【通常国会開会】与野党の皆さんへ

今日は手紙口調で書いてみたいと思います。
というのも、私もいろいろ思うことがあるからです。
軽い気持ちで読んでください。

政治家の皆さんへ

国会議員に限らず、政治家の皆さんは亥年ということで今は様々に動かれているかと思います。それは国会の政策論争、問題の解決に向けた様々な調査、そして来る統一地方選挙や参院選。今年は安倍総理の所信表明演説にもある通り、タイトなスケジュールで進んでいくかと思います。

そんな中起きた統計調査の問題。行政は猛省すべきであり、野党の皆さんは追求に明け暮れる日々になるのではないかと思っているのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。

国民は反省する行政を面白おかしく見ているのではないのです。国民は反省したあとの素早い国民に対するフォローを待っています。それは統計調査で現れる失業者・生活困窮者の方の数字が物語っていますし、そのような人にとっては数千円、数百円の違いまでもが明日生きれるかどうかわからないような数字なのです。

追求より先に行うべきは国民に対するフォローではないでしょうか。過小に示された数値の訂正及びそれに伴う国民へのフォロー。行政の責任追及のためだけに、行政のマンパワーを削ってはいけません。

責任追及はすべきでしょう。しかしそれより先に行うべきはフォローです。

政策論争及び本当にスピーディーな国会運営や行政運営を手助けする議論を今はすべきです。今日の朝日新聞には「変わる働き方 広がる不安」という題で働き方に対する不安について特集してありました。

生活困窮者は1食の食費は100円以内です。30円のチョコレート菓子で飢えをしのぐこともあるという現実を直視しなくてはなりません。以前テレビで流れていたのは100円ショップで購入したコーンフレークを少し食べて腹は満たされないがそれで生きているという女の子もいました。あの子は今どうしているのだろうと今ふと思いました。アベノミクスでリッチになっているといいが…。

数百円のために人は生活しています。一般的な中流社会でも昼食は一食500円前後でしょう。300円の仕出し弁当を買う人もいれば、自分でコーヒーを作ってペットボトルに入れて飲み物代を浮かせる人もいます。100円が国民にとっては勝負なのです。1日300円を浮かせることができれば、一ヶ月で9000円が浮きます。携帯電話料金が一般家庭で6000円〜1万5000円だとすれば、9000円の割合が一般国民の家庭にとってあまりに大きいことがわかるでしょう。また、携帯電話料金も。国民にとっては100円が勝負なのです。100円が生き死にに関わるのです。

国会議員の皆さんは、週末は今地元各地で講演会やミニ集会など地元の人達の意見を聞く機会も多いのではないでしょうか。様々に意見はあると思います。与党を支援する人の応援や野党の応援、それぞれの批判など。そんな意見を聞くときに聞いて欲しいのが「国政はあなたの暮らしにどう影響しているのか?」ということです。

国政は国民の暮らしにどう影響しているのか?それをあなたの100円玉が語るでしょう。あなたのコーヒーを、あなたの休息を生み出すために国政は動いているのだと。働き方改革は労働者の生活の充実度を満たすべく運用されるべきですし、観光立国は日本立派な国家であると示す施策の一つとして、そして外国人の方が6000円の宿代を払うことでホテルの維持費として使用者・労働者・近隣住民が満たされるためにあるのです。国政とは国民の生活を向上させるためにあるのです。

いい暮らしがしたいかどうかを聞かれたら、それはだれだってイエスと言うでしょう。しかし今よりもっとお腹いっぱいになりたいか、という質問を食事の後にしたら、なんと答えるでしょう。お腹がいっぱいの人は、もういいというでしょうが、コーンフレークで飢えをしのいでいる人はなんと答えるか。

今国会は実のある国会にしてほしい、そのために国会運営を行ってほしい、今こそ切迫国会を行ってほしい。そう感じます。一刻の余裕もありません。国民が自由に意見を述べられる今、今日の話は明日の論題話題になるのです。

今年は本当にスケジュールで埋まった年だと感じます。それが亥年ということなのでしょうか。スピーディーな国会と早い段階での明確な国民に対する支援の表明をして欲しいと思います。責任問題の追求も大事ですが、本当にもし出来るなら、一人ひとりの生活のための支援をすぐにでも、明日すぐにでも…。

最後に、国会、選挙と今年は本当にタイトだと思います。まだまだ厳冬期ですし、インフルエンザも流行っています。ご自愛ください。

それではまた。

From smart000003

人生に必要なのは勇気と想像力、そして少しのお金とはチャップリンの言葉ですが、勇気は別にしても(笑)、想像力はnoteのスキが示してくれます。少しのお金を記事を呼んで役に立ったならば志として頂けると本当に嬉しいです。書籍代として本を購入し、勉強してそのお金を還元できればと思います。