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いま感じる改めての感謝


今頃桜が咲き始める時期かなぁ…

毎年この季節になると高校時代に過ごした青森の桜を思い出します。
岡山ではおおかた散ってしまった桜も、青森ではゴールデンウィークが見頃でした。

そんなことを回想する今日、天気は晴れ。シャツ1枚でも過ごすことのできる気持ちの良い日にも関わらず、僕はおうちで過ごしています。


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僕が初めてコロナの存在を知ったのはシーズン立ち上げの沖縄キャンプ中。
ニュースで多く取り上げられてはいたものの、国内ではなかったこともありそこまで関心は持てませんでした。

続く宮崎キャンプ中には、横浜港に寄港したクルーズ船のニュースが一日中報道されていました。
この時点でもなお今の状況を想像したことはありません。

Jリーグの開幕、頭の中のほぼ全てがそこに向かっていました。

"とにかくピッチに立ちたい。
今年は意地でも離脱しない。
チャンスを手繰り寄せる、掴む。"

サッカー人生初のサイドバックをチャレンジしたりと、濃い時間を過ごすことができていました。


そして2月23日の開幕戦、僕にとってはプロ2年目にしてようやくのプロデビュー。プレーは全くでしたが、チームが勝てたことは何事にも代え難い嬉しいことでした。

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"また来週試合がくる。
もっと長くピッチに立ちたい、もっと熱いプレーがしたい。
もっともっと大きな欲を持ちたい。"

次の試合に向けて良い緊張感で溢れていました。

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それからは知っての通り、Jリーグは第2節以降コロナの影響で中断されています。
開幕戦が夢だったのかと感じるくらい遠い過去に感じ、Jリーグが開幕したことさえも疑ってしまいます。

現在、政田(クラブの練習場)に集まり全体トレーニングすることはできていませんが各々個人でトレーニングをしている状況で、僕はおうちの中で筋トレをしてから外でランニング、家の前の公園でラダーやコーンドリブル等をする日々が続いています。
特に公園で練習することはとても新鮮で、小学生の頃、父や弟とボールを蹴っていた記憶が蘇りますね。初心にかえる良い機会になっています。

チームではオンラインミーティングアプリ「zoom」を利用したボディーワークやグループワークなんかもしています。

外出はトレーニングと最低限の買い出しのみ。

おうちではTwitterやInstagramを通じて他の選手、友人が「おうち時間」何をしているか見るのは面白いですね。

そうしてSNSを覗く時間が増えましたが、先日Twitterでクラブの公式アカウントから投稿されたものを読み、胸が熱くなりました。

http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473055715.html
(全文はこちら)

下記は該当する文章を抜粋しています。

『クラブの最も大きな収入が広告料収入であることに変わりはなく、拠出くださる各企業の皆さまには、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。様々な企業を訪問させていただき、試合がないため看板などの掲出ができていない現状をお伝えすると、「ただ看板に協賛しているのではない。クラブの活躍が岡山という地域を盛り上げることを信じて協賛しているものだから」と激励のお言葉を数多くいただき、支援を続けてくださる思いを改めて感じております。』

このような状況下においても、「岡山を盛り上げるために」とクラブの活躍を信じて変わらず協賛してくださる企業の存在があります。こんなにも素敵なスポンサー・パートナー企業に支えていただけていること、改めて感謝の気持ちで一杯です。

こうしてコロナを関連とする文章をSNSに書くことはこれまで慎重になっていましたが、今回協賛していただいてる方々の思いに少し触れることができ、noteに感謝を書きたいと思った次第です。

僕の仕事はサッカーです。
クラブを支えるためにサポートして下さっているスポンサー・パートナー企業、ファン・サポーターの皆さまに活躍で返すことが選手の仕事だと認識しています。

今はファン・サポーターの皆さまとface-to-faceでの交流はできていませんが、コロナが落ち着きまた以前のように交流できること、共に勝利を喜び合える日を楽しみにしています。

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社会にとって今は「所詮サッカー」かもしれません。
何よりも大切なものがあります。
ただ、この先のwithコロナ→afterコロナの社会にとってサッカーには大きな役割があると信じています。

サッカーは感情を掻き乱すことのできるエンタメであり、誰かにとっては活力を与え、夢や希望だって持たせてくれるものです。

 
リーグの再開を信じ、そしてサッカーの持つ力を信じて日々限られた中でも前向きにやれることをやっていきたいと思います。

拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。



最後に…
一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。