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デザイナーが海外でリモートワークできるのか試してみた in タイ

スマートキャンプ デザインブログ、デザイナーの髙松です。
6月の初週に、人生初の海外リモートワークをしてきました。

今週は、海外リモートワークをやってみた感想と、海外でも快適に仕事を進めるために必要なことを記事にまとめました。今後、海外でのリモートワークを検討されている方の一助になれば幸いです。

リモートウィークが設けられた理由

スマートキャンプ は6/24より新オフィスに移転するのですが、引越し日と入居日がずれることになり、6/1~21の3週間はリモートワーク期間となりました。弊社ではこの期間をリモートウィークと読んでいます。
代表の記事がこちらです。↓↓↓

基本の就業時間を守っていれば、3週間入居しているシェアオフィスのほかに北海道支社実家などで業務を行うことが可能です。初めての取組みに社員全員がどうするか考えていたころ、ふとした疑問がよぎりました。

「これって海外でもいいんですか・・?」

スマートキャンプ はもともと毎週水曜日にリモートワークを導入していますが、海外でリモートワークをするチャンスは滅多にありません。これを逃したら一生ないかも・・!と感じ、上司に相談したところ即OKがでました。(最高の上司・・!感謝しかありません!)

・・ということでいざタイに行ってきました!
実際に海外で業務をして得た発見を、海外リモートに必須なもの・準備できるといいもの・役立ったツール・その他Tipsの4軸に沿ってまとめます。

海外リモートに必須なもの

1. Wi-Fi環境

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当然ですが、ネット環境がなければ仕事になりません。ポータブルWi-Fiも良いですが、宿泊先のネット環境は強い方がいざという時に安心です。ホテルをとる際に口コミなど確認しておけると良いと思います。

現地に着いてからも最初に強度を確認しておくと、万が一ホテルのWi-Fiが弱かった場合にもWi-Fiがあるカフェを探しに行けるため、できる限り早く確認することをオススメします。

2.イヤフォン 

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海外に限ったことではありませんが、リモート中のミーティング(以下MTG)は基本的にオンラインで行うことになります。音をきれいに拾えない環境でのMTGは自分にも相手にもストレスになるため、MTGをしやすいイヤフォンは必須です。

あくまで個人の所感ですが、普段使いしているBluetoothイヤホンより、直でPCに繋げられるイヤフォンの方がノイズを拾わず声もクリアに聞こえると感じました。

海外リモート前に準備できると良いもの

1. MTGルールを決めておく

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前述の通り、リモートワークのMTGは基本的にオンラインMTGとなります。MTGツールは何を使うのか、リモートワークに合わせてMTGの内容を変える必要があるか、などは事前に決めておけるといざという時にバタつかずにすみます。

私のチームの場合はSlackで朝会・夕会を行い、画面共有機能を使ってその日の進捗などを共有していました。
リモートウィーク前に、MTGが成立するか何度か実験していたので、よりスムーズにリモートウィークに入ることができました。

2. オフライン環境でもできる仕事を把握しておく

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多くのデザイナーの方が、制作物によってグラフィックツールを使い分けていると思います。私の場合は、作業の半分をFigmaで行なっていますが、オフラインの状況ではクラウド上の保存データにアクセスすることはできません。

万が一、ネット環境をなくしてしまった時のためにAdobeツールで行う別の作業もリモート期間中の対応項目として持って行きました。(幸い、Wi-Fiはずっと安定していました)

ネット環境をなくして立往生してしまうケースは、デザインツールに限らずGoogleDriveGithubなどにも同じことが言えますので事前にデータを落としておくなどの準備があると安心です。

海外リモートで役立ったツール

1. Slack

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リモートウィーク中のほとんどのMTGはSlackで完結することができました。また、テキストメッセージでは伝わりづらい話をする際「今、通話に切り替えて説明していいですか?」と自然な流れでコミュニケーション方法をスイッチできることもSlackの利用メリットの1つでした。

2. Zoom

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こちらは朝会に使用していました。Zoomは参加者の映像を一覧化して見ることができるため、より対面に近い感覚で話すことができます。
資料を参照するような業務中のMTGではなく、挨拶を兼ねた朝会などの場面では全員の様子を伺うことができるので使い分けてみるのも良いかもしれません。

3. Figma

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Slackと併用することで、会話をしながらリアルタイムにデザインを反映できるため、改めてFigmaのすごさを思い知りました。
海の向こうにいる人の指示に「こんなかんじですか?」とすぐにイメージを共有できる体験に感動です。

海外リモートを快適に過ごすためのTips

1. 時差を味方につける

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今回のリモートウィークは原則、日本時間で出勤するルールがありました。多くの社員は就業時間を10:00~19:00としているため、日本との時差2時間を加味すると、タイでは8:00~17:00が就業時間となります。

17:00に仕事が終わり、その後は現地生活や観光を楽しむことができるのでとても有意義に時間を使うことができました。
行ってみるまでは不安だった時差の問題も、うまく使うことができると日本にいる時よりも時間を効率的に使うことができます。

2. ゆとりのある予定を組む

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図のようにタイには7泊9日で滞在していました。リモートウィーク中は当然ながら仕事ができる状態を作っておくことが優先されます。Wi-Fiなどの設備に限らず、自分の体調も良好に保つために移動日と出勤日の間に1日ゆとりをいれていました。

実際に現地に着いた時には「翌日から仕事は絶対ムリ・・・orz」という疲労感だったので土曜から行こうと提案してくれた同行者に深く感謝しました。

海外リモートは最高でした

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行ってみるまでは不安な点も多かった海外でのリモートワークですが、実際には不便よりもメリットの方が多い貴重な体験ができました。特にメリットと感じた3つを書き出してみます。

1. 長期リモート中にすべきMTGを整理するため、MTGデトックスができる
2. ディスプレイを覗き込むより画面共有の方が、ペアプログラミング・ペアデザインがしやすい場合がある
3. 業務後すぐに観光・娯楽に繰り出せる

また、デザイナーはPC1台で作業がしやすいため、リモートワーク向きな仕事だと改めて感じました。トラックパッドのみで作業が辛い場合にはiPadなどを導入するとより快適なのかもしれません。(次はやってみたい・・!)

改めて、この3週間をリモートウィークにしてくれた代表と会社に感謝しております。現在も絶賛リモートウィーク中ですので、来週は北海道支社に行ってきます!

引き続きスマートキャンプのデザインブログをよろしくお願いします!
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WRITER : Yume Takamatsu ( SMARTCAMP / Designer / @dream_yt95 )
EDITOR : Yuta Morishige ( SMARTCAMP / Designer / @MorishigeYuta )

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