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1歳児とワンオペで台北旅行に行って考えた3つのこと

前回の韓国に引き続き、1歳の娘とワンオペで台北を旅行してきました。今回は私が台北に行って考えた3つのことについて書きたいと思います。


①よく聞くニュースについてきちんと理解することの大切さ

ウクライナでの戦争に続き、中東でも戦争が起き、台湾有事の可能性が高まっていると言われています。しかし、大変恥ずかしながら私は台湾有事がどういうものかよく分かっていませんでした。

今回台北に行くにあたりなぜ台湾有事が起きそうかと言われているかを調べ、ようやく背景を理解することが出来ました。

例えば台湾有事が起きアメリカが参戦すれば日本の米軍基地にも攻撃される可能性があり、日本に与える影響もかなり大きいのだということや、今回の総統選で中国統一ではなく、台湾独立の思い入れが強い民進党の瀬さんが再選すると、そもそも中国との統一を目指さない民進党政権が8年以上続くことになり、中国の警戒感が強まることなどです。

普段聞くニュースについては最低限社会人として背景を理解し、少なくとも自分たちにどのような影響があるのかは理解しておくべきだと強く感じました。

以下のサイトがとても分かりやすかったです。

②隣の芝は青く見えるものだということを理解した

台湾と言えばオードリータン氏がデジタル化政策を進めており、コロナが始まったころにリアルタイムでマスクの在庫状況が分かるアプリを開発したエピソードが有名だと思います。

オードリータン氏のリードで今やデジタル先進国になったと聞いていましたが、私の肌感覚ではデジタル先進国という感じはしませんでした。未だカードが使えないローカルストアは多いですし、台湾の有名な観光地九份はそれなりのレストランでさえもカードを使うことが出来なかったからです。

行政手続きや仕事面においてデジタル化が進んでいるのかもしれませんが、これだけのお店でカードが使えないことを考えると国民一人一人がデジタルの重要性に気づき、そのように行動しているとは考えづらいというのが私の感想です。

国民一人一人がデジタルの重要性に気づきそれを取り入れないと、マニュアル部分を残す必要が出てデジタル化を進めることが出来ないというのが私の考えであるため、日本と同じように高齢化が進む台湾では国民一人一人レベルに浸透するのに時間がかかるのではと考えました。

千と千尋で有名な茶屋もカードは使えない

③日本の脱コロナに対する姿勢がそれほど遅くないと思えた

台湾に行って驚いたのがかなりの人がマスクをしていたことです。行った際は冬場で日本と同じようにインフルエンザ対策をしているのかなと思っていました。

しかし、街にいると感染症対策と思われる透明の板が未だ残っていたり、バスに乗る際に手に除菌スプレーを運転手からかけられたり(一部のバスですが)して、コロナ対策でマスクをしている人も一定数いるのだろうと感じられました。

日本で今それほどコロナに対して敏感になっている人は(東京に住んでいる限り)、いないように感じられるのですが、台北ではまだ気にしている人がおり、遅い遅いと言われてきた日本の脱コロナ政策や人々の意識が実はそれほど遅いものではないのかもしれないと感じました。

今回は結果的に台湾の悪い面を中心に書くことになったので次回以降、台湾の良い面/日本の悪い面について書きたいと思います。