東洋囲碁8段戦第8戦
自戦解説第8戦です。僕の黒番です。
持ち時間は15分秒読み30秒でした。
白8は意外な手でした。白14もカケ継ぐ形と思います。
白1ならこのように足早に展開する予定でした。
白12で割り込むのは甘くて白全然ダメです。
黒15で2も考えていたんですが、これは黒あまり面白くないでしょうね。
黒27と展開して悪くない立ち上がりと感じていました。
黒29とつけた手は様子見です。1なら2も利かして、4と打つ予定です。
実戦35までは一応予定通りでした。強いところは更に固めても惜しくないという考え方です。
43まで黒好調な進行と思い、打っていました。
白38では1、3と隅の方で生きに行くのが普通です。6までコウを残して、他に向かうことになります。
57と進み、この碁は負けられないなと思いました。
白56では一応切られることはないので、1,3と打たれた方が難しかったと思います。
白60と手を付けてきました。ここは生かしても十分という態度です。
白66で1なら隅で生きることは出来ますが、これでは白不満と言うことです。
隅はコウになりましたが、白72のコウは小さかったと思います。73と解消して黒優勢です。しかし、白もいいコウ材がなかったんですね。
79手完黒中押し勝ち
まだ打ってくるかと思いましたが、地合いでも大差ですし、戦意喪失だったでしょうかね。これで7勝1敗いいペースで進んでいます。しかし、1局1局が勝負ですので、油断しないように毎局真剣に打ちたいと思います。
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