2年ほどハワイに留学していたのだが、2年の留学期間のうち、2つの語学学校に通った。そのうちの1つがハワイ大学にあるNICEプログラムというもの。マノアにあるハワイ大学内の施設で授業が行われるため、1年ほどハワイ大生ヅラをしてマノアまで通っていた。

活気あふれる雰囲気のワイキキに対し、ゆったりとした時間が流れる街、マノア。緑豊かな穏やかで落ち着いた街。

初ハワイの人や2回目・3回目あたりまでは、マノアまで手を出す時間はないかもしれないが、何回もハワイへ行ったことのあるハワイリピーターにこそ、マノア散策をおすすめしたい。

▼Manoa マノアという街

ワイキキから車で約20分ほどの渓谷に広がる住宅地。乾季でも降雨量が多く、虹が多く出る所としても知られている。マノアとは、ハワイ語で豊かなや広大な、深いという意味を持つ。

ほぼ毎日雨が降ることから、この渓谷にはハワイの歴史の中でも早い時期から農業が盛んだった。1800年代、ハワイアンにより多くの農作物が栽培され、ハワイ諸島で最初のサトウキビ畑とコーヒー農園が作られた。

安定した涼しい気候からカメハメハ大王の妻カアフマヌ王女がこよなく愛した屋敷がマノアにあったそうだ。コーヒー農園やサトウキビ畑は姿を消したが、王族をも魅了した渓谷の美しさは今も衰えていない。

▼マノアの街の様子が分かる動画

▼マノアの中でもぜひ訪れてほしい豊かな緑とさわやかな風を感じられる場所をご紹介

Manoa Fallsマノアの滝

マノアと聞くとハワイ大学の次に浮かぶのではないかと思うくらい有名な、片道30～45分ほどのハイキングコース。雨の多いマノアなので、靴が泥だらけになるのは覚悟で挑戦するように。

駐車場から5分ほど歩いたところがコースの入り口となり、コースを歩き始めて10分くらいまではひらけた道を進んでいく。

奥に進むにつれて道はせまくなり、直前まで雨が降っていた影響か、ぬかるんでいた。ゆるい坂道が続くので、足をすべらせないように慎重にすすまなければいけない。普段運動してない三十路たちは、ぜいぜい言いながら登った。

ジャングルのような道を、すべらないよう慎重に歩くこと40分ほど。水の音が聞こえてきたら、滝はすぐそこ。

パッと視界が開けると目の前に滝が現れる。流れ落ちてくる水の音に心を洗われ、マイナスイオンをたっぷり補給し、リフレッシュすることができる。

「青い空と広い海」とは一味違うハワイを感じられる、マノア。壮大な自然とは少し違うが、町中に大きな木や緑が多く見られ、ドライブしているだけで、散歩しているだけで、小さな癒しをたくさんもらえる街。

ワイキキから車やバスでのアクセスもしやすいので、ぜひ次回のハワイ旅行の際は、マノア周辺の観光も取り入れてみてほしい。

Mahalo,
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