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日本に帰っても終わらない,僕の台北視察ゼミ(規定演技編) | 復習

#Nサロン #台北視察ゼミ も間もなく最終回。

当初,このゼミには興味を持っておらず,参加するつもりもありませんでした。自分の中で潮目が変わったのは,自社でピッチイベントの企画が持ち上がったこと。また,ゼミでの視察先の一部である「InnoVEX」において,ピッチイベントが開催されていたことでした。

InnoVEXは(建てつけ上は)Computexの一部として運営されているのですが,僕は結局,Computex会場に足を運ぶことすらありませんでした。空港からのシャトルバスで通過したのみです・・・。


表の目的③スタートアップ企業のアポをとる

さて授業の第1回を振り返ると,このゼミには表の狙いと裏の狙いがあるとのことでした。いわく,

表: 情報収集力と編集/発信力を高める
裏:「どこかに行く,誰かに会う」自由とそのスキルを手に入れ,磨く

の二つです。表の目的,このゼミでいう”規定演技”として,僕は次の三つの項目を挙げました。

①展示会を取材して寄稿する
②自社ピッチに活かす
③スタートアップ企業のアポをとる

①②は進行中なので,このnoteでは主に③について振り返ります。

Linkedinさまさま,2社と話をしてきた

これまで,海外取材をする経験はあったのですが,熟練のコーディネーターに手伝ってもらっており,アポ取りはお任せ状態でした。今回は,(一応)仕事ではないからこそ,アポ取りから失敗上等でやってみることに決めたわけです。ゼミの裏目的(「どこかに行く,誰かに会う」自由とそのスキル)にも影響されたとも言えます。

困ったポイントが,事前の目利きの難しさです。事業領域を絞ったとはいえ,僕は技術の専門家ではありません。しかも,主催者公式から,なかなか情報が出てこず,出てきたと思ったら変更も(そう聞かされていたとはいえ)。少ない情報の中から,台北市と提携しつつあるスタートアップや,技術系の財団と連携しているスタートアップなど,”安パイ”に当たらざるを得ませんでした。リスクを避けがちな自分の中の日本人気質を再認識。

アプローチは主にLinkedinから。以前からプロフィールを作ってあったので,ここはスムーズでした。幸い,2社と事前に日時調整も完了。

「So, what's the next step?」(反省点)

↓InnoVEX会場のTaipei World Trade Center(TWTC)Hall3。ブロック積みを思わせる外観。

↓会場内。日本の典型的な展示会と違って天井が高く光の入る会場で,開放感がある

現地で予定通り顔を合わせることができた時は,やはりホッとしますね。

予定通り会えたのは良いのですが,実は肝心の自社ピッチイベントは,日程が決まっていませんでした。できれば決めてから台北へ渡りたかったのですが,こればかりは自分ではコントロールしきれません。

そのため案の定,1社と一通り話をしたあとには「So, what's the next step?」との一言。できればトークの動画をもらいたいであるとか,メールでフォローするであるとか,乗り切ったものの,「日本企業あるある」という心象を与えただろうなーというのが心残りです。

別の1社とは,事前に約束していた人物とのミーティングは実現できませんでした。上記の通り,条件がふわっとした状態だったため,想定はしていたものの・・・。ちょっと席を外されたまま戻ってきてはくれず。別の方が対応してくれただけでも有難いと思うべきなのでしょう。

実際のところ,日本でのピッチにどれくらい関心をもっているかは,面と向かってみて初めて感じ取れる部分がありました。資金調達しているか,どんなパートナーがいるかくらいは当然,調べておくわけですが,それは所詮,肌感覚のない情報です。

ここから,いかに縁を深めていくか。自分の中の台北視察ゼミは,まだまだ終わりそうにありません。また月並みですが,細かなニュアンスを伝えたり,読み取ったりする,そもそもの英語力も高めていかなければならないと感じた3日間でした。

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