「海」

人は柵にあり 真実はわからないまま
迷い 彷徨いながら 心 見つめ 意味を問う
流れ 絡みあい 時を 編みつづけて声を探す
潮風に揺れた海の靡き静かに静かに夜を奏でる
いつか約束した砂に遊んだ未来地図の正しさどこに導くの
琴を爪弾きいつしか自由をそっと声に授けて
意味さえ消えてゆく淡さが聞こえ 
糸は 愛を 結び 掬い上げた 手は いつも
未知を 指しながら 風に委ねてみては
水面から溢れた日々の輝き 笑って
いつでもここにいるよ 愛しさの架け橋
手を触れて ほら 鴎の音に 引き寄せられて そう
手放したくないもの そっと片隅に置いて
太陽は 心を照らして 夜の彼方に 温もりの灯火よ
幻の砂で魔法の夢を人差し指で描いた
昼下がりの午後小さな子がクレヨンで描いた
光の希望と共に僕らはそこにいる。

最後までお時間を割いて読んでくださりありがとうございます。生活するきっかけになれたならとても嬉しいです。