イラスト関連本を3冊紹介します(2022・夏)
はじめに
「DL同人でデビューする!」という目標を掲げ、そのための画力アップのため6/29に3か月上達法をスタートさせた”すみす”です。
3か月上達法も半分を過ぎ折り返し地点です。
今のところの感想は正直に「厳しい」と言わざる負えません。
3ヶ月という長期スパンの練習というか修業は継続させるのが本当に難しいなと苦戦気味です。
この上達法の難しさを味わう形となってしまっているというのが現状です。
しかし、残り半分。
ここからラストスパートまで何とか突っ切っていきたいものです。
さて、今回ですが。
読み終えたイラスト関連本が何冊かありますので、それらを紹介していきたいと思います。
個人的に3冊ともおすすめできる内容でしたのでみなさんの購入の際に参考になるよう紹介していきたいと思います。
線と陰 アニメーターから学ぶキャラクター作画術 | toshi
この本はちょうど線画に悩んでいたときに手にした1冊です。
具体的な悩みとしては、
ラフではいい感じなのにいざ線画に起こすと「何これ!?」「こんなはずじゃ」とがっかりすることが多いというものです。
この本にはそれを解くヒントが書かれていました。
その中でも最も心をハッとさせられたというか「なるほど!」と納得したのがコチラ。
ラフを線画に起こす際、ラフのレイヤーの線をトレスのような感じでそのままたどっていたので死んだ線になっていたのです。
そうではなくラフは参考。
”新たな線”を引くつもりで描く!
これが生きた線を描くコツです。
当たり前のことのようですが、私は出来ていませんでした。
このことに気付けただけでも読んでよかったとさえ思っています。
本には他に陰の付け方も詳しく説明されています。
掲載されている挿絵はすべてが参考になると言っても過言ではないレベルですので読んで損はないと思います。
神技作画 ゼロから学ぶプロの技 | toshi
同じアニメーターさんの著書ですが、こちらは対象レベルが入門者~上級者と幅広い設定になっています。
入門者からとなってはいるものの、読み進めていると入門レベルなのは最初の1章ぐらいまで。
コレ、まったくの初心者向けというよりある程度描いてきた中級者に”より”響く内容となっていると思いました。
著者がアニメーターなので説得力のあるイラストで、立体感や躍動感の出し方などの説明がうまいです!
初心者には難しいとされるアオリ/フカンに始まり、身体全体のバランス、動きのある表現の仕方、顔のパーツ別の説明と一応素体を描く上で気になることをすべて網羅しています。
中級編以上の項では、光と影、シワ、立体構図、パース、複数人物を描くなどまだまだ中級者になりたての自分には意識していないことや意識しても表現が難しいことだらけでした。
また、レベルが上がったら読み直してみると再発見があり理解が深まるのかなと思いました。
描く前に”絵の出来”はすべて決まっている | 榎本秋・榎本事務所
この本はご存じない方が結構いるんじゃないかと思う。
今回紹介する中でも最推し!!
正直、あまり他人に教えたくないレベル。
でも、私のnote記事を読んでくれている人は分かっているでしょうが、私はやってきたことは何でもオープンにさらそうというスタイルでいるので教えちゃいます。
この本はいわゆる「技法書」と呼ばれる類のものというよりも精神面、「マインド」に沿った内容となっています。
そして、絵を描く前のことについてからラフを描くことについてにフォーカスされています。
あまり他に類を見ないタイプのレアな本です。
正しく伝わる絵を描くためにはラフこそが最重要な工程である。
そこですべてが決まってしまうとさえ断言しています。
●絵で何を描きたいのか?何を伝えたいのか?
●マインドマップによる思考のまとめかた
●アイデアスケッチで頭の中にあるものを出力すること
●自分に合った練習方法とは
●ポーズを考えるコツ
●絵のテーマの決め方
●プロのイラストレーターを目指すためにはどうすればよいか
などなど。
およそ180ページほぼ活字という他のイラスト本とは一線を画すスタイルと内容。
しかし、これを読む前と後で明らかに絵に取り組む姿勢は改善されるでしょう。
最後に
今回は3冊の本を紹介させていただきました。
特に最後に紹介した1冊は手元に置いておきたい絵描きマストアイテムだと自信をもって推します。
今後も、気になる書籍は読んでみたいと思っています。
もちろん記事にしてみなさんと共有したいと思いますので楽しみにしていてください!
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