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キャリアの棚卸~知らなければ損するジョブカフェ・ハローワーク活用術(中級編)~

自己投資を惜しむべからず

生涯学習という言葉は古くからありますね。最近では学びなおしを意味するリスキリングというワードを聞くことが多くなりました。

ここで声をにして言いたいのですが、キャリア形成のうえで自己投資は絶対に必要です。会社が用意してくれた研修プログラムに乗っかるだけではスキル不足です。キャリアアップするためのプログラムを自己設計することが、自分を差別化するポイントなのです。

幼少期から競争環境で育ってきた都心部の方は、そんなの当たり前だと思うことでしょう。しかし、失礼ながらのんびりした田舎の地方都市では、競争するよりも協調を求められることが多いため、ライバルと差をつけることや自分の価値を高めることに必要性を感じていない方も多くいます。

地方都市出身の私が感心するのは、都心部ではカフェで公然と仕事をしたり勉強をしている人が多いことです。偏見かもしれませんが、自分を高めていくための投資をしている人は、地方都市より都心部に住む人が圧倒的に多いと感じています。(人口が違うので単純比較はできませんが)

私の育った家庭環境はというと、両親が共働きの公務員家庭でした。真面目に品行方正に生きることこそが最善であるという価値観を両親は持っていました。私に対して両親は高校を卒業したら公務員として働くことを望んでいました。しかし、私は両親とは違った価値観を持っていました。漠然と「偉くなりたい」と思ったのです。はい、ご推察の通り、私は両親から嫌われていました。

そんな私は、大学受験は第一志望の大学に合格できず、しぶしぶ九州にある公立大学に入学しました。その大学でエンジョイしているうちに、バブル経済がはじけて就活が困難になりました。
運よく地元企業に就職が決まったものの、私が求めていたアグレッシブな意欲は空振りに終わりました。

何か違う、そう思いながら日々を過ごしていました。
もしあの時、ジョブカフェやハローワークでキャリア相談ができていたら、よかったのかもしれません。私はその時何を思ったのか、「偉くなる=高給になる」ために資格取得を目指したのです。

以下は、私の取得した資格です。
普通自動車運転免許、秘書検定2級、英語検定2級、簿記検定1級、BATIC(国際会計検定)、TOEIC760点、自慢できるほど大したことはありません。

このなかで継続的に勉強を続けてきたのが英語です。大学受験の時、英語は苦手科目でしたが、なぜか大学卒業後に英語が好きになり、英会話スクールに数年通っていました。その他では専門学校に通いながら取得したのが簿記検定です。

さて、このような資格取得のために受講する学習費用を援助してくれる制度をご存じでしょうか。それがハローワークで申し込みを受け付けている「一般教育訓練給付制度」、「専門実践教育訓練給付制度」です。

ただ、この制度を紹介している厚生労働省のウェブサイトが真面目過ぎて、逆にわかりずらいため、前回の初級編でお伝えしたジョブカフェやハローワークで申請要件について直接相談してみることをお勧めします。

私はこの制度を利用した結果、ざっくり見積もってトータル50万円は給付金をいただきました。

資格によっては最大70%もの学習費用を給付してくれることがありますので、絶対に知らないと損ですよ!

自己投資資金は賢く節約しつつ、勉強時間をしっかり確保して、スキルアップを目指しましょう。5年後、10年後、努力の結晶は輝き続けます。


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