、シルヴィア王妃は少女時代の大半をブラジルで過ごしたのです。

以前から、「シルヴィア王妃はブラジル人の血が流れている」といったことは聞いたことがあったのですが、それ以上のことは知らず、れっきとした「欧州の人」というイメージを持っておりましたので、「ポルトガル語を話したりはしないのだろう」と勝手に思い込んでおりました。

ところが、先日 、Youtube のブラジルのチャンネルでシルヴィア王妃について語っている動画があったので観てみたところ、実際にブラジルに住んだことがあるのだと知り、関心が湧いて検索してみると、ありました、ありました、シルヴィア王妃がポルトガル語をしゃぺっている動画が!

青少年問題に力を入れているシルヴィア王妃。こちらは2003年にリオグランデ・ド・スル州で行われた「性的暴力被害者児童の保護に係る第1回公聴会」の第18回記念式典に向けた声明です。

聞くと、若干のなまりはあるものの、れっきとしたブラジルのポルトガル語を非常に流暢に話していらっしゃいます。

この動画では、前記の公聴会がご自身が設立した世界子供基金のブラジル支部設立に繋がったことに触れ、被害者が安心して助けを求めることのできる場を用意することの重要性に言及していらっしゃいます。

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