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背景 描けないっ!

はじめに

「DL同人でデビューする!」という目標を掲げ、そのための画力アップのため昨年の6月よりパルミーに入会、そして同年10月より同人活動(デビュー二次作品づくり)を開始した”すみす”です。

今回は、1ヶ月練習やパルミーの講座による勉強に費やした”背景”について語りたいと思います。

いぶき1

背景の特訓

まず、結果から言うと
私は1ヶ月では背景を上手く描けるようになることはできませんでした。

順番に話します。

同人誌の制作でコマ割り・ペン入れまで終え、いざ”背景”を描くぞとなったときに何を描けば、そしてどのように描けばいいのか?つまりどうすればいいのかが全く分からなくなってしまったのです。

そこでこれはイチから背景の勉強をする必要があるなと思い、一旦制作の手を止めて練習に特化する期間を設けることにしました。

具体的にはパルミーの講座「背景イラスト自然の描き方講座/garnet」の受講。

そして、背景といえば”パース”。
パースを制せず背景は描けんと思い込んでいた私は初心者でも分かりやすそうな本をチョイスして「へたっぴさんのための背景の描き方入門/森永みぐ」を読みました。

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この本は入門という名の通りパース、アイレベル、消失点というよく聞くワードの解説に始まり、初心者がよくやってしまうであろうミスを例に挙げ、マンガを使ったりしながら読みやすくまとめられているものです。

これさえ読めば透視図法もマスターできるはずと思っていました。

しかし、それは大きな間違いでした。

パース 遠近感 手前のものは大きく広く長く 奥のものは小さく狭く短く

などの初歩の重要なルールや透視図法の概要は確かに学んで知った。
しかし、白紙を前にすると全く筆が進まないのです。

ユフィキサラギ2

描かなきゃ上手くならない当たり前のこと

並行する形で受講したパルミーの講座は対照的な内容でした。
できるだけパースを使わないで背景を描いてみようというものです。

山々の描き方、雲の描き方、人工物の描き方、樹木の描き方と背景をジャンルに分けて描き方を紹介してくれました。

お、これは楽しい!
これなら難しいことを考えずに描くことができる。

パースに捉われて(そこまで理解してはいないが)描けないくらいなら最初はパースを意識しないで描いてみよう!

そう考えると何か背景を描きたいと思えるようになりました。
ただし、ゼロから生み出すのはまだ難しい。

そこで、背景イラストで有名なイラストレーターさんの絵を模写しようとなりました。

そこで始めたのがよー清水先生の著書「キャラの背景」描き方教室の模写でした。

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※scene1~3までツイッターの方で模写イラストをアップしています。

キャラクターの背景としての背景なので、ただの背景のみのイラストよりも描いていて楽しいです。

そこであることに気付きます。

背景も山とか雲とパーツに分けて考えれば描けるようになるのではないか!?

いきなり全てを描こうとするから描けないのであってパーツを一つずつ練習していけばあるいは。

考えてみたらキャラクターだって何百体と描いてきて今の自分の実力(下手ではあるが)になったんだ。

背景だって同じくらい、いやそれ以上描かなくちゃ上手くなるはずがない。

夕陽の帰り道

※イラストは、よー清水先生の著書「キャラの背景」描き方教室scene4の模写です。

3D素材

当たり前の結論に至った私は改めて考え直しました。

こりゃ背景イラストもちょくちょくキャライラストと並行して練習する必要があるな、と。

気付けば1ヶ月あまり背景の練習に費やしていました。
(同時に同人制作も1ヶ月進んでいないことを意味する)

そろそろ同人制作に戻ろう。

最初に同人作品用の背景としてフリー素材の写真のトレースを一枚しました。
出来上がったものはまだまだ改善の余地があるものの使えそうだったのでマンガに背景として貼り付けました。

考えてみれば今回のマンガ、物語がほとんど一つの部屋の中で進行していくのでほとんど必要な背景は一つのみでした。

メインとなる部屋が畳の部屋なのですが、ここで畳なんて描けないってなりました。

一応、資料を見ながら自分で描いては見たものの、さまになりません。

何かいい方法はないかなぁと探っていたところ3D素材に行き当たります。

背景を素材に頼るのは最初抵抗があったのですが、まだ自分できれいに描けない以上仕方なし。

クリスタで素材(畳)を購入しました。

使用してみるとこれが思っていた以上に便利でした。
3Dなので畳の大きさから角度まで自由自在に変更できるんです。

こんなん背景全て3Dに頼りたくなる気持ちも分かるわー!

しかし、背景の全てを素材に頼りきりなのは嫌だったので今回は畳だけに留めました。

根本的な部分であくまでも自力で背景を描けるようになりたいと思っているからです。

多摩川 高架橋

最後に

同人の進捗はというと、現在背景が終わり(ほとんど畳素材の貼り付け)セリフ、吹き出しを入れ終わったところです。

セリフが入ると一気にマンガの完成が近づいてきた気がします。

残る主な工程は
ベタを塗る
トーンを貼る
書き文字・特殊効果
カラー表紙
出力
といった感じです。

1ヶ月背景の練習に取られてしまい完成が遅れてしまいましたが、遠回りした分気付かされたこともあったので結果的に良かったなと思います。

今後もツイッターの方をメインに進捗情報をアップしていく予定ですのでお楽しみに!!

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