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「愛」を持って接することの強さ一『ジョジョ・ラビット』【好きな映画を紹介したい】

この映画、戦争を題材にした映画でもかなり異彩を放っている気がします。

ほんとうに大好きな映画です。
とにかくいろんな人に観てほしいんや…。


まずは、簡単なあらすじ紹介。

舞台は、第二次世界大戦下のドイツ。心優しい少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、イマジナリーフレンドのアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)とともに、ヒトラーユーゲントで一人前の兵士になるべく訓練をしていた。
とある訓練でウサギを殺せなかったジョジョは、先輩から"ジョジョ・ラビット"という不名誉なあだ名をつけられてしまう。
しょんぼりして過ごしていたそんなある日、母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)と共に住む家に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)と遭遇する。母親がユダヤ人を匿っていたと知ったジョジョは、エルサと交流を重ねていく中で、少しずつ心境に変化が生じていく……。

主人公のジョジョ(左)と親友のヨーキー(右)
2人ともかわいいね…


こんなに暖かくて愛に溢れた戦争映画があるんだ…!と思った本作。
戦争、その中でもなかなかにセンシティブな、ナチス・ドイツを題材にしているにも関わらず、全体的にコメディタッチで皮肉もたっぷりとある、とても観やすい作品です。
ただ、コメディではあるけれど、決して戦争を茶化したり、軽んじているわけではない。
シリアスなシーンでは、胸が張り裂けそうな気持ちになる場面ももちろんあります。
全体的にポップな雰囲気だからこそ、シリアスなシーンがかなり印象に残る…。
この、コメディとシリアスのバランスがほんとうに心地いいです。

イマジナリーフレンドのヒトラー(左)
監督自らが演じてます。

ジョジョの母ロージー、ユダヤ人少女のエルサ、親友のヨーキー、キャプテンK。さまざまな人との関わりによって、ジョジョは成長していきます。
特に、エルサとの関わり合い…ヒトラーの言うことが世界の全てだったジョジョですが、エルサと出会ってその世界が壊されていきます。もちろん、いい意味で。
某24時間テレビのスローガン?じゃないですけど、みんなが「愛」を持って真正面から接すれば、相手の考え方も変えられるし、自分自身の気持ちも救われるのかもなあと思いました。

もうねー、、ほんとに月並みなことしか言えないですけど、泣けます、、、😢😢
ちなみに原作がありますが、そちらはこんなにコメディチックではないとのこと。
脚本(監督も)のタイカ・ワイティティすげー!と思うと共に、原作も少し気になる今日この頃です。


ちなみにディズニープラスで配信されてます。
戦争映画って画面からすでに暗いものがほとんどですが、画面の色遣いも明るくて世界観もとてもよいです!終始明るい雰囲気なので、そういった意味でもオススメです。
やさしい気持ちになりたいとき、やさしさにふれたいとき、ぜひ観てみてください、、、!


作品情報
『ジョジョ・ラビット』
監督:タイカ・ワイティティ
出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス
       タイカ・ワイティティ
       スカーレット・ヨハンソン 他
☆ディズニープラスで配信あり



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