最近曲はバカスカ作れどNoteをサボりがちだったのですが　これはなぜか書きたくなったので
列車の曲を作りました　対になってて同時再生できるやつ

今回の曲はどちらも丸サ進行　哀愁ありつつジャジーで　この明るすぎず暗すぎずの境界みたいなのが似合いそうかなと

この曲たちを作る最初のきっかけとなったUTAU音源キャラクターである飴唄ニレチさんの乗務するのは環状線であるという設定がそもそもあったため　ひたすら最初から最後までコードは丸サ循環です
幽霊にしても暴走にしても　歌詞がなんかみんな循環から抜けられない・終わりたくても終われない雰囲気あるよな・・・というのもちょっと入ってたりします

当方macユーザーにつきUTAU、使いたいけど使えねえ〜〜〜！となっていましたが、音源作者である大槻メトロさん（https://twitter.com/metron_210）にMIDIデータと歌詞から調声をしていただくことで具現化することができました　本当に感謝です・・・！！

ちなみに歌詞に落とし込むべくなんとな〜く自分が勝手に考えた背景・ストーリーとしては（環状線では稀かもですが）近年鉄道は老朽化・利用者減により設備維持が難しくなるケースがままあります
そのパターンに則り、かつては電車が走っていた路線が架線撤去され今となっては気動車化、それでもなお存続の危機という背景みたいな雰囲気で歌詞を書きました
暴走列車は存在意義を疑われながらも惰性で走り続ける姿が弱小クリエイターの在りかたと重なったというのもあります
一方幽霊列車は幽霊なので当然過去の時代の姿をそのまま残します　時間が止まっているので・・・
だから暴走列車はエンジンを吹かして白煙吐きゆくし、幽霊列車のパンタグラフは虚空を切るわけです　時代のずれを感じていただけると嬉しいです
もっともニレチさんは怨霊モードの原案的に絶対蒸気機関車のがハマるんだよな〜というのはあったのですが　この2023年にNa-Naのオリジナル曲として構築した結果この形に収まることとなりました　許してくれ〜メトロさん・・・

統括するとレトロで日本的なリズム、地を這うような感じと浮遊感が同時にあるような中で夜空に星が光ってるイメージ、飴唄ニレチさん&飴唄にぽさんの自分なりのキャラソン的な部分があるのが幽霊列車
跳ねるリズムで現代感+空元気感　乾いたうら寂しさ、人が減った感じを出すためあえての少なめトラックでクリエイターの自虐ちょいネタソングとしたのが暴走列車といったところです

X（Twitter）でも書きましたが、楽器・トラック数・絡むメロディーなどなど・・・1曲ずつで成立しつつも、同時再生できれいにまとまるバランスを探るというのも難しくも面白いところでありました　
勿論同時再生するとどんだけ頑張ってミックスしても隠れちゃう音（特に幽霊列車）があるので　同時再生から入った方は幽霊列車だけでも単独で聞いていただけるととっても嬉しいです

長文となってしまいました　ここまでお読みいただいて本当にありがとうございました・・・！！