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残り任期4か月をきって思ったこと

残りの任期が4か月をきり、今までの活動について振り返ったり、残りの任期で何をしようか考えたり、帰国後の進路についてぼちぼち考えたりしています。

2024年1月末で任期が満了になります。
残り任期が半年を過ぎた8月頃から精神的に楽になりました。
1年半ここにいたけれど、できないことはできないし、あと半年は楽しみながらできることをやるだけだなと思えたからです。

ベトナムでボランティアとして活動するということ

協力隊は、地域の住民や配属先のカウンターパートと協力しながら一緒に活動していく、というイメージがありますが、まったくそのイメージ通りの活動はしていません。
他のベトナム隊員と話をしても、皆同じような状況です。
ベトナムの特に役所や学校などの公的機関では、仕事は個人でやる、上からの指示でやる、という考えが浸透しているので、そんな環境の中☝の理想のように活動するのは無理なんだな~と最近気づきました。

私は配属先に席はありますが、同僚とは業務が別、特にボランティアとしての具体的な役割は与えられていないので、ボランティア個人として動いています。
同僚は、こちらが質問やお願いをすれば協力はしてくれるのでそれはすごくありがたいです。
配属先は特産品の販促活動などを行う機関です。最近は、日本人というアイデンティティーを活用して、任地の特産を日本人へプロモーションしてほしい(意訳)という要望があったので、ハノイやホーチミンの日系のお店などにアプローチしています。

小玉のメロンを買って食べました。

任地で本当に生活に困っている人達に私はアプローチできていないし、本当はボランティアの手がなくても大丈夫な人達とばかり何かをしている気がします。
かといって本当に困っている人達のためにできることはありません。
最近は開き直って、任地が抱えている根本的な問題を、言葉も考え方も違うお金も経験もない異国人が解決できるわけないので、それなら日本人としてできることをやる、という方針で活動しています。

活動の結果がマイナスにならずに、まわりまわって任地のために少しでもなれば、それでよいのだと思います。どうでしょう?



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