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④お股からひょっこりキノコ(奇胎)登場/深夜の多量出血【胞状奇胎】

心身健康に呑気に生きてきたワーママです。夫は海外赴任のためもうすぐ3歳の娘と2人で暮らしています。
2人目妊娠を期に、全胞状奇胎→侵入奇胎となり現在人生シフトチェンジ中。元々医療関係を齧っていたので、独学ですが少し詳しめに記録を綴っています。

🍄🍄🍄

胎児共存全奇胎の診断を受けた日の夕方、
保育園帰りの娘を抱き上げマンションの階段を登ると突然お股に違和感があった。

ニュルンと何かが出てきたような感覚があり、

まさかついに骨盤臓器脱か?!
腫れ上がる卵巣嚢腫に押されて出てきたのか?!

と帰宅後に慌てて手鏡で確認すると、臓器ではなさそうな人差し指ほどの赤黒紫色の球体がコンニチワしていた。

絵心が皆無。こんな感じでひょっこり。
手で形を確認すると右の図のように長く、まるでキノコのように生えていた。


柔らかすぎもせず硬すぎもしないなんとも言えないプニプニしたやつがいる。

何よりも色味がやばい。

ゾワゾワしてすぐに病院に電話。

『何か膣から人差し指くらいのキノコみたいな球体が突然出てきて‥‥』

総合受付の方、困惑

→主治医へ『来週の診察で確認しましょう。何かあったらすぐ連絡してください。』

不快感がありながらも、このまま過ごして診察日を待つことにした。

性器出血‥?

キノコ発見から4日後の朝、起床時からジワーっと生理初日程度の性器出血があり1時間ほどで止まった。

まだ生理が来るはずもなく、念の為再び病院に電話。

今は止まっているのであれば、また2日後の診察まで様子をみるようにと前回同様の指示を受ける。

自宅が殺人現場と貸した深夜の大出血

娘を保育園に送る頃には朝の出血のこともすっかり忘れて一日を過ごし、夜の寝かしつけを終えてからは翌週末に迫った引っ越しの準備をせっせと進めていた。

23時53分
さてそろそろ寝ようかとダンボールを積み上げたところで、突然かなりの早さでナプキンにジワーっと生暖かさが広がった。

慌ててトイレに駆け込む。

ズボンを脱ぐか脱がないかの時点で、おまたからシャーーーーーーッと持続的に血が出ているのが見えた。

とりあえず一旦無意味に押さえてササッとリビングの携帯と診察券を取りトイレに舞い戻る。


0時過ぎ
❶車で50分ほど離れたところに住む両親に娘を頼む為連絡(補足:夫は海外、娘は寝室)

0時15分頃
❷止血の気配皆無なので、大学病院に電話
深夜のため中々繋がらず、その後もたらい回しで血をシャーシャー垂らしながら20分ほど待つことになり、途中で冷や汗ダラダラ&目の前が真っ白になる

0時30分頃
❸危険なので119に連絡することに🚑
→あと4分で着きますからね!!


→?!

血シャーシャーで脳内がフワフワになりながらも、ふと自分の服装がナイトブラと血だらけのパンツだけであることに気付き冷静になる。

流石にこの姿は見せられまいと、
部屋干ししたままの洗濯ピッチから大きめの長袖トレーナーをちぎり取り着用し終えたところで流石にもう立っていられず血だらけの床に大の字で待機。

その直後に救急隊到着。

超ギリギリセーフでおばばの下着姿お披露目を免れた。

救急隊と両親到着

救急隊到着後、溢れかえる血を収めるべく再びトイレに座っていた頃、物音で娘が起床。

『ママ何してるのぉ〜トイレのドアあけたまんまでぇ〜こぼしてるよお(血を)』

とおじさま達にも驚くことなくヘラヘラ笑いながら寝ぼけ眼で部屋から登場。笑

救急車に乗る頃には両親も到着し、娘を託して、最低限の荷物を鞄に入れてもらい家を後にする。

かかりつけの大学病院に到着

痛みは無く、ただひたすら大量に出血し続けていた。
ズボンの背面は膝下まで真っ赤。

救急車でペットシーツの様なものをお尻の下に敷いていたが、病院に着く頃にはシートも血でタップタプになっていた。

かかりつけの大学病院では、産科当直の研修医さんが対応してくれた。

出血量は推定600〜700とのことであったが、足を高くしていれば意識もあり会話もできた。

どうやら犯人はキノコ🍄

キノコの存在を説明し、出血部位をスコープで確認。その間もゴポゴポ血が出続けており中々部位が特定出来ない様子であったが、しばらくしてキノコの根本あたりが怪しいということになっていた。

出血から3時間ほどたっていたが一向に止まる気配がないので、膣に4連ガーゼをパンパンに詰め込まれ止血。その不快感に震えている最中にさらに尿管カテーテルを初体験し、絵に描いたような放心状態のまま、朝までICU病棟を間借りし日中に婦人科病棟へ移動となった。

キノコの正体🍄

後にこのキノコは病理に出され、子宮から血行性転移し膣で育った胞状奇胎の一味であるということが判明した。
また、私の場合は膣以外に肺にも2箇所転移があり早くも臨床的侵入奇胎と診断されることになる。

妊娠発覚からまだ3ヶ月でこのスピード感。

膣だったのが不幸中の幸いで、この出血が肺や脳で起きたら致命的だった。
異常妊娠(胞状奇胎)の恐ろしさを実感した瞬間だった。

つづく

心情よりも病状の進行事例を知りたい!!という方向け記事

この記事では心情を交えなが長々と語ってしまいましたが、妊娠から侵入奇胎までの経緯についてはこちらにまとめています💁‍♀️
珍しく情報が少ない病気かつ、健康な男女であれ誰にでも起こりうる可能性がありますので、参考になれば幸いです。

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