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『行動』を後押しする「Nikko Bravi !」とは?

こんにちは。
SMBC日興証券note編集部です。

当社はカルチャーの醸成を、社員が中心となって進めることを重要視しています。
その文化を支えている大切なツール、
それが社員の発想から生まれた「Nikko Bravi !」

社員一人ひとりがアカウントを持ち、良い行動を見かけたらメッセージを送り合ったり、いいねを押したり、タイムラインに投稿したり、と様々な機能を持つ便利なツールです。

今回は、そんな「Nikko Bravi !」の内容や開発エピソードを掘り下げるべく、企画から開発、運営までを一貫して担うチームに取材を行いました。
集まってもらったのは、デジタル戦略部の佐藤さん・林さん、システム企画部の秋田さん・竹田さん。

【前編】では、佐藤さん・林さんに「Nikko Bravi !」を開発した目的や基本的な機能、社内での反響などについて話を聞きました。

【デジタル戦略部】
SMBC日興証券の各部署と連携しながら、証券ビジネスに変革を起こすDXの推進・支援をするほか、DXを牽引する人材の採用や育成を行う。

【システム企画部】
SMBC日興証券における各種システムの企画・運用に関する業務のほか、システムに関するインフラ整備やサポート、業務の効率化を担う。

『行動』を後押しするというビジョンが根底に

「Nikko Bravi !」トップページ

―「Nikko Bravi !」は、既存のツールとはどういった点が違うんですか?

佐藤:「Nikko Bravi !」は、単なるコミュニケーションツールではなく、社員同士の協働や助け合い、自己啓発、社会貢献など、『行動』につなげるためのツールなんです。

社員間のコミュニケーション向上のみが目的であれば、他にも便利なツールはたくさんありますよね。
この開発の根底には、当社の企業理念や行動規範に基づく、良い行動を広げていきたいという想いがありました。
まずその前提となる部分が、既存ツールとの大きな違いですね。

―では、具体的な使い方についても教えてください。

:わかりやすい特長としては、社員一人ひとりや部署への投稿に対して「トークン」という仮想コインのようなものを、メッセージといっしょにお互いに送り合う機能があります。

当社には、多くの部署や支店があり、さらに近年はテレワークで自宅から勤務している社員もいたりと、たとえ同じ会社で働いていても、社員同士の間で物理的な距離が生じているという実態があります。

それでこの「称賛メッセージ機能」があれば、気軽に称賛や感謝の気持ちを可視化することができるんです。役社員の誰もが利用でき、また、部署ごとでもやりとりができるので、個人だけでなく組織間でも称賛し合うことができます。

そして、メッセージと共に、当社の行動規範に基づくハッシュタグを紐づけできたり、カジュアルなスタンプを送れます。

だから、日々の頑張りや取り組みについて、個人・組織問わずメッセージ機能を通して発信することができ、そこに対するリアクションが「トークン(称賛・感謝)」という形で可視化されるという仕組みですね。

―自分の行動に対して「称賛」がもらえるのは、モチベーションになりますよね。

佐藤:そうですね、まさにそこが風土や文化の醸成につながっています。
称賛された社員本人が嬉しいのは当然ですが、日々の投稿を通じて、他の社員の良い『行動』を知ることができ、それにより自分も頑張らなくては、という気持ちになります。

そうやって、「Nikko Bravi !」を通じて、社員一人ひとりの『良い行動』が広がっていけば、自ずと当社の目指すカルチャーにもつながっていく、と考えています。

「Nikko Bravi !」投稿イメージ

そして、その成果が着実に広がっている手応えもあります。

例えば、支店で働いている社員の行動に対して、同僚や支店長が称賛しやすくなったという声をたくさんいただきました。
一方、本社勤務であれば、別の部署のメンバーと協働をする機会が多いのですが、「Nikko Bravi !」を通して声を掛け合う回数が増えたりだとか。

そんな風に社内のあちこちで、新しい称賛の輪が日々広がっています。

企画・開発・運営まで内製化への挑戦

―「Nikko Bravi !」は、自社での開発を目指されていますよね。
  何か理由はあったんですか?

:ひとつは「スピード感」です。こういったシステムは、使い心地や改善点など、社員一人ひとりの声を迅速かつ継続的に反映させていくことがとても重要です。
ユーザーである当社の社員の声を集めながら、機能改善の検討・実装・検証を繰り返すことがとにかく大切だと思ってます。

今日集まったメンバーは、開発担当でありながら、1人のユーザーでもあります。だからこそ、外部で制作するよりもスピーディーにPDCAを回せるという点が非常に大きいです。

佐藤:あとは、やはり先ほどの「ビジョン」に関わるところが一番の理由です。
SMBC日興証券のカルチャーを目指す方向へとしっかり形成していきたいという想いが根底にあり、それを実現するためのツールとして活動を始動しました。
自社のカルチャーを一番理解しているのは私たち社員ですので、自分たちで本ツール開発をリードしていかなくては、と考えています。

リリース後の反響から感じることができた手応え

―社内に浸透するまでに、ある程度の時間は掛かったんですか?

佐藤:2022年の10月にリリースしたのですが、うれしいことに最初の1ヵ月で1万件以上の投稿がありました。そして、たくさんの方に使っていただいた分、開発チームには様々な声もすぐに届くようになりました。

ただ、部署ごとで利用シーンが異なるので、感想やニーズも本当に多種多様で。
初速に満足することなく、そういった声を拾い上げながら日々ブラッシュアップしています。

アイデアと工夫でさらなる進化を目指す

―ユーザー数や稼働率など、今後の目標があれば教えてください。

佐藤:定期的に数値を計測していて、現在のユニークユーザーは全社員の7割を超えています。
たくさんの方に使っていただけている実感はありますが、まだまだ上を目指していきたいですね。

ただ、「Nikko Bravi !」のようなツールは、誰かに強制されて使うようなものではないと思います。

数値的な目標はもちろん意識しつつも、自主的に「称賛を送りたい!」と思っていただけるように、ユーザーフレンドリーで楽しめるツールとして進化させていきたいと思います。

―進化させていくうえで、意識している点はありますか?

:自分自身も一人のユーザーとして感じることは、やはり実際に使って楽しくないと継続的に利用してもらうことは難しいということです。

そこで工夫したのは、ゲーム性を取り入れた点。
称賛した回数、称賛された回数に応じて、称号ランクが上がったり、称賞バッジをGETできるという仕組みです。

ゲーム感覚で、称賛回数などに応じて自身のランクがあがったり、集めるような感覚で楽しめるように、デザイン面も含めて設計しました。
これからも思わず、顔がほころぶようなゲーム要素を取り入れつつ、楽しみながら継続的に使ってもらえるように、機能をアップデートさせていきます!

(後編に続く)

【後編】では、さらにシステム企画部メンバーを迎えて、
「Nikko Bravi !」開発の舞台裏に迫ります!


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