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ボドゲイベント出展記 台北編

スマートエイプゲームスのヤマグチです。
こういったイベントに関する投稿をするのは約1年ぶりになります。

今回は2023年9月15~17日に行われた台湾(台北)のボードゲームイベントTOBE 2023についてまとめました。

💡こんな悩みを持つ制作者におすすめの記事です
・海外の市場や販路に興味はあるけど躊躇している
・海外の販売会に関する情報が少なすぎる
・将来エッセンシュピールに出たいけど不安
・英語とか全く話せませんけど大丈夫?

何より自分がいち製作者として上記のような問題に直面して悩んでいたため、今後海外を目指したい方にとっての一つのガイドブック的な役割として見て頂けたらと思います。

なお、この記事を執筆時点でのスマートエイプゲームスの状況はこんな感じです。

・創立して2年半、ゲームを出版してからは約2年
・3期目になりメンバーが増えたので拡大したい
・けど思うように国内販路を広げられていない
・(上述したように)ドイツのエッセンシュピールに行きたいと思い続けているが、そもそも海外のイベントに出たことがないので何を足がかりにすればいいか分からずビビっている

台北イベントへの参加は上記のような地点で立ち止まっている自分たちを一歩どころか十歩ぐらい前に押し出してくれるほど貴重な経験でした。

これを見て少しでも海外の販売会に興味を持ってくれる人がいたら日本勢が増えるので嬉しいなぁという気持ちです。それでは以下本題です。


海外イベント参加の背景

今回参加することになったのはいつもお世話になっているGOTTA2さんからお声がけ頂いたことがきっかけでした。

今度台北のイベントに日本チームで複数ブースの出展を考えているから一緒に出ないか?というお誘いに対し、即答で行きますと伝えました。

お誘い頂いた時点でうちは2023年11月に行われるシンガポールのイベントに参加することが概ね決まっており、そのためのお金も工面していましたが、初手シンガポールは不安だったのと日本の知り合いも多いなかで行ける海外イベントは絶対に行くべきだと思い参加を決意しました。

今振り返っても、ここで仲間に入れさせてもらえたのが改めて大正解だったなと感じています。

準備編

とは言え、行くと決めただけでは苦労はしません。準備が必要です。

海外には片手で数えられるほどしか行ったことがなく、シンプルに渡航自体に不安がある上、そこまで準備に時間を充てられなかったので最低限として以下の用意をして臨みました。それぞれのポイントを紹介していきます。

ホテルの予約

■ まず一番最初にやるべきこと。日本のホテルを予約するときと同じ感覚でいいので、イベント開催地の近くで良さげなところをサイトで検索して予約しましょう。

■ とにかく価格を下げたいなら1ヶ月前には取っておくのがおすすめ。1ヶ月を切ると各ホテルの一番安いプランはほぼ全滅します。特に値段的なこだわりがなければ2週間前の予約でもOK。

■ 今回自分は台北に5日滞在しましたが、渡航+宿泊で10万円を目安にするのが良いです。

ホテルは日本と全く変わりません

(重要)帰りの飛行機は日中もしくは夜にしておくのがおすすめ。早朝帰国だと空港までの電車がなくタクシーに乗る必要があったり、両替して帰りたいのに両替所が閉まっていたり、お土産が買えなかったりするので色々と困ります。

パスポートの更新

■ 有効期限が半年以内だと入国時に引っかかる可能性があるので注意。

台湾語のチラシ

■ 日本チームの中でも持っていくか悩まれている方がいましたが個人的には用意して正解でした。

■ 印刷部数は300部。見込み来場者数が5,000人以下なら300部あれば十分。

台湾語の説明書

■ チラシもですが諸々の翻訳はスタッフの知人に依頼しました。主催側が手配してくれたりもするのでとにかく誰かを頼りましょう。

■ 中華圏の字体は「中国 → 簡体字」「台湾 → 繁体字」でそれぞれ異なります。こういう基礎的なことすら自分は知りませんでした。

英語によるゲーム説明

■ 自身のゲーム説明は最低限英語で出来るようにすべきなので翻訳必須。DeepLとchatGPTを使って細かいニュアンスは自身で調整。
(重要)ただ翻訳して何となく練習したから大丈夫!とは一切なりません。普通に死ぬので甘い考えは捨ててしっかり準備しましょう。GOTTA2さん曰く紙芝居を作るのがいいらしい。

ボードゲームの発送

■ 販売するゲームは事前に現地へ発送しておく必要があります。日本から安くで海外に送る場合は通常郵便局に依頼しますが、到着日も完全におまかせになるのでトラブルがあっても委ねることしかできません。

■ 一方でDHL・FedExなどの海外配送サービスはある程度コントロールができますが、通常料金がバカ高いので利用実績を積んだり交渉して値段を下げてもらわないと、とても使える料金にはなりません。

■ うちは今回GOTTA2さんの発送に相乗りする形で送ってもらいました。

グループチャットへの参加

■ 主催から必要記載事項の伝達を受けるためにグループに参加しておく必要があります。台湾はFacebook文化なので、Facebookグループに参加。
※シンガポールはWhatsAppだったりするので、ここらへんは国によって異なります。

オンライン決済の準備(任意)

■ 可能であれば用意した方が良いです。ほとんどの場合PayPalしか選択肢がないのですが、とりあえずオンライン決済ができる環境は用意しておくに越したことはないです。

出発編

準備が出来たらいざ出発!しかし、慣れていない人間からすると不安なことばかり。基礎的なこと含め注意すべき点は事前に把握しときましょう。

フライトの2時間前にはチェックイン

■ 空港には早めに着いておいた方がいい、というのは普段旅行してる人からすると当たり前のことですが、ギリギリで行動する人は気をつけましょう。気付いたらチェックインが終了してたりします。

■ 今回自分はLCCのScootを利用しましたが、事前にオンラインチェックインができるので1時間前までに手荷物チェックを通過しておけばOKでした。

現金は持ち込み必須

■ 基本的にはいくらか現金を持っていくことが鉄則。カードも使えますが、現金さえあれば面倒なことにはならないので素直に用意しましょう。

■ 自分は怖くて15万円両替しましたが、そんな金額全く必要ありませんでした。台湾に関しては5万円分両替+日本円で1-2万ほどあれば十分。

通信環境について

■ 各々ベストなやり方があると思うので自由にするのが良いですが、個人的に今回借りて良かったのがWi-FiBOXというレンタルサービスです。

■ 日本でWi-Fiを借りて、5日で6,000円ほど。

■ 行く前の電車でネット予約したら日本の空港内の店舗で発行済みQRコードを読み込ませて端末をゲット。後は現地に着いて繋げるだけ。

■ 返却するときも戻す用のボックスにただ入れるだけでおしまい。

■ もっと安く済ませる方法はありますが、通信環境や手続きなどで手間かけたくなければ日本で完結するのでこれで十分。

到着編

無事台北に到着!空港からも意外とすんなり出られたと思ったら大間違い。ここからは小さいトラブルが山のようにやってきます。一度やるべきことを整理しましょう。

両替について

■ 日本円の両替は必ず現地の桃園空港で行うこと。日本の両替所は手数料がべらぼうに高いので、大抵の場合は現地で両替すべき。釣り銭用の細かいお金も両替の際に変えてもらいましょう。ちなみに両替所は台湾銀行がレートが安くおすすめです。

💡釣り銭について
台湾の紙幣は100ドル・500ドル・1,000ドル札の3種類ですが、イベント用の釣銭が欲しい場合は100ドル・500ドルをもらっておく必要があります。

ただし、そこまで大量には崩してもらえません。
例えばうちの場合、販売価格が3種類で価格帯もバラバラだったのでそれなりに100ドル札が必要でしたが、20枚しか両替してもらえませんでした。

実際20枚もあれば十分なんとかなりますが、もっと欲しい場合は両替してくれるところを見つけるかいくつかの両替所を渡り歩くしかありません。
※もちろん英語か台湾語で伝えるほかないので頑張りましょう。

空港を出たらどこに行けばいい?

■ 現地の桃園空港に着いて両替が完了した後、自分は15分くらい迷子になりました。こんなときは潔くGoogle Mapを使い電車の乗り場まで向かいましょう。空港の地下1階にあります。

■ 台北の場合まず目指すのはメインステーションとなる台北駅です。空港から快速電車(MRT)で30分ちょっとで着きます。

■ 上記の都合上、ホテルも台北駅の近くに取っておくのが無難。ご飯も困らないし、会場が少し離れていてもタクシーで行けば安心。

台北駅は日本橋とか名古屋駅に似ている?

イージーカードを買おう

■ 台湾にも交通ICカードがあるのでまずそれを買いましょう。日本で言うPASMOがあちらではイージーカード(ヨウヨウカー)になります。

■ 駅の窓口や券売機、コンビニでも買えます。自分は幸いGOTTA2さんに譲って頂きました。

ホテルまでの道のりは電車で

■ 台北駅に着いたらホテルまで何かしらの手段で向かう必要があるわけですが、できれば電車かタクシーを使うのがおすすめ。

■ 日中の台北駅の交通状況はとても混雑していて、常に忙しなく車が動いています。自分はバスで向かいましたが、とんでもないスピードで停留所までやってくるので目的地に着くバスに乗り込むだけでも一苦労でした。

■ ホテルに一度着いたら後は日本と変わりません。一安心。自分のホテルは日本語を話せる方がいたので尚のこと心配いりませんでした。

💡注意点
台湾のホテルや施設は、場所によって水圧の関係でトイレにペーパーを流してはいけない・ペーパーが切れているところがあります。トイレに関しては日本が異常にキレイなので気をつけて行きましょう。

イベント期間編

ここからは台北でのプレイベント~TOBE 終了までの動きを写真多めで紹介していきます。

結論を先に言うと、、とにかく疲れました。もうかつてないほど疲れます。ゲムマの10倍は疲労が溜まると言っても過言ではありません。エッセンはさらに何倍も疲れるのでしょう。けれど、その分終えたときの達成感は凄まじいです。

プレイベント

まずはホテルに到着してすぐにプレイベントに参加しました。場所は西門という日本で言う秋葉原的なところにあるボドゲカフェで行われました。

訪れた中では一番の繁華街だった西門の様子

カフェに着いて最初に挨拶したのは通訳として関わってくれた2人のスタッフさん。彼らにはイベントの最後までお世話になったので、このプレイベントに参加していなかったらと思うとゾッとします。

プレイベントの様子

ここで会ったスタッフさんの一人に自分たちのブースの通訳担当になってくれるようお願いし、早速このプレイベントの試遊でもインストをしてもらいました。とにかく優秀で、カタコトの自分の英語の説明と台湾語の説明書から汲み取り速攻でルールを理解してくれました。

うちのゲームを試遊してもらっている様子

ここで良かったことは、同じブースで一緒に販売する妄想ゲームズさんから紹介頂いたリテーラーの方にクリプトコレクター(うちの商品)を試遊頂けたことでした。ゲームをとても気に入ってもらい、その後の商談に繋がる機会を得ることができました。

TOBE 1日目

TOBE 1日目は12:00から設営に入り、実際の開催は金曜の夜16:00~22:00でした。平日のため、いわゆるビジネスデー的な側面が強いと思っていましたがそんなことはなく、短い時間ながらお客さんは多かった印象でした。

日本国内で言うとゲムマ以外の各地域の販売会ぐらいの集客数がこの日はあったので、予想以上に遊んでもらえました。

1日目の設営後の様子
クリプトコレクターの展示
しっかり試遊もしてもらえました

1日目に感じた台湾と日本との違い

正直なところ日本と大きな差があるわけではありませんでしたが、決定的な違いは購入の意思決定の軸が試遊ベースになっているという点です。

日本のイベントでは、試遊卓を多くすることよりも出展ブースの数の方が優先されているので、基本的には遊ぶことを前提とせず事前の情報と当日の印象だけで購入する(出展側もそうしてもらう)傾向にあります。

実態として上記の形式の方がお客さんに買ってもらえる数は多くなりますが、パッケージやコンポーネントのデザインから受ける印象や説明・設営による見せ方の上手さがもろに売上に関わってくるのがメリットでありデメリットでもあります。

一方で台湾はもちろん上記のような側面もありますが、それなりの価格帯のものは特に試遊(もしくは試遊の観覧)をしないとほとんど買ってくれません。海外の作品だから遊ばないとよく分からん!という日本ブースならではの理由を考慮しても、ずーっと試遊している印象でした。

ただ、その分熱量がとても高いので、面白いと感じたものは一回遊んだ後でもしっかり購入してくれます。うちは日本のイベントで普段真逆の戦い方をすることが多かったですが、ボードゲームの販売ってやっぱり本来そうあるべきだよなと改めて感じさせられました。

💡台湾と日本の違いまとめ
・組当り人数:台湾→4~5人 / 日本→2~3人が多い
・滞在時間:台湾→試遊メインなので長い / 日本→購入メインなので短い
・開催時間:台湾→とても長い / 日本→短め
・購入の決め手:台湾→デザイン・試遊した上でのゲーム性で判断 / 日本→ゲーム性も大事だが事前情報や見た目の良さで判断(する傾向が強い印象)

そして、この日はこれだけでは終わりません。ここからが商談タイムです。

22:00に会場を出て、昨日お会いしたリテーラーの方と食事に行くことになりました。もちろんこの時点で自分の体力ゲージは0を下回っています。

しかも先方はほとんど中国語オンリー。もはや商談が成り立つのか不安でしたが、幸い妄想ゲームズさんに教えて頂いた最強の翻訳ツール(後述します)で事なきを得たので、あとは帰国後にメールのやり取りで話を進めることでまとまりました。ホテルに到着する頃には夜中の2時を回っていました。

詳細は割愛しますが、何かをきっかけにしっかり認知してもらえればローカライズの話に繋がる可能性があります。拾えるチャンスは拾いましょう。

商談で使った飲食店

TOBE 2日目

TOBE 2日目は10:30-21:00というかつてないほど長い開催時間でした。この日は土曜日で事実上の初日みたいなものだったので、開始からお客さんの流れも止まらず常に会場には人が溢れている状況が続いていました。

通路の真ん中にも試遊卓がありました

お客さん以外にも現地の同業の方と接触する機会が多く、メーカー・小売店・出版社・インフルエンサーなど様々な方とご挨拶しました。

最終日に分かったことですが、当初海外イベントにどのくらいの個数を持っていくのがベストか分かりませんでしたが、それなりに人と繋がりを持てるのである程度の数を持って行く方が良いです。

持ち込み数についても後述しますが、サンプルとしていくつか渡したり卸売り用にまとめて買い取ってくれる方がいるため意外と持って行った分は捌けていきます。

現地の方(右)との交流

ゲムマの約2回転分の時間もある2日目は立っているのもしんどくなるほど大変でしたが、振り返るとこの日を境に経験値が格段に上がりました。

前半上手く伝えられなかった英語でのゲーム説明も後半では大分伝わるようになったし、会場の暑さから出る汗と言語が伝わらないことから出る冷や汗が混じってびしょびしょになりながら接客する状況にも慣れたので、これこそ経験しなきゃ分からないものだなと強く感じたのを覚えています。

TOBE 3日目

最終日の日曜はゲムマと同じように穏やかな開始でした。盛況ではありましたが、お客さんが開始早々入ってくるというより徐々に増えていき終了時間まで試遊して楽しんでいる様子が窺えました。

3日目は10:30~18:00でしたが、前日で感覚がマヒしているので出展している側としては一瞬で時間が過ぎました。もうこの日は英語が通じるお客さんであれば通訳スタッフがいなくても自分だけで説明ができるシーンが増えたり、なんとなくのコミュニケーションで切り抜ける感覚も掴めたので最終日にしてようやく成長を実感しました。

ゲームの売れ行きに関しても、一番高値で販売していたクリプトコレクターのデラックス版(1,700台湾ドル=7,600円くらい)がお昼過ぎに完売するなど上々の結果でした。

デラックス版が完売し展示品まで売れた様子

また、イベントが終了する残り1時間は台湾やタイなどのリテーラーの方が数人ブースに来られ、卸値(60%にしてセット販売)でゲームを購入されていきました。ここらへんは海外あるあるなんですかね?結果的には全商品完売となりました。

振り返り

イベントとしては以上となり、全日盛況で疲れ果てたけど結果的には最高だったなというのが総括なのですが、陰では辛い部分もありました。まぁほとんどが言語の部分なのですが。。

最後に振り返りとしてその点について記載します。

言葉が伝わらない

疲れの原因の80%はとにかくこれ。言語が伝わらないとこんなにも疲弊するのかと改めて実感しました。せめて英語だけでももっと上手く話せたら、、と自分を呪いたくなりましたが、これから頑張るしかありません。

そんな愚痴を言っていても仕方ないので、妄想ゲームズさんから教えてもらったとっておきの神ツールを残しておきます。

それがこちら。灯台下暗しと言いますか、LINEで実はこんな優秀なアプリがダウンロードできるなんて全く知りませんでした。

これは日本語を入力すると指定の言語で勝手に翻訳してメッセージを飛ばしてくれるアプリです。履歴も残るし、相手方とLINEで繋がっているならこのアプリをグループに組んで対話するとそのまま翻訳した状態でチャットできる優れものです。台湾はLINE文化もあるので、特に使用機会は多いです。

自分はこれを使って先日の商談も乗り切り、イベント中に何か分からないことがあったときも都度これを使うようにしました。

使い込んだ感想としては、精度がとてつもなく高いかというとそうでもありません。DeepLやchatGPTの方が細かいニュアンスを拾ってくれます。が、上述したように会話の流れが見えたり会話に沿ったスピードで使えるという面では断トツでした。本当におすすめ。

持ち込み数が分からない

これは行く前に結構悩みましたが、一つの目安は「売上ベースで渡航費をペイできるか」だと思います。基本的に利益ベースで考えるとどこの国に言ってもほとんど採算は合いません。せいぜいエッセンシュピールくらい。

うちの例を出すならば、旅費が合計で約25万円程度を見込んでいたので、それを最低限クリアできる分の個数を持っていきました。あとはこれが本当に売り切れるのか、という部分との兼ね合いです。

実態として、まず海外の商品はそんなに数は売れません。ましてや単価が高くなると売りづらくもなります。自分自身、最初の感覚として持っていたのは1日で1商品あたり10個売れたらラッキーだろうというものでした。

なのでそれを目標に動いていましたが、大方の予想通り(少し上回るかなぐらい)の結果で着地したため、期待を裏切るほど炸裂売れました!ということはないと思っていた方が良いです。

もっと具体的な話をすると内訳はこんな感じ(台湾ドル=TWD)
クリプトコレクター通常版(1,000TWD=約4,500円):25個
クリプトコレクターDX版(1,700TWD=約7,500円):25個
マッチングフォーユー(300TWD=約1,300円):40個
上記のうち20%くらいは卸値で販売していますが、それ以外はこの価格なのであとは計算してください。

※参加2回目以降の裏ワザとして、先んじて現地で買い取ってくれる方に連絡をしておくというやり方もあります。これならイベントで売れ残っても安心、、かは自己責任でお願いします。

最後に

これだけ長文で書いてもいくつか書き切れない部分があるので少し補足。
※最後に少し宣伝もさせてください。

帰国編

上述していますが、帰国時のフライトは可能であれば早朝じゃない時間帯のものを選びましょう。わざわざ値段を高くしてまで変更する必要もないですが、早朝で帰ることに何のメリットもありません。

💡帰国する際にやっておくことはこちら
・桃園空港の両替所で台湾ドルを日本円に両替
・Wi-Fi or SIMカードの返却
・(早朝に帰るなら)前日の夜にタクシーの手配
・イベント売上の確認

ちなみにこれもできればですが、一日多めに滞在していた方が良いです。様々な理由があるのですが、自分が特に感じたのは現地の人や商品を購入された方から連絡をもらうケースが多いためです。

実際に1件、内容物で足りないものがあるから送ってほしいという連絡が翌日来ましたが対応する頃にはもう日本でした。幸い台湾だと小物を発送しても費用はそこまでかかりませんが、これがヨーロッパとかになるとそうも言ってられません。前にも後にも余裕をもって行動することが重要です。

日本チームへの感謝

今回同行した日本チームの方のお名前は一部を除いてほとんど出していませんが、皆さんがいてくれたおかげで乗り切ることができました。これ1人だったら絶対に精神的に参っていました。まさに戦友です。

特にここでも記載したGOTTA2さんと同ブースの妄想ゲームズさんにはイベント通してずっとお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。

ちなみに一度海外(特にアジア圏)のイベントに参加すると、数人キーパーソンとお会いする機会が出てきます。おそらく他の国のイベントに出るときも会うことになるのだろうと思いますが、それは日本でも同じこと。

人脈を広げるんだという精神で関わるのではなく、一緒に戦って気持ちを理解して同じ土俵にいさせてもらえていることに感謝しながら参加していると、自ずと目指す方向が同じ人たちが集まってきて会うべくして会うように世の中できているんだなと思いました。

今回の日本チームは次回のシンガポールに参加するメンバーも多いですが、日本のイベントでこれからも都度お世話になるかと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

最高の日本チームメンバー

宣伝

いかがでしたでしょうか?つらつら書いていたら10,000文字近くの長文になりましたが、海外の様子が少しでも伝わったら嬉しいです。

これからもシンガポールなど色々行くつもりでいるので、今後の体験記は有料noteで出そうと思いますが、この記事は無料で全て見られますので参考になったらぜひフォローやお気に入りをしてください。

最後に少し宣伝をさせてください。
スマートエイプゲームスに関する諸々のリンク載せておきます。応援がてらフォローや購入をしてもらえたら幸いです。

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台北でも好評だったクリプトコレクター
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海外イベントに関することは多くの先人たちがいるので詳しいことは彼らに聞くと良いですが、もし関わりがなく聞きづらいようなら、自分で良ければ分かる範囲でお答えしますのでご連絡ください。

最後までお読み頂きありがとうございました!