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ラーメン博物館という至福のワンダーランド 19.05.08 18:06

ここのところ、ラーメンの話が多いなぁ。
でも、ラーメン好きだから仕方がないか。
実際ラーメン依存率高いわけだし。

で、横浜に住んでいて、ラーメンが好きで、ラーメン依存率が高いとなると、ラー博好きということになるわけです。
ラー博とは、新横浜に有るフードテーマパーク、新横浜ラーメン博物館のこと。

横浜の東海道新幹線駅でおなじみの新横浜の駅から徒歩数分。
NHKの朝ドラでも有名な、日清チキンラーメンが発売された昭和33年の町並みを再現したフードパークで、全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行けるがコンセプトなのだけれども、新横浜という場所がなかなか普通の横浜市民には足が遠く、飛行機には乗らなくても横浜線や市営地下鉄に乗らないといけないという敷居は実は結構高かったりする。関内とか、桜木町とかみなとみらいとか、ヨコハマ観光の中心地なら問題も少ないのだけれども、立地的になかなか市民全体に愛されるとは言い難いのも事実です。

幸いなことに私の住む神奈川区はラー博が有る新横浜の港北区の隣の区。地下鉄で2,3駅というありがたさ。バイクなら数分の位置関係は君のためにつくったと言われてもまたまたそんな・・・とも言い難い。
そうなると、日頃からラーメン好きなわけで目が向く足が向く・・・となるわけです。

昭和33年を完全再現した館内は昭和のオヤジを気取るオイラですら未知の空間。
でも、こんなだったよなぁと懐かしく思い出せる程度の思い出は有る。
国営放送の朝ドラが描いた昭和33年は正直ちょっと明るすぎで、本来は街の雰囲気から街頭の感じや日本の政治的立場からもっともっと暗かったはずで、そういう意味でも当時の再現性はNHKの美術人を遥かに凌駕するラー博美術。

この頃初めてチキンラーメンが開発されラーメン博物館という至福のワンダーランドたとなると、それまでインスタントラーメンというものが日本に、世界に、宇宙に存在していなかったことになる。
チキンラーメンがないとなると、当然サッポロ一番だってなく、チャルメラもなく、ラ王もない。マダム陽なんてもっての他。この頃、皆なに食って生きてたんだろう?インスタントがなく、冷蔵庫だって有るかないか。なま物なんてどうすれば良いのか男やもめにウジが湧きそう。それや、既婚率上がるわ。何しろ寄り添って生きるしか道がなさそうなんだから。

社会批判は別にして、昭和の町で食べる全国のラーメンはそりゃひと味もふた味も違うわけです。
名物は現地で食べろはよく聞く話。ラーメンも当然そうなんだろうけれども、食べたいときに食べられるかという、時間軸っていうのも重要な気がする。

そういう意味でもラーメン博物館は面白い場所。
出店しているお店も一流どころ。
もう少し横浜市民に愛されてもいいと思うんだけれども、普段混雑の館内を見渡すと、インバウンドだらけじゃないかとなるのが残念感。ここまで連れてきて、勝手にラーメン食わしておけばツアーが成り立つから旅行会社的にはありがたい話なのだろうけど。

そんな、愛してやまない、ラーメン博物館の話です。


新横浜ラーメン博物館はここ




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