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端午の節句にヨコハマ巡り 根岸なつかし公園 旧柳下邸 19.05.05 13:38

JR根岸線の根岸駅からほど近いと言うと言いすぎかなぁ?位の距離にある根岸なつかし公園旧柳下邸は横浜市の有形無形文化財。ジブリ映画、コクリコ坂からの舞台としても有名。

旧柳下邸は、明治の商人柳下氏により大正時代に建てられた建物。和洋折衷折り混ざった建物はアニメ映画の舞台になるのもわかる独特で、大正ロマンな時代の雰囲気を感じます。

こんなところにこんな建物を建てられるくらいですから、柳下さんは豪商なわけです。
豪商ともなれば一族の繁栄を願う端午の節句とは切り離せない。高い蔵の屋根より高く高くと令和最初の節句の今日も鯉のぼりが掲げられている。これぞ王道のこどもの日です。

坂を登って高台の邸内へ。
外観の立派さに対して邸内は当時としては当たり前の採光の悪さ。これこそ日本の邸宅なのだけれども、封建制度の雰囲気がやっぱりちょっと辛気臭い。

そして、邸内もやっぱり五月人形がこれでもかと飾られて、室内にまで鯉のぼりが。
鯉っていうのは縁起のいい魚で、最後は滝を登って龍になるという伝説の出世魚。
でも、そうなると、お父さん鯉っていうのは、龍になりそこねたってこと・・・。

まぁ、出世するばかりが生きる道じゃないだろう。家族思いのイクメンお父さんっていうのも今風だね。
手塚治虫だってなし得なかった、アニメ業界に世襲制を持ち込んだジブリの映画の舞台だからなぁ。

採光の悪い邸内。日本の封建社会の匂いが残る柳下邸。なんだかんだ言う割に、端午の節句ごとに訪れている。昔の日本を懐かしんで。


根岸なつかし公園 旧柳下邸はここ


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