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色違いで同じモノを持つ意味は?

みなさんは、同じデザインで違う色のものを買ってしまうことってありますか?私は幼少の頃より、そんな傾向があります。気に入ったら、懐が許す限り同じもので色違いを買う。そして使ってみる。すると、同じ形のはずなのに、身につけたり使っていたりすると自分の心の持ちようが違って感じられるのです。
それはあたかももう1つの分身のよう。心理学用語の『アルター・エゴ(もう1人の自分)』のように、自分自身を冷静に見直す、俯瞰するなど、いつもと違った視点に立つのは、常に何かに追い立てられるような現代人には、とっても大切なことだと考えています。
残り3日となりましたが、現在Makuakeで挑戦中のプロジェクトも、そんな「もう1人の自分」に焦点を当てたオリジナルのミニ万年筆。

エボナイトという素材にこだわり、いつも持ち運べるサイズにも拘ったミニ万年筆たちを作った背景には、そんな「もう1人の私」の視点に拘った思いがあったのかもしれません。

*エボナイトという聞き慣れない素材



同じカタチで違うイロの偏愛コレクション その1 キャップレス

パイロットのキャップレス万年筆

パイロットのキャップレス。ノック式では唯一無二の仕上がり具合が気に入ってます。海外出張では、これを持っていると「クール!」「ビューティフル!!」など結構声をかけられます。
マットブラックと艶のあるゴールドトリム。手に取る際には、特に時計との相性を気にします。ゴールドトリムのキャップレスを持って外に出る時は時計も可能な限りゴールドケースのものを選んだり。そんなところへ思いを巡らせる時間が、普段の暮らしに少しリズムを与えてくれます。

同じカタチで違うイロの偏愛コレクション その2 手巻き時計

最近は、結構頻繁につけている手巻きの時計。

今はブランド自体が廃業中のスイス製の昔の手巻きムーブメントを搭載した小ぶりの時計。主張しすぎないのが気に入っている。
若い頃は手巻きの良さが分からず、腕につけていれば勝手にネジが巻き上がる自動巻き時計を愛用していたが、ここのところ、外出前に竜頭をまわしてゼンマイを巻き上げる所作が気に入っている。靴やベルトの色と合わせて使い分ける感じ。茶系か、黒系かで、結構気分が変わるのが面白い。

同じカタチで違うイロの偏愛コレクション その3 イタリアの時計

今でもお気に入りのスイス時計。ある意味アルター・エゴ的な・・

人生最初(?)に清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したスイスの機械式時計。20年ほど前、このブランドの営業をするにあたり、一番ストーリーを語れるモデル(右)を手に入れた。その後、雑誌の取材の手配と同行の仕事で縁があって手に入れたイタリアの色気を感じさせる限定品。
スイス時計なのにイタリアで人気のブランド、エベラールは1930年代にイタリア海軍の将校たちがこぞって手にしていたブランドで、そこの頃よりイタリア市場を向いたデザインを取り入れている、面白い時計ブランド。
カジュアルか、ちょっと気の張る商談のある日か・・その日のTPOに合わせて選んでいます。

同じカタチで違うイロの偏愛コレクション その4 イタリアの美軸

こだわりのイタリア美軸のアルター・エゴ。

やっぱり忘れてはいけないのが、イタリアの美軸たち。画像の奥は
オレンジとブラックのコントラストが粋なナポリのブランドD-Nの代表作のDVとDVソワレとウフィッツィ・ストロッツィのアルター・エゴは、いずれもディティールにもこだわりがあります。
ただの色違いではないところが、イタリア人の"はずし"の美学。グッと特別感があります。

同じモデルで色違い。こんなモノたちを集めてしまうのも、モノへの偏愛なのでしょうか?











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