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無知でフリーのトレーナーになって分かった苦労と後悔、それでも感じる良さ③

私は今、フリーランスでパーソナルトレーナーとしての肩書を持ちつつ、仕事の幅を広げるために海外留学をしています。

こうして海外留学に来る前までは、緊急事態宣言の影響で図らずも国内でフリーのトレーナーとしての活動を約3年ほどすることになったのですが、
今回はフリーランスで働いてよかった!ということをお伝えしていきます。

※前回の記事では、苦労や後悔についての内容を記載しました。


フリーランスは、本当にいろんなことができる

やってみたい、好きだなと思うことって別に1つである必要はないと思うのです。

◆同じ職種でも、本当にパーソナルトレーニングだけが手段なのか?
独立当初は、パーソナルトレーニング(以下、PT)という仕事をメインと考えていましたが…そもそも、PTを受けられる人の条件が限られているのです。例えば、PTに毎週割ける時間と経済的な余裕があるかどうかを考えると、それに当てはまる層はかなり限られます。
それを自分の営業のために「自己流でトレーニングしているなんておかしいし、正しい姿勢でやらないとダメだよ、なんでPTやらないの?絶対やった方がいいよ!」というだけではなくて、PTやる人、スタジオで楽しくグループレッスンをやる人、YOUTUBEを見てやる人、外出て走る人それぞれ続けやすいと思うやり方で運動をしていて良いと思ったのです。
勿論、PTは正しい姿勢でトレーニングを継続するのにはとても良い手段なので、本当におすすめです。でも、ここで何が言いたいかというとサービスそのものの価値だけで人の行動変容はできないし、自分の伝え方どうこうは関係なく、お客様がそこに価値を感じなかった以上は「押しつけ」でしかないということです。

各々の合うスタイルで運動を提供していく
そうなったら、「健康のために運動する=ジムに来てもらうじゃなくてよくない?」って。柔軟になって、そして”こうじゃなきゃいけない”というある種の呪縛が取れて私自身の肩の荷が降りたのです。
大手の大型のスポーツクラブに属してPTをする、というだけじゃなく、
・大勢の人数に対してのインストラクション
・ヨガという一つの種類の運動に特化した個人経営のジム
・企業様に向けたフィットネス動画のモデル
・運動指導の様子をまとめた動画制作
・イベント企画運営
など仕事の幅は広がっています。そもそも何で私はPTを仕事でしたいと思ったの?という問いかけを自分自身にしてみると、その理由に基づいた手段は1つではないと分かるのです。

◆そもそも全く違う業界もありなんじゃない?
上記でお伝えした通り、「運動」「健康」をキーワードにしただけでも、いろんな仕事の可能性がありうるのです。「自分の今メインにしている仕事と関係ない」とシャットアウトせずにアンテナを張ってみると、思わぬところでつながりも見えてきますね。
改めて、自分の好きや強みって1つに絞る必要はないって思います。小回りが利いて色んな経験ができるのも、フリーランスのいいところではないかと思います。

逆に、自分の強みを徹底的に極めても良い

上記とは逆に、自分が使命をもってやっている仕事にフォーカスできるというのもフリーランスのメリットです。会社員では、PTばかりできるかというと、必ずしもそうではありません。窓口やお客様対応、顧客管理や清掃など、会社や上司の意向次第で色々な仕事をする場合があります。会社という組織に守られて給料が保障されている以上は「この仕事はつまんないからやりたくない」「これ、私じゃなくてもよくない?」といった個人の主張はなかなか通りづらいものです。私みたいな気にしいはそもそも主張できないです(笑)
その点、その道のプロフェッショナルとして働くフリーランスの場合は、依頼された仕事に対するYES/NOを選べます。この仕事は私の仕事じゃないなということは丁重にお断りし、より自分の専門分野の経験やスキルアップのために時間を使えるというメリットがあります。

フリーランスは、文字通り自由!

◆スケジュールは自分次第
私個人的に一番いいのはこれです。働きたい時に働く!
休みの日を決めるのに人と休みが被らないようにめちゃくちゃ気を遣うとか、逆に今は頑張りたいからめちゃくちゃ働きたいけど会社の決まりで有給消化しなきゃ!といって休みたいわけでもない平日に休む、みたいなのもあまりないです。
収入が減ろうが減るまいが、時間単価が高かろうが安かろうが、自分が納得して選んで行っている仕事なので、それに対して感じる不満もほとんどないのがとても心地が良いです。

◆付き合う人も選べる
人がたくさんいるところで働いている以上、会社員で同じ職場に合わない人がいて…というのはよくあることだと思います。(人が多い中で全員と合うなんてなかなかないですよね。)かといって、その度に転職をするのは大掛かりでとても気苦労がいります。
一方で、「私とは方針や価値観が合わなそうだし、これ以上関わらなくていいかな」と思った人とはサヨナラをする選択肢もあるところも、フリーランスの利点の1つではないかと思います。
社会人が抱える悩みやストレスの原因はほぼ「人間関係」と言われていますね。「この人と一緒にいるとなんか自分のことが嫌いになるな、疲弊するな」という人に割く時間は極力減らして、素敵なことや人へ割く時間に変えていけたら自分自身や周りのためにもなりますね。

フリーランスで活動して気づいたこと


◆会社員で働くことがすべてではない
無意識に自分で自分に植え付けていた「普通」「こうでなきゃ”いけない”」。
私は「会社員で一つの会社で定年まで働いてキャリアを築か”なければいけない”」と思っていました。というより、実際はそんな義務感ではなく、「当たり前」と思っていたから、まさかそんな自分が会社を辞めて転職はおろかフリーになるなんて今でも不思議に思っています(笑)
フリーランスになってみて、「何の仕事がしたいか」でなはく「どんな生き方をしたいか」にフォーカスするようになったと思います。
やりたいことや価値観なんて、きっと住む環境、人間関係、ライフイベントで変わってしまうこともあります。だから、その時のやりたいことや福利厚生に惹かれて転職しても、「隣の芝は青く見える」で終わると思いました。
その中で、変わらないもの、どんな状況でも譲れないものってなんだろう…そして、それが「なぜ」なのか自分自身に何度も問いかけ、それがフリーランスという選択肢に繋がったと思っています。
自分自身を形作っている「素」が分からないと、結局は他人の評価軸で自分の生き方や人生観を決めてしまうことになりかねません。
それが自分にハマれば良いですが、そうでなかったら辛いと思うのです。やりたい仕事ややりたいこと、資格やスキル・強み、福利厚生などの条件といった表面的なものではなく、もっと根底にある自分の性格や譲れないところ、軸を見つけるきっかけになったとも言えるかもしれません。

やらなった後悔よりやった後悔

◆何が自分に合ってるかなんて、やってみないと分からない
フリーランスはこのように小回りが利いて色んなことに挑戦できる可能性が広がっています。やるもやらないも自分次第です。繰り返しお伝えするように、やりたいことや強みって必ずしも1つである必要はないと思うのです。
例えばの話ですが、私は小説を書いたことがありません。でも、色んな小説を読み、学び、書いて出版してみたら、もしかしたら意外にヒットするかもしれません!(例えばの話なので決して小説をなめているわけでは勿論ありません笑)
関わったことのない業界、まだ出会ってすらいない世界はたくさんあります。「もう大人なんだし今更…」なんて気にする必要もないのかな、って私は思います。
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今回はフリーランスになってよかったことを体験を踏まえて書かせていただきました。

今後はいよいよ

留学の経験談

もお伝えしていきます。

それではまた♪
たくさん勉強や仕事・家事をして疲れたときは、少し気分転換に外に出て5分でも散歩をしてみてくださいね!

SK - 旅好きトレーナー
大学時代の授業で、運動・スポーツは、競技・娯楽・医療・社会貢献…と色々な場面で広く心と身体の健康に寄与し、食事や休養に並んで「健康」を構成するかけがいのない一要素であることを学ぶ。
同時に、実際には世界的に「若年層の運動不足」「生活習慣病」、日本に至っては「平均寿命と健康寿命の10年のギャップ」という厳しい問題について知る。若い時からの運動習慣が、将来に潜む生活習慣病や寝たきり/介護のリスクを下げることを知り、運動・スポーツを通した健康促進や自己実現に貢献すべく現職に就く。

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