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台風15号一過のヨコハマパトロール 19.09.09 13:29

昨晩から未明にかけて久しぶりにすごい台風がゴジラの如く東京湾を駆け上がった。
ヨコハマの高台の高層階に住む身としては風が吹く、建物が揺れると久しぶりの自然の猛威。
アパートの小洒落たガラス張りのエレベータホールのガラスが風で粉砕されていて、出入りするのも大変な状況。
とっくに雨は上がって晴れ間も見えているというのに、計画運休のJRが一向に運行を開始せず、結局午前中にオフィスに辿り着けそうもないので有給休暇に。
人間万事塞翁が馬。予定外の休日となった。

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台風一過とはよく行ったもので、過ぎてしまえば驚くほどお天気が良い。
JRが動かない理由は倒木だということはわかっていたけれども、まさかこれほどの被害になるとはこのときは思いもよらなかった。
ヨコハマの山手まで来て奇珍でランチを食べたのでなんとなく観光のヨコハマをパトロールをしてみた。

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最近みんな当たり前のようにバイクを止めている開港記念広場にバイクを止めてヨコハマの街へ。
街路樹の枝が結構折れて歩道を塞いでいるところがある。
ヨコハマ自慢の銀杏の実もほぼ落ちていると思って良いのでは。
変色しだしたイチョウの葉も枝ごと落とされていて・・・今年の秋は楽しめそうもないなぁということが確定。
どれだけすごい台風だったのかを思い知らされたり。

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それでも観光のヨコハマは今日もその姿は健在で、観光客の姿も結構ある。
街をウロウロしている観光風の人も、帰るに帰れなくなった人たちだとしたら可愛そうだけれども。

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日本大通りから中華街をまわって山下公園に出る。
山下公園の被害はなかなかのものだ。
街灯はねじれ街路樹は根こそぎ掘り起こされている。
街路樹の根が驚くほど小さい。とかいの生ぬるい自然だとこれくらいで生きていけるのだろうが、自然の驚異の前ではほとんど無力だ。
山下公園の樹木の殆どに黄色い規制線がはられている。いつ倒れてもおかしくない状況なのだろう。

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ヨコハマ自慢のバラ園も大被害。
銀杏といい、バラといい、台風のおかげで今年の秋は散々だな。


ヨコハマがこの程度で済んだのは東京湾を駆け上がった台風の左側だったからと言われている。右側を請け負った千葉県は大被害になっているようで、このときにはそんな事になっているなんて言う情報すら無かった。
最終的に停電が解消されたのは1ヶ月近く過ぎた後。ピークは過ぎたとはいえ酷暑の中よくもまぁ我慢ができたものだ。
後から聞いた話では、千葉県が災害用に備蓄していた発電機は使われないまま倉庫に眠っていたそうだ。土砂崩れや倒木だって平時に撤去なり対策をしていなければいけなかったこと。電柱が倒れるなんてもっての外だろう。

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今となっての台風15号の教訓は勢いだけのタレントじゃ知事は務まらないということだろう。なんでもないときなら別に誰がやったって同じだろうが、いざというときの危機管理ができる人物を選ばないと・・・人の命は預けられない。

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東京湾を駆け上がった驚異はをゴジラに例えたが、ゴジラは体外千葉になんて見向きもせずに、三浦に上陸したり、横浜に上陸したり、最近だと鎌倉に上陸したりと、驚異は神奈川側に集中していた。
千葉川に上陸して大暴れしても報道が遅れることとインパクトが少ないことはゴジラも承知済みだったのか。
さすがゴジラはハリウッドも一目を置くエンターテナー、青春の巨匠よりは世の中のことをわかっている。

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