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エバー展の作品解説と、裏話と。


はじめに

こんにちは、最近カメラバッグ沼にまた落ちかけているsmithです。ショルダーバッグでLeica1台、交換レンズ、その他小物が入るものが欲しくて、見た目、機能性ともにハービー山口さんコラボのフォトグラファーズバッグが超理想的なんですが・・・いいバッグをみつけたので、なんとか近づけようと画策中です。

さて、9月7日~10日まで、東京の渋谷ルデコにて開催されたEverlasting Scenes shinya写真塾 合同写真展(以下エバー展)。たくさんの御来廊本当にありがとうございました。

たくさんの方とお会い出来、なんと高橋伸哉賞まで頂きました。この場をお借りしまして、モデルのまなさん、ロケハンに同行していただいたジュンさん、有馬さんに感謝申し上げます。

また、運営の皆様、講師の皆様、東京で遊んでくださった皆様にもあわせて感謝申し上げます。夢のような時間でした。

御礼の意味も込めまして、今回の作品の解説と裏話をしていきたいと思います。いつもながら長文ですが、宜しければお付き合い下さい。それではれっつごー!

作品について

「いちる(一縷)」

今回出展した作品のタイトルは「いちる(一縷)」。辞書によると

1本の糸。また、そのように細いもの。
細糸一本のように今にも絶えそうな。かすかな。

goo辞書より引用

という意味があります。当初は漢字ひとことにしようかと思ったんですが、読めないと意味がないのと、ひらがなの柔らかい語感も好きだったため「ひらがな(漢字)」というタイトルの構成にしました。

今回の作品のメインテーマは「霧で何も見えない中、微かな希望をみつけた女性の物語」です。

傘を希望に見立て、天から降りてくる傘(希望)を掴もうとしているようにも、それを天に放って希望を誰かに届けようとしているようにもみえる。それを鑑賞者の方の感性に委ねてみたい。そんな想いから、「いちる(一縷)」という一言のタイトルにし、キャプションをあえてつけずに展示しました。


サブテーマとしては、「卒塾を迎え、自分なりの情景とは何か?」でした。

情景とは

心にある感じを起こさせる光景場面

goo辞書より引用

田舎で生まれ育った私にとって、しんやさんの情景ポートレートは都会的、映画的で、大変魅力的に感じました。それは若い頃から抱いていた、「都会への憧れ」があったのかもしれません。ただ、塾の間ずっと考えていた、私にとっての情景はそれとは対照的なものでした。

それは「自然、田舎の景色」。

ずっと同じ田舎で生まれ育った私。都会に出たかったけれどそんな勇気もなく、馴染みのある土地で就職し、結婚して家庭を持ちました。写真を始めてから、海外や都会のかっこいいスナップに憧れた時期があり、「田舎だから撮れない、何もない」と思っていました。しかし、SNSを通して、同じように田舎に住んでいる方々の素晴らしい写真を目にして、「田舎でも、そこにしかないものがある!」と気づき、その時からみえる景色が変わりました。

そしてそのことに気がつくことができたのは、塾やSNSでの出会いのおかげだと思っています。本当に多くの学びを得ることができました。

技術的な視点


コンセプトは「静的な動」。動きはあるけど音がない、そのような写真が好きだと気づき、試行錯誤しながらモデルさんと仕上げていきました。

モデルさんがバレエ経験者だったため、回ったりなど色々な動きをしてもらいました。


回ったり
止まるやつ
いつもの感じ
おしい!もっと動きがほしい!

最初は傘を横に振ったり、手のひらにのせるようにしましたがイマイチしっくりこない。「ギリギリまで粘って、手首で傘投げて!」


こうして10数回やった後、撮れたものがこちらでした。この作品が撮れた時、初めて「これ以上ないいいものが撮れた!」と手応えを感じました。

(ちなみに傘は壊れました)

撮影の裏話


実はこのロケ場所は高台にあり、晴れた日はパラグライダーの発着場として使われています。眼下には海や田んぼ、田舎の町並みが広がっていて、当初はそちらを背景に撮影するつもりでした。

こんな感じ

今回はロケハンの段階で撮影当日と同じ雨、霧だったため、晴れても雨でもいいものが撮れるという確信があったため、慌てず対応できました。モデルさんが雨という状況を楽しんでくれて、かつ頑張ってくれたのも大きかったです。本当にありがとう。そしてロケハン大事。

こちらがロケハンの時。このときから感じるものがあったようです

おわりに


長文になりましたがいかがだったでしょうか。解説を聞けなかった、展示に来れなかったという方の参考になれば幸いです。

今回の展示で思ったことは、しっかりと意図を持って作った作品は伝わる、ということ。全て説明しなくても理解してもらえたり、その場で感想を言って頂けるライブ感は展示ならでは。特に杉本優也さんからの言葉は大変身に染みました。本当に嬉しかったです。プリントするとより丁寧な現像を求められたりとたくさん勉強になりました。今回の学びを次に活かして行きたいと思います。お付き合い頂きありがとうございました!

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