見出し画像

恋愛においてわたしを能動的にするのは、スキが故の貪欲さと不安だけだ。

好きな人が何を想っているのか
私はいつでも、少しわからない。

「LINEの返信速度」とか
「1週間に会う回数」とか
「相手がしてくれたサプライズ」とか

女の子の間では、"スキを感じる瞬間"についての会話がよく繰り広げられる。

返信が早ければ、あ。連絡したいって思ってくれてるんだな、とか

好きだと直接言われれば、
ああ、よかった、相手も同じなんだな。とか、

自分のことを想いながら
何かをしてくれた、その時間とか。


相手から自分へのスキを感じる瞬間で挙がるのはいつも、安心感を与えてくれるような時だ。

きっとみんな、不安なんだろう。
好きだから、相手も好きだと確かめたい。

そしてその不安を、返信速度だったり、相手のかける時間だったり、言葉だったりに載せられた安心感が薄れさせてくれるんだろう。

当のわたしも、いつも不安だ。

本当に好きだったらもっと返事しようと
思うんじゃないのかな?とか

好きとか全然言ってくれないけど
大丈夫なのかな?とか

可愛いさも抜群なスタイルも持ってないのに
私で良いのかな?とか


不安は尽きず、それは私を貪欲にさせる。

本当は好きって言葉で伝えてほしい
私が言っても向こうは反応薄い
相手からキスしてくれない、

なんて、頻度や相手の能動性に
目が向くようになって行く。

本当は、
LINEの返信速度なんて気にしたくないのに。


好きだと言われて、好きだと言って
両想いになって付き合った彼と、

時間をつくって美味しいご飯を食べに行ったり
映画を観たり、楽しい時間を過ごす。

それで充分なはずなのに、

どうして
こんなに不安になってしまうのか。

今までの経験で恋愛に自信が全くない私は、
相手に思ってることを言えない。

友達や先輩になら、なんでも言えるのに
好きな人にだけは何も言えなくなる。
もちろんこんな不安も言えるはずなく。


そんな私が不安を相談したら
友達は一言、放った。

「結局、恋愛でも受動的な人は幸せになれないんだよ。自分からなんかしないとさ。」
「不安なら伝えなきゃでしょ。」


そうかもしれない、と素直に思った


好きが故に貪欲になっていく自分を、
重いと思われたら嫌で何も言えない私でも、

きっと自ら伝えなければ、相手は不安なことすら知らないままなのかもしれない。

不安だからこそ、能動的にならなければ
いけないのかもしれない。


恋愛以外では能動的に動いて自分の進みたい道、やりたいことをし続けてきた私なのに、何故か恋愛においてはすべて受動的であることに気付いた瞬間だった。

スキは人の心の奥底を貪欲にさせるし、
私はそんな貪欲な自分が時に嫌になるけれど

恋愛においてわたしを能動的にするのは、
スキが故の貪欲さと不安だけだ。

#エッセイ #コラム #スキ #恋愛 #貪欲 #能動

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

10

Karen.

旅がすき。人がすき。文章もすき。心が温かくなる文章が書けたら良いな。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。