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〜受験申請は半年前にしよう。〜part 7 4年かかったUSMLE Step1

8🌕受験ができない!〜アメリカのルーズさvs私の適当さ〜

8-1遂に来た。Uworldとの対峙


Rxを一周終えて以降、USMLEから気持ちが離れていたものの
2022/8月になり、もう5年生の夏まで来てしまったし
仕方がないそろそろ進むかと重い腰を持ち上げて

遂にUworldに手を出すことにしました。
Uworldは明らかに難しかったですが、
それでもRxのような知識の詰め込みではなく


基礎医学と臨床医学の橋渡しとなるような
良質な問題がたくさん眠っており、解説の丁寧さも相まって
過去類を見ないほど医学全般に対しての理解度が上がりました

なぜ基礎医学が大切なのか、
なぜ微生物学が大切なのか、

どの分野の知識も網目のように絡み合って
医学的事象が成立していたんだと学ばされた時
医学の面白さに気づきました。

しかし相変わらず問題は難しすぎて結局バツが無限に続いていたわけです。

Rxの時のようにバツだらけになることに嫌気が差して
理解を優先するために答えを先に見るという手法を思いつきました。
そして先述の方法を駆使して次々と問題を進めていきました。

半ば小説を読むような感覚でとにかく何を学ばなければいけないのかを
インプットし問題数をこなしていきました。
問題数は少ないときは20問
多いときは40問解ききれるようになっていました。
実習の合間を縫って可能な限りUworldに時間を割き、
Rxを解き始めたときと同じくらい勉強をしました。

8-2 勉強グループへの参加


5年生の8月にUworldを解き進めるに当たって、
一人で走るとまた失敗するだろうという懸念があったので社会人の方で同じように
USMLEの受験を計画されている方々を見つけ
そのグループでともに勉強させていただくことになりました。

私は当初勉強会グループに所属することはお互いが知識を共有し高め合うことこそが目的なのだ。と思っていたのですが

このグループ活動を通して勉強会グループの本当のメリットを学びました。
それは勉強を継続しなければならないと言う外部からの圧力が受けられることです。

私のように意志の弱い人間は辞める能力があります。歩みを止める能力があります。
しかし、自分に合うグループに所属出来た時、その能力は封印されました。
(私は自分で作るよりも、参加する側の方が向いていました)

なぜならサボるということはそのグループのメンバーにとっての私の存在意義がなくなるからです。
だからこそ継続するようになる。

また、一時間の勉強会でその1週間学んできたことを共有することは不可能です。
だから勉強会で優先すべきはその一時間で学べる内容よりも、その時間を共有する仲間との関係やモチベーションへの影響なのです。

とにかく会う。顔を出す。続ける。それで勉強会の目的は大半が達成されていると思うようになりました。

その上で何か有意義な時間になるように勉強会の用意をすると言う意識は大事ですね。

8-3 Uworldはなぜ最高の問題集なのか

巷でUworldといえば、Uworldさえ解けば合格に足る。と言われるほど絶大の信頼を誇る問題集です。

問題数は私が解いた時点で3400問
数年前までは2400問程度だったと言うのですから驚異的な上昇率です。

この問題数をどこから引っ張ってきているのかはかなり謎ですが、日本のCBTも某メディックメディア社がクエスチョンバンクとして質の高い(再現度の高い?)問題集を作成しているわけですからその理由も想像は容易です。

また、こちらの記事

にもあるように、国家ぐるみのカンニングすらも横行していることを鑑みればUworldが本番を元に作成された問題であることは火を見るより明らかです。


というわけでなぜUworldが最高の問題集なのかと言うと本番の問題を軸に、周辺知識を含め一問から得られる知識量を増幅させているからだと私は考えます。

実際に私が本番を受けた際に感じたことは、Uworldで同じ概念を問うていたな。か、もはや全く知らない。でした。

知識をストレートに問われると言うよりもUworldで培った答えに至るまでを3ステップに分けて段階的に考える能力が必要とされているように感じました。


結論 
個人的な意見としては、Uworldは本番よりも明らかに細かいがこの深さまで理解すると、本番の選択肢を持ち合わせの知識から消去していける。

という感じになると思います。
なのでUworldは初見で解けるか解けないかではなく理解したかしていないかと言う視点で戦うと良いと思います。

8-4試験本番の申し込みの罠


少し話は変わりますが、ここで私の受験における最大の後悔についてお話ししたいと思います。
皆さんはぜひお気をつけを…。

私の受験期最大の後悔は
試験の本番の申し込みを予定日1ヶ月前に始めたことです。結局全く間に合わなかった。

これまで自分の人生は、なんやかんや耐える。
というふざけた精神でやってこれていました。
夏休みの宿題は終わるギリギリに。定期試験は直前に。提出物も期限日の最終日に。

だからこそ今回のUSMLEの受験申請も旅行先のホテルを予約する。くらいの感覚でいた私は、そろそろ予約しなきゃなーと思いながらぐだぐだしていました。

受験の3ヶ月前にも一応調べましたがやたらと金がかかるし、なんか英語で会話しなければいけないらしい。さらにはそもそも受験できるのかも危うい状態だったこともあり予約を先延ばしにしていました。

そしてUworldを解き始めて4ヶ月が経った
2023年2月、なんとなく一周目の終わりが見えてきたため申し込みを始めようと思い立ちました。

まずはecfmgのアカウントを制作し、2月に入ったあたりで大学の学生課に連絡を入れ、書類が必要だと申し出て作成を依頼しました。

💣一つ目の問題

実は当時、私の大学では学生の間に受験した生徒が過去に1人しかいませんでしたので大学側の対応はとても時間がかかりました

当然emswpにも所属しておらず、やり取りは電子ではなく書類によるものでした。
そして学務課に申し込んでから2週間後、やっと学長の印をもらったと連絡をいただきました。

その時すでに2月15日、アメリカへの郵送には4、5日間かかります。さらにアメリカでは届いているにも関わらず処理を進めてくれないことが多々あります。(この事件含め最速の場合と比較して計4ヶ月プラスぐらいは待ったでしょうか。。交渉するスキルが必要でした。)

💣二つ目の問題

アメリカは私を優先はしてくれない
なんなら気分次第で仕事をやっているんじゃないかと思うほど手続きの期間にムラがあり、遅々として連絡は来ませんでした。2週間で手続きが終わった。というネットの記事に絶望しながら待ち続けることなんと1ヶ月。

2023年の3/21に届いた連絡にはRejectの文字。

ゲボが出るかと思いました。
何が原因かも分からず、めちゃくちゃ調べました。
住所の書き間違えや、step1の登録の際のアンケートの記載ミス、クレジットカードの支払いのミス、大学がECFMG側から認可されていない、実習経験の不足などあらゆる可能性を考えました。

💣三つ目の問題

しかしその中で唯一可能性としてヒットしたのは、
直近で大学の学長が変わったことでした。
ネットで調べてみると、学長が変わったことを報告していないと何かまずいらしいのです。


もっと掘り下げていくと、アメリカに届けている学長のサインと今回提出した学長のサイン及びスタンプが違っていたことがわかりました。
サインは大学の共通のものではなく、各世代の学長それぞれが持つものらしいのでした。
それについて訂正の連絡を入れていなかったため署名とハンコが両方違うと言うことでrejectされたのです。

試験直前に詰め込んだ知識や初期研修採用試験の履歴書に記載するんだというモチベーション、さらには貴重な学生生活の春休みを溶かしたことへの絶望など色々な感情が渦巻いてどうでも良くなってしまいました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回の記事はここまでにしようと思います。
勉強方法や書類の申請方法など、具体的に掘り下げて記載したいなぁと思う部分がたくさん出てきましたね🥲
しかし一旦このまま進んでいこうと思います!
次回の記事は

未定です!!すみません!

移動時間にばちこり書き上げておきたいと思います。

ではまた!


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