見出し画像

オールドレンズ興味があるけど踏み出せない方へ

こんにちは。オールドレンズフォトグラファーのすみすです。

チョコレート愛好家としてはいい時期になってきました。そう、バレンタイン。僕は毎年、某商業施設で行われる、ケンズカフェTokyoの特選ガトーショコラ(各日限定30個)をゲットするというイベントに臨んでいます。今のところ4年くらい連続でゲットしており、我が家では妻へ戦利品をプレゼントしています(・・・あれ?)まさに今、並びながらこの記事を書いています。超寒い。

画像1

無事にゲットできました。


さて、前置きが長くなりました。今回は、オールドレンズに興味があるけど、



①オールドレンズってそもそも何なん?AF使えるの?

②自分の持ってるカメラでも使える?

③種類多すぎぃー!


と感じている方へ向けての記事です。意外と使ってみれば何とかなるよ!というお話。

オールドレンズとは?AF使える?

まず最初にぶつかる壁。オールドレンズの描写は面白いけど、そもそもオールドレンズって何?AF(オートフォーカス)効かないの?どんなカメラでも使えるの?という問題。

まずオールドレンズとは、一般的に「フィルム時代のレンズ」で、AFが使えずMF(マニュアルフォーカス)での撮影となります。そのため、普通に撮影すると現行レンズのように絞り解放で瞳にガチピン!というのはなかなか難しいです。

これに関しては、ミラーレスであれば「ピント拡大」「ピントピーキング」で対応できます。

ピント拡大は、文字通りピントを合わせたい部分を拡大できる機能。瞳にピントを合わせたい場合などに使用しています。

ピントピーキングは、ピントが合っている部分が任意の色(ソニーなら赤や黄色)に光って教えてくれる機能。背面液晶をみながら撮影する場合などに使用しています。

後、ソニーであればAFが使える魔法のマウントアダプター「LM-EA7」があります。これについてはまた今度。

MFは最初は難しいですが、意外と慣れてきます。それに、あえてピントを外すなど、表現の幅が広がって面白いですよ。いずれAFが使えない場面(逆光や暗いとき、前に障害物があるときなど)は必ずやってきます。いい練習にもなるので、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。

どんなカメラでもオールドレンズは使えるの?

次に、どんなカメラでも使えるの?という話。これは「マウント」「フランジバック」が重要になってきます。ややこしいので、ミラーレスと一眼レフで分けて考えていきます。

ミラーレスにオールドレンズをつけたい場合、「マウントアダプター」というものをつければ、大抵問題なく撮影できます。

これは、例えばソニーのカメラにキヤノンのレンズはつきませんよね?それと同じで、ライカのレンズをつけたい場合、ソニーのEマウントからライカのMマウントへマウント変換しないといけません。そのために間に挟むやつ、と思ってください。(フランジバックについてはほぼ問題にならないため割愛)

ミラーレスの場合、このマウントアダプターをつければ、ほとんどのレンズが使用できます。レンズによってはケラレたり(黒い枠が写る)することもありますが、一般的な35mm用のレンズならだいたい大丈夫です。

次に普通の一眼レフの場合。少しややこしくて、「フランジバック」というものが関係してきます。ざっくり言うと、ミラーが入っている構造上、このフランジバックという距離が長くなるので、レンズによっては使えないよー!という感じ。こればかりは相性問題があるので一概に言えません。よって、購入前に

①ご自身のカメラと使いたいオールドレンズをネットで検索
②オールドレンズを扱っているカメラ屋さん(カメラのなにわ等)で聞いてみる

上記で調べてみてください。

オールドレンズ種類多すぎ。何買えばいいの?

オールドレンズ種類多すぎぃー!そりゃあカメラの歴史は長くて、つい最近までフィルム主体だった訳ですしおすし。

個人的にはどうせ最後にLeicaに行き着くので、Leicaを勧めますが高いので・・・まずは1万円以内で買える、M42マウントの有名なものをご紹介しますね。

M42マウントとは、世界中で使われていたマウントです。レンズの種類が豊富で比較的安いので、まずはここから入るのがおすすめ。

ヘリオス44-2 58mm f2

青、緑系の寒色が好きならこちら。僕が一番最初に買ったレンズです。

このレンズは、特に緑の発色が綺麗なのとぐるぐるボケで有名です。点光源(木々の間とか)を絞り解放で撮ると、画面の中心から渦をまくような描写が楽しめます。オールドレンズらしい面白い写り。

画像2

画像3

画像4

3年前くらいのゴリゴリに現像した写真しかなかったので作例としては微妙ですが・・・1枚めにぐるぐるボケがでています。

スーパータクマー 50mm f1.4

夕日のオレンジなど、暖色系が好きならこちら。オールドレンズといえば。というくらい超有名なレンズ。僕は持っていません。(みんな使ってるから)

スーパータクマーは55mm f1.8も有名です。主な違いはゴーストの出方で、55mmのほうが激しめだとか。癖が強いほうが好みの場合はこちらがいいかもしれません。

このレンズは、普通は綺麗に写るけど、逆光だとオレンジのフレアやゴーストが出て、オールドレンズらしい淡い描写になるという、描写の違いが楽しめるレンズです。

注意点はなんと言ってもアトムレンズという所。

アトムレンズとは、放射性物質のトリウムを使ったレンズのこと。昔は、これを使うと写りが良くなるとのことで使われていたんだそう。これにより、スーパータクマーはレンズが黄色くなっていくという症状があります。デジタルでは色温度で調整できるため、あまり問題にはならないのですが、放射性物質自体の問題。

一応、肌身離さず持っていない限り問題ないらしいのですが、ストラップにぶら下げて持ち歩くと結構密着するので・・・女性にはちょっと勧めにくいところ。少し値段は上がりますが、初期のタクマーはトリウムが使われていないものもあるそうなので、そちらを検討するのもありかも知れません。

僕のオールドレンズ師匠(勝手に)、鈴木啓太/urbanさんの作例はこちら。あれ、買おうかな・・・


おわりに

長くなってしまいました。オールドレンズ語り出すと止まらない。ただ撮ることに飽きてきた方は、ぜひ(沼への)1歩を踏み出してみてください。

次は手持ちのレンズについて語ろうかなと思います。

Twitter等でこんな話も聞きたい!というのがあればぜお気軽に教えてください。

ではまた!


素敵なオールドレンズ本が2/18に出版されるので、みなさんぜひ買いましょう!僕も予約してます!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?