私、大学を卒業して23年間、幼稚園や保育園の仕事一筋でやってきたのですが、

実は、ハンドメイド作家になりたかったタイミングが何度かあるんですよ。

１回目は、『スイーツデコ』にはまった32歳の頃。

当時は、スイーツデコ界のカリスマみたいな人が何人かいて、ブログをくまなくチェックしたり、イベントに出向いて作品を購入したりしていました。

そのうち、それだけでは満足できず、その人たちの本と材料を買い集めて、製作に没頭するようになりました。

作品のクオリティーがどんどん上がり、家族が間違えて食べそうになるほどになったので、一時は本気でスイーツデコ作家になろうと思っていました。

出来上がった作品は、友達や親戚、同僚に配り歩き、

「これ絶対に売れるやつじゃん」

と言われてその気になっていました。

（自己肯定感が高いんですよ、私）

けれど、２～３年でブームが去っていきました。

２回目は、『ハンドメイドこども服』にはまった育休中。

これまた、ハンドメイドこども服界のカリスマがいたんです。

インスタやブログをチェックして、気に入った服の型紙や本を購入し、気づけば家にミシンが３台になっていました。

基本的に、のめり込み体質なんですよね。

当時は育休中で時間があったので、我が子の服を何枚も作って、いつしか本気で売れるんじゃないかと思うようになりました。

（相変わらずの自己肯定感の高さ）

けれど、仕事復帰とともにミシンに向かう時間が皆無に。

ハンドメイド作家になろうと思ったこともしばらく忘れていました。

そして、つい最近のこと。

インスタのストーリーズの合間に流れてきた広告に目が留まりました。

新しい働き方を模索している今、勢いで説明会を申し込んでしまいました。

実際に、ハンドメイド作家として起業し、成功している人がいると知ったら話を聞かずにいられませんでした。

で、先週ZOOMでそのスクール講師の方に１時間ほど説明していただいたのですが、なるほど！と思ったのが

の３点。

確かに、販売すれば即売れ、しかも高価格の状況を作らないと、ハンドメイドで収入を得続けるのは難しいだろうな、と思いました。

で、

「アリエルさんはどんな物を売りたいですか？」
「どんな人に買ってもらいたいですか？」

とかいろいろ質問されたのですが、思いつきで説明会に申し込んだだけなので、明確な回答ができませんでした。

スクールに入って学びながら進んでいけば夢は実現できると勧められたのですが、そのスクールの費用がなかなかのもので…。

ここではスクールの名前は伏せますが。

この手のスクールの相場もわからないけど、

いくら今後時間ができると言っても、

これだけの費用を出して学ぶのはリスクが大きすぎると思いました。

当日価格（即決）で入会するにしても高額すぎる。

これなら対面で直接教えてもらえる近場の裁縫教室に何度も通えるなーって思いました。

ハンドメイドって材料費や必要な用具の購入費だけでも結構な額なのに、さらに時間をかけて自分のスキルを磨いて、ファンがつくぐらいセンスのある服を作らないと収入につながらないんです。

それを本気でやりたいなら、学びながら進むのが最短コースだろうとは思うのですが、そこで収入を得られる人ってほんのわずかです、きっと。

私が今、時間とお金を掛けるなら、他のやりたいことを優先させたいと思いました。

実は、私がハンドメイド作家になりたいと思った過去２回、

行動を起こさなかった理由がちゃんとあるんです。

今回、話を聞いて、やっぱりその気持ちは変わらないなーって思いました。

ハンドメイドは趣味として楽しくやっていくのがいちばん。

退職して時間ができたら、我が子のために可愛い服をいっぱい作るんだ！！