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85mm単焦点縛りで切り取りの癖を変える

何度か35mm単焦点レンズのことを書きましたが。私は24mm~35mm広角気味に街を切り取るのが好きです。
ですが、バリエーションを増やたいと思った時に、自分で、
「今日は苦手な画角の単焦点レンズで勝負する」と決めて、ズームレンズは置いて行くのはおすすめです。

仕方なく動き回ることになる

日頃なら、35mmでもっと全体を撮りたがったと思います。
ズームレンズも25-105mmを持っているのだから、同じものが撮れる、はずなんです。
ですが、日頃の癖はそう簡単に抜けません。

もう85mmという限られた画角で、なんとかこのビルと素敵な男性を撮りたかったので、自分が色々移動して撮りました。
狭い画角だから、私が“この場面で撮りたかったもの”が伝わりやすい写真になりました。
結構SNSの評価も私の写真のなかで高めでした。

取捨選択するしかない

室内での85mmは相当苦戦しました ^^;
途中から、誰からも命じられてないのに、何を一人で苦労しているのだろう?と思えてきましたが。

あれもこれも入れたい、色んなところに目が行くけど、85mm縛りの室内では、かなり撮れるものが限定されます。
その代わり、窓や影や光が作った形に目が行きました。
ここは暗いですが、単焦点レンズの最大の長所、F値が低い明るいレンズを活かせます。

上とのこの2枚は、今まであまり撮ったことない写真で、
バリエーションが増えるということは、後々、組写真に使うこともできるので、大切に残しておける写真になりました。

主役が分かりやすい写真になる

この写真は割と得意とする切り取りではありますが、
にしても、この写真に関しては、もうちょっと周りを入れたかった。
ですが、この写真がSNS で何故かとてもいいねが付きました。未だに謎です(笑)

この看板のデザインは素敵ですね。
分かりやすく素敵な看板デザインを作る方をほんと尊敬します。私はそれを切り取らせてもらっただけですが、せめてダサく見せないように気を配っています。

他にも色んな人が通りましたが、あくまでも通行人は脇役なので、看板と同系色の女性の写真を選びました。
赤いバックの女性だとそっちに目が行ってしまいます。髪の色とかも大事です…

入れたいものだけでまとめやすい

ここのディスプレイはいつも素敵です。ですが、切り取り次第ではちょっと伝わりにくいものにはなってしまいます。

入れないものとして気を付けているのが文字です。
文字が入ると人はそちらに目を奪われます。こちらも文字が入っていますが、こんな素敵なデザインなので、むしろそっちから見て欲しい。
なので、入れたものを採用しました。
しゃがんだりカメラの向きを変えたりしたら、この文字を入れないで撮ることも出来ると思います。

ある程度の広範囲は可能

85mmは中望遠ぐらいなので、ある程度ズームアップ出来るし、
人混みの中でも、目立つようなレンズの大きさでもないし。
2枚目のように、人をある程度ボケ感を出して入れることも出来るので、便利だったりします。

レンズ交換は慎重に

↑こちらは別日に、85mmで撮った写真です。
85mmに少し慣れてきたら、35mmと2本使いで撮りに行ったりもしています。
この2本があれば、私が撮りたいものはほとんど撮れると思えるようになりました。
団体での撮影の時は、ズームレンズを使うことも多いですが。

ただ…
レンズ交換は慎重に。
時にはシャッターチャンスを逃しても、安全重視です。
シャッターチャンスを逃した時は、私には今日は縁が無かった、と諦めると同時に。
“今このレンズで撮れるもの”に集中することができます。

苦しんでる時は意外と面白い写真が撮れたりするものです。

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