恋々

学問と音楽と創作が好きで社会が苦手です。楽しく生きたい

【SS】ブラックホールの閃光を射よ―4月10日の新発見に寄せて―

はじめて、人類の歴史の中ではじめて、ブラックホールが人間の目で見えたって、世界同時記者会見がありました。わたし、ひとりぼっちの食卓で夕御飯を食べながら、記者会見の中継を見たの。ディスプレイに映し出される、橙の、ぬくいような、さみしいような光、あれが消えてゆく星の輝きなら、何て美しいんでしょう。

あなたは星を見るのが好きでしたね。山のむこうの草原まで車を走らせて、シートを引いてふたり、肩を寄せ合っ

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高野山に行ってきたのと宗教についての徒然

日帰り旅行で和歌山県が誇る世界遺産、高野山に行ってきました。

JR西日本が期間限定で取り扱っている切符に、春の関西1デイパスがあります。季節ごとに期間を定めて販売しており、現在のデイパスは5月30日まで。

春の関西1デイパス:JRおでかけネット ※公式HP

滋賀・京都・和歌山・奈良・兵庫・大阪の二府四県のJR区間内が1日限り乗り降りし放題、更に京都市内観光チケット(京阪)・高野山チケット(南

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スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ作品を読む

はじめに

本稿は恋々(以下執筆者)が開催した『晩冬☆スヴェトラーナ読書会』による感想を纏めるものであります。なお読書会の参加者は執筆者一人である為(当然だね)、以下の記事はすべて執筆者の主観によるものであることを留意されたい。
今回はスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチという作家の書いた作品のうち五作品を紹介します。ソ連中心というか戦争物中心というか、内容物にそこそこの偏りがありますが、あしからず

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誕生日と新年度によせて

3月22日で年がひとつ重なった。わたしにとっては、元旦よりも年度代わりよりも一年という歳月を実感できる日である。インターネットの多くの人々や家族、大切な友人に祝っていただき、生存を確認できたことはまことに喜ばしいことであった。

誇大妄想癖にありがちなように、わたしは日々あらゆることへの期待と失望を膨らませている。実際のわたしは布団の中から一歩も歩みを進められないのに、わたしの心中は常に荒れ狂う嵐

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休学無職になってからのetc

2018年が終わってしまいましたね。

最後にnoteを書いてから、いくつか、衣を脱ぎ捨てるようなことを行いました。大学に休学届を出して、冬のはじめに仕事を辞めて、12月の末ごろに掃除をして、何年かぶりに自室の床を見ました。
休学届には鬱とPTSDと書かれました。おそらくは、2018年以前から具合は悪くって、それこそわたしが観測するよりも昔からだったのかもしれないけれど、それに、夏に起きたある出来

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