こんな夢でも、いーでーすか? - 恋愛短編小説

僕と彼女は大阪の私鉄、阪急電車に乗っていた。

阪急電車は比較的他の電車に比べて、高貴な雰囲気があり、、
内装は落ち着いた雰囲気の伝統的な木目模様が特徴だった。

僕と彼女は座席に座る。

車内には太陽の光がさんさんと降り注ぎ、
その空間に居るだけで、安らぎを感じさせる。

今、彼女は僕の右側にいる。

おもむろに僕は彼女の腰に手をまわしてみた。
彼女の体と僕の体が引き寄せられる。

お互いに会話はない。

しかし、そんな事は重要ではなく、
話さなくても二人の間には、
お互いを理解し合えている、
そして、支え合っている、
目に見えない強い絆があった。

とっても幸せだ。

このまま時間が止まればいいのに・・・。

ちなみにこの電車が向かっている先は、
京都方面に向かっている。
この先には後々重要な意味をなすであろう事を、
今は、誰も知る由もない。
この意味が分かるのは、僕だけだ。
その理由は彼女の実家に向かい、
結納を交わそうとするからだ。

場面が急に変わる。

二人はジェットコースターに乗っていた。

不思議なことにコースターの下を見渡してみると、
綺麗な水面が広大に広がり、
まるで大海原の上に建てられているようだった。

そこでも太陽の光が水面を照らし出す。

水面に反射した光がきらきらと輝き出し、
二人を祝福するかのような、まばゆい光。

二人はジェットコースターの刺激的なスリルを楽しむ。

また場面が変わった。

今度はコーヒーカップに乗っていた。
場所もさっきと変わらず大海原のような湖。

僕は彼女を抱き寄せる。

そして、ずっとずっと彼女を抱いていた。

コーヒーカップはその間も、ゆっくりと回り続ける。

『絶対に離しはしない!明日も明後日も、そして一生かけても・・・』
僕は彼女を抱きしめながら、そんな決意をする。

そして、僕と彼女は顔を見合わせる。

『キスして良い?』僕は聞いてみた。

すると彼女は鬱ぎ込むようにして、僕に顔をそむけた。

『えっ、なんで?』
僕からするとかなりショックなリアクションだった。

しかし、その数秒後、唐突に彼女は僕に唇を合わせてきた。

僕ももちろん、彼女の唇に合わせようとする。

二人は深い口付けを交わしながらも、
ゆっくりとコーヒーカップは回り続けていった……。

あっ!はっとした!

目が覚めた。それにしても、やたらと現実味を帯びている、夢だったな。

                        終わり
super_smmode & still_in_love

                              ヘ ヘ
                              ミ・・ミ
                             ~( )

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お気持ちを頂くだけでいっぱいです♬

おめえさんついているゼ!オレと出会ったってことがな!
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コメント2件

はっ!としました!ありがとうございます😊
はっとしたんですね。良かったです!
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