ごめんね。kico。
いまなら、うまくできるのに。
君を、幸せに、できるのに。
あの頃、
やさしく、
僕に、
未来を、
期待してくれた、
君を、
幸せ、
に、
できるのに。
君は、
こんな、おもしろい人、はじめて。
と、僕のことを、言ってくれた。
だから、僕は、
君を、笑わせた。
笑っている、君を、見るのが、
僕は、うれしかった。
好きだった。
だけど、僕は、
君を、悲しませた。
落胆させた。
あの頃、僕たちは、
いつも、一緒に、
笑って、
同じ音、
で、
キスして、
抱き合いながら、
踊っていた。
踊って、
ばかりいた。
踊ってばかり、
いたんだ。
音、
だけが、
真実、
だった。
本当のことは、
他に、
なにも、
無かった。
動く、身体、
だけが、
真実、
だった。
引っ込みじあんな、僕に、
君は、それを、
教えてくれた。
それまでの、
僕は、
ただの、
飛べない、豚、だった。
ただの、
豚、
だったんだ。
いまは、飛べるよ。
何処までも、飛べるよ。
君の、
おかげだ。
貴女に、
会えて、
良かった。
ごめんね。
kico。
本当に、
ごめんね。
きっと、いま、君は、幸せをつかんで、
いること、だろう。
僕じゃなくて、良かった。
僕は、
あの頃、
君を、
裏切ってしまった。
あの頃に、
戻りたい。
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