東洋囲碁8段戦第1局の棋譜解説


東洋囲碁でのネットの1局。解説するため気合を入れて対局しました。

僕の思考をなるべく詳しく解説しています。強くなりたい方は勉強になると自信を持って紹介しています。

相手は同じ8段の方です。僕の白番の1局です。

持ち時間は20分秒読み30秒



白10の下がりがAIのおすすめの手です。14まで這って16と大場に展開する打ち方です。

黒17の抑えはまだ利いていないので、
小さい手です。
この手を見て、あまり強くない人かなと感じましたね。

黒25の手では1とツケる手も考えられます。
この図になると黒も方向がいいので、
満足できると思います。

白は例えば、2,4とこちらに打ちそうですかね。
5と挟んで難しい戦いになりそうでした。

Aと置く手を見たり、Bと寄せることもあるので、
打ってはいけません。

黒43と白44の交換をしなければ、
1と切る手はないので、
疑問手かなと思っていました。

1と2の交換は打っておきたい感じでした。

白54と落ち着き悪くない分かれと感じていました。

1と開けば常識的です。


抑えは常識的には飛びくらいのところです。

黒81の手が場合の手で、予想にある手でした。

1と取って渡っていれば、
普通ですね。こんな展開を予想していました。
14ではAと打っていると穏やかです。

面白い分かれとなりました。
白も隅で生きていて、ポン抜いていますので、
悪くはないと思っていました。

このあたりは黒おかしなことをしています。黒97と手を戻すようでは辛いですね。

ここで次の1手がNHK杯風で言うと今日の私の1手です。

白114は敗着になってもおかしくない手でした。
1とかけるのが分かりやすく、13までで満足するべきでした。

1と継ぐと20までで、取られてしまいますね。

白124と地で頑張りましたが、
1から5と打たれていても白はダメでしたね。

黒127とまさかの切り!
これは1で取れています。
うっかりされたんですね。
白128と取ることができ、元気が出てきました。

白134のこの手は迷いました。
打たなくても取れていますが、
利きが多いため1着入れました。

1から5まで手数を伸ばして、
7と打たれると、まだまだ大変でした。
仮に21までとなると、白は苦しかったです。

1なら取れますが、
これなら2,4と捨てて打ちます。

黒167と勝負手のような手ですが、
このあたりでは白の勝ちとなっています。

190手完白中押し勝ち。
後半黒のミスに助けられた1局でした。
黒173コウ取る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?