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8月15日、令和最初の日本のいちばん長い日 靖国神社 19.08.15 05:58

8月15日。今年もこの日が来た。
終戦記念日。日本にとって特別な日。

早朝暗いうちにヨコハマを出て、首都高を走って靖国神社へ。

朝6時の開門前に靖国神社について、閉門であることを確認して千鳥ヶ淵を散策。
開門に合わせて戻ってくるとさっきまでの静寂が嘘のように門の前に人だかり、マスコミだかりが。

一時ほど右翼の街宣車が減った気がするのは気のせいだろうか?
それも時代なのか?

順列を作り整然と開門を待つ参拝者。
朝が早いためか、まだおかしな軍人コスプレイヤーは登場しない。
列を作る参列者とマスコミが同じ数くらい居るのでは?
日本の今日、この場所が特別な場所だということはみんな理解しているようだ。

A級戦犯の極秘合祀以来何かときな臭い靖国神社。大胆なことをしたものだと思えてならない。
A級戦犯も戦争を始めたとか、なんとか方面の司令官だったとかで罰せられるのは戦争なんだから仕方がないだろうとも思うが。最も、軍のおえらいさんは、他国、他人に言われるの前に責任をとって自決してもらいたかった。生き恥晒して絞首刑じゃ責任感ゼロじゃないか。そんな連中やマスコミにそそのかされて威勢のいいことを言われて若い命が散らされたのかと思うと悲しくなる。

戦争に理不尽はつきもので、軍隊という得体のしれない権威に乗っかった連中と乗せられた連中とそれを信じた市民とが、メクラ暴走をした結果の敗戦。勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無しは、後に野球の野村監督が行った言葉だが、負けるべくして負けた。そうとしか思えない。

絞首刑になったA級戦犯は、12月23日。平成天皇の誕生日に巣鴨で執行され、横浜西区の久保山斎場で荼毘に付され遺骨は東京湾に散骨された。

実際はA級戦犯よりも、B,C級の戦犯のほうが極悪な気もするけれども、難しいことはよくわからないのでどうこう言うつもりはないが、これもまた不条理の1つかもしれない。
そして、天皇についても。


開門と同時に参拝の列は粛々と拝殿へと進み参拝をして九段の坂へと散っていく。
どういう人を招いているのか知らないが、靖国神社でも式典が有るらしい。
そして、個人では何もできず、みんなでないと参拝もできない国会議員の人たちを待つマスコミの群れ。
終戦から74年も経つっていうのに、何をしているのだろうか?

三々五々帰宅する参拝を済ませた人。
ドンドンと押し寄せる新たな参拝の人。

普段着の人、背広の人、喪服の人、つなぎの人、軍服の人。
思いは色々だ。

年に一度、今日ここでしか会えない人同士がお互いを認めあっている風景を見かけた。
きっと、ネットも何も使えない世代の人が唯一の生存確認をしているのだろう。
あれから74年か・・・いろいろがことがあっての74年。

身を捨てた若い兵隊さんには改めて敬礼。みなさんのおかげで、こんな日本になっています。
威勢のいいことばかりを言って、都合よく立ち回ったお偉い兵には肘鉄だ!


靖国神社はここ


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